放送30周年を控えた“新機動戦記ガンダムW(ウイング)”から、後半主役機のウイングゼロ。
いつか出るであろうRG版を待ち切れずに手を出しましたが、やはり翼の開閉ヒンジが気になる。
しかしそれを加工する技術と、何より度胸が無い。
というわけでバックパック丸ごと差し替えパーツを用意、ビルドファイターズのif機体として制作。
“ガンダムビルドファイターズ”の主人公“イオリ・セイ”が、同作の主役機“ビルドストライクガンダム”を完成させる前の試作機・試行錯誤の合間の作品、という脳内設定で、パーツ差し替え程度のミキシングを施してみました。
また、金色に、初めて使うメッキ調スプレーを取り入れ、私のガンプラ製作においても“試作機”となりました。
“とりあえず、ウイングゼロをベースに考えてみよう。ゼロシステムは…一旦、OFFにしておく”
ガンプラバトル世界大会に向けた、世界で唯一つの、“自分専用のガンプラ”。
そのヒントを掴むため、シミュレーションに精を出す。
“実体盾が干渉して、可動範囲に影響する…まずは1つ目の課題だ”
シミュレーションからガンプラと自分の、向き不向きを洗い出す。
“しまった、ライフルが!”
腕にビームシールド発生器を搭載し、実体盾を廃してみた。
しかし…
“ライフルを落としたら、射撃武器が乏しくなる…もう一つぐらい、手持ちじゃない強い火器が欲しい”
“ビームシールドは出力するタイミングが難しい…かと言って、出しっぱなしにしたらエネルギーがすぐ底を付く…こっちは保留かな”
シミュレーション結果から、さらなる課題を洗い出す。
“とりあえずフリーダムガンダムのバックパックを使ってみよう、これなら機動性も保てる”
対戦ゲームに於いて、やはり機動性は大事な要素。
“うっ……サイドステップが間に合わない、カバーを開くラグでタイミングが遅れた!”
原型機の“使いにくいところ”は改善ポイントとしてカウントしておく。
“肩のスラスターは展開式をやめて常時展開、これでサイドステップが使い易くなった。
肩に仕舞えなくなったビームサーベルは、とりあえず腰に移してみた”
シミュレーションをステップアップし、“過去の有名ファイターのデータ”とバトルしてみる。
“相手はストライクガンダムのカスタム機…シンプルで使い易いベース機に、オプション装備とストライカーパック交換で特徴を持たせている。
なるほど、見えてきたかもしれない”
漠然としたイメージが、形を持とうとしている。
ベース機、ウイングガンダムゼロ(オリジナルカラー)の前後ろ。
工作は、ゲート痕処理、肉抜き穴埋め、エッジ尖らせ、パーティングライン・段ズレ・ヒケの対処、一部パーツの合わせ目消し、市販パーツ貼り付け・埋め込み、孔空けによるディティールアップを実施。
下記はウイングゼロのパーツを対象にした工作。
肉抜き穴埋めは、首関節ポリキャップ、足首関節、足裏、ツインバスターライフルの黄色部(キャリーハンドル?)、シールド裏に実施。
合わせ目消しは、肩関節ブロック、脛前面、バックパックの翼アーム部、翼スラスター本体、ツインバスターライフル、シールド先端部に実施。
胸部マシンキャノンカバー、肩アーマーサーベルラック部の凸部(指の爪等を引っ掛けるための突起)を削り落とし。
肩アーマー内部の可動式スラスターは上下逆に取り付け、下から覗いたときの見映えを向上。
胴体内部にプラ板を接着し、肩のポリキャップが奥に入りすぎないよう現物合わせで調整。
首関節ポリキャップ、腹部の白に塗装したパーツの底面、股関節の太腿接続部分を1mmずつプラ板で延長してスタイル調整。
併せて、足首関節の接続部にストッパーを噛ませ、接続後の外に出る部分の長さを1mm延長。
ツインバスターライフルのトリガーガードを削り、“トリガーに指が掛からない問題”を緩和。
併せて、銃口先端の上下に分かれている表現のディティールを埋め、シンプルな筒型の銃口に変更。
シールド横の、ウイングバルカン部は(孔開けに失敗したので)丸っと削り落とし、分割したツインバスターライフル接続出来ないので変形機構は忘れる、という割り切りモデリング。
不要となったツインバスターライフルのシールド接続穴も埋めています。
パーツを差し換え、ウイングガンダムビルドゼロの前後ろ。
ここからはキット外の差し替えパーツについて、今回用意した物は下記の通り。
肩アーマー:HGBFビルドストライクガンダム 上腕との接続は3mmプラ棒(適当なランナーを切り出して使用)
腕・ビームシールドエフェクト:HGCEライジングフリーダムガンダム
手首:HGUCジム系の汎用手首(右角度付き銃持ち手、左右銃持ち手、サーベル持ち手、握り手、平手)
腰サイドアーマー+ビームサーベル:HGBFビルドストライクガンダム
バックパック:HGCEフリーダムガンダムのもの 翼の先端をプラ板で少し延長してから削ってエッジ尖らせ
それぞれ、元のウイングゼロのパーツと換装して出撃可能です。
カラーリングはEW版ウイングゼロ、ビルドストライクを意識しつつ、赤を減らし、青と白を増やしてバランス調整してみました。
“試作機感”は薄れますが、好みのバランスになりました。
パーツ加工中の1枚。
合わせ目消しを行うパーツは、後で塗りにくくなる箇所(主に内側になるパーツ)を、事前に黒サフで塗りつぶしてから、接着しています。
付属品一式。
■塗装レシピ
白:黒サフ→シルバーリーフ→グランプリホワイト→つや消し
バラエーナ白:黒サフ→シャインシルバー→グランプリホワイト→つや消し
赤:黒サフ→シルバーリーフ→キャラクターレッド→つや消し
青:黒サフ→キャラクターブルー→つや消し
黒:黒サフ→ダークブルー→つや消し
金:黒サフ→メッキ調スプレー・ゴールド→光沢
関節類グレー:黒サフ→ブライトガンメタル→つや消し
首関節用ポリキャップ:PPプライマー→ブラック→ブライトガンメタル→つや消し
その他ポリキャップ:PPプライマー→ブライトガンメタル→つや消し
ツインバスターライフル黒:黒サフ→MSグレー連邦系→つや消し
シールドジョイント:黒サフ
ビームサーベルエフェクト(クリアピンク成型色を使用):先端側にメタリックレッド→根元側にベースホワイト→全体に蛍光ピンク
ビームサーベルエフェクト(クリアグリーン成型色を使用):先端側にメタリックグリーン→根元側にベースホワイト→全体に蛍光グリーン
ビームシールドエフェクト:表面にガンダムマーカー・光の翼ホロブルー→光沢
ツインアイ・頭部センサー:キット付属シールを使用
胸部センサー内部:市販のシール素材を使用
その他部分塗装、墨入れ:ガンダムマーカー各種→つや消し
“ビルドゼロでのテスト後、本体はもっとシンプルに、特色の切り換えはストライカーパック交換とモードチェンジで、という方針でビルドストライク製造に着手した”という脳内設定で終わります。
“これが、僕の零号機…名付けて、ビルドゼロ!”
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2021/12/01から始めました!
最近の作品や過去作から、色々上げていこうと思います。
2024年も、毎週1ネタ投稿を目標に上げていきます。
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