妄想戦線
本来ならランバラルに受領されるはずだったドムであるが、その前に本人が戦死したことによってその存在が宙に浮いてしまった。
本機はア・バオア・クーに保存されることとなる。
というのもすでにランバ・ラル用に改造とチューンが進んでおり、一般兵には扱いの難しいものとなっていたからだ。
ほかのエースに回される案も出たが、機体の癖が強く、また彼らにはすでに自分用にチュ-ンされた機体が存在したために引き取り手が見つからなかったのだ。
そうこうしている間に戦局は傾き続け、ア・バオア・クーが戦場となった。
撤退するジオン兵とそれを追撃する連邦軍という構図が出来上がった時、どこからともなく一機のドムが撤退を支援しに現れた。
ドムR35カスタムである。
機体色を紫に塗装しなおしたドムは追撃してくる連邦軍をひきつけ、激しい戦闘を繰り広げながらも善戦、結果多くのジオン兵が生きて本国に戻ることができた。
後にそれがア・バオア・クーに保管されていたランバ・ラル用のドムであることが記録映像から判明したものの、そのパイロットが誰かについては最後まで分からなかった。
明らかにエース級の動きであったが、該当するような人物がいなかったのだ。
撃墜された記録がないため、生き残ったジオン兵はいつかどこかで感謝の礼を言うことを夢見ている。
最後まで見ていただいてありがとうございます。
固く分厚く、それが重装甲のジャスティス‼
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しがないプラモ好きですが、頑張って作ったのでよかったら見て行ってください。
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