機体設定　MS−06 ザクⅡ 重力戦線

一年戦争時全期間を通して宇宙、地上問わずジオン公国軍の主力MSとして運用されたザクⅡはキシリア・ザビが”重力戦線”と名付けた地球侵攻作戦においても主力MSとして運用された。緒戦では対MS戦闘に不慣れな国連軍および各国正規軍をこれまでの陸戦兵器に無い3次元的な動きと重武装、重装甲で圧倒。兵士たちからは”一つ目の巨人”と恐れられた。しかし、弱点が無いわけでもなく各関節部および股間部は80ミリ以上の火器攻撃で破壊される程度には弱く、鹵獲機および各部隊の戦闘データから国連軍はリジーナ対MS重誘導弾を装備した対MS特技兵部隊や61式やM1戦車を運用する機甲部隊、更に歩兵部隊でもAT4、RPG、TOWといった携帯式、または車両搭載型対戦車火器でザクの弱点を集中攻撃する事でこれを撃破した。また、地球でのザクの脅威を目の当たりにしたジャブローの保守派は米国などの後押しを受けた総司令官レビル将軍が推進するMS開発運用計画”V作戦”を承認せざる得なくなるなど地球側の兵器開発をも転換させる事となった。