RGM-79QX ジムクゥエル技術評価試験機

フロントビュー。

ジムクゥエルをベースに頭部を除く上半身部はガンダムマークⅡにほぼ入れ替わっています。検証試験内容はムーバブル・フレームの実働強度検証と全天周囲モニターの稼働試験などの技術的な部分のテストヘッドとして運用されてました。頭部がジムヘッドに換装されている理由として新型ガンダムの開発をまだ秘密裏に行うためのカムフラージュとしての施策である。そのためかマークⅡに搭載されている光学センサー関係を全てジムヘッドに組みなおすという荒技をつかっています。

検証試験機とはいえベース機はジムクゥエルなので性能は既存の機体としてはマスプロ機よりも頭ひとつ抜けた性能を示しましたが、見てわかる通り試験機体ゆえのアンバランスさは筆舌に尽くしがたいものがあり尚且つ自機を制御するOSもジムクゥエルの既存OSにマークⅡのOSプログラムの一部を割り込ませる形を採ったため予期せぬバグや作動もしばじは見られた危うい機体でもあったらしい。

検証試験機とはいえ試験宙域での敵勢力や武装組織などとの遭遇に備え武装としてビームライフルとビームサーベルおよびシールドを装備してます。ビームライフルに関してはジェネレーター供給タイプ（ボウワ製）だと純粋な出力データ採取のマイナス要因に繋がるため先行して開発が進んでいたEパック方式のライフルを装備する選択に至っています。

バックビュー

マークⅡと同型のバックパックを装備していますが機体のマークⅡ準拠パーツ含有率が40%に満たないため全開出力を出すと機体の爆散を引き起こす可能性がらあるためリミッターを設けて使用する対策がなされています。

カラーリングはテストヘッドらしくグレーにオレンジの試験機カラー。

公式記録自体が無いため試験記録などの情報が表に出ることは無いが一説によるとルナツー宙域近海での試験中に武装組織との交戦があったとの一文が後年に開示された記録から読み取れる。尚テストパイロットをオーガスタ研究所の出身者を中心に選考していた為か「フォルド・ロムフェロー」やアナハイムから出向という形で選考しようとしたためか「ペッシェ・モンターニュ」等の名があったとされるが搭乗記録等は残っていないため搭乗者がどのような人物であったかは不明となっている。

こんな感じでIFの設定マシマシで作ってみましたが試験機特有の奇抜なカラーリングやパーツ構成など色々楽しませてもらいながら製作してました。無限に考察できる宇宙世紀の裏側を楽しめた製作作業でした。