HGUC ジュアッグ

とある宙域の小惑星。

ジオン残党部隊の整備工場は、ネイザースによってついに拠点が暴かれ幹部は抗戦より移転を決断、唐突な引っ越し準備にこれまでにない慌ただしさでごった返していた。

「整備長、コンテナの積込みは完了しました。後は整備長の荷物だけですよ！」

「俺のはいい、準備が出来たならお前も早くランチに乗れ！」

「えっ　整備長、まさか！？」

「ああ、俺はこいつでイナL/Rと殿を務める。」

「えぇっコイツですか？頭部に被弾して放置してたヤツじゃないですかっ？それに整備長、操縦は出来るんですか？」

「もう穴を塞ぐ鉄板も惜しいから対空防御向けに整備を終えたところだ。なぁに動き回るワケでもないからな、荷物が粗方片付いたらとっとと逃げるだけだ。」

「それにしても、もっとマシなMSは用意出来なかったんですか？ズゴックの部品とツギハギじゃないですか。」

「俺が昔所属していたヒューエンデン基地の守備隊MSも有り合わせのものやスクラップ行き間近のモノでなんとかしていたんだ。そんな中で俺も先輩達に生かされてきた。俺にも同じ事をする義務がある。」

「だからってこんな装備じゃイナL/Rの足手まといにしかならないですよ。」

「いや、コイツの役目は中近距離じゃないからな。」

「コイツで母艦を叩く！まさかこんなゲリラ基地相手なら戦艦もいいとこ一隻だろう。落とせなくともエンジンの一発も潰せれば逃げ切るには充分だからな。」

「いや、よくこんなモノ用意出来ましたね。」

「ずいぶん前に戦艦の残骸から主砲を回収していたんだ。元々は奇襲のためだったから2発撃ったら後は鈍器にしか使えないけどな。」

「さぁ、分かったら行け！」

「整備長、新基地で待ってますからね。絶対無事に逃げ切ってくださいよ。」

「いいから行けって、変にフラグ立てるような事は言わせるな！」

「あ、バレました？（笑）」

はい、というワケで久々の妄想にお付き合い頂きまして、ありがとうございます(gundam-kao5)

アイデアの枯渇と技術不足で半年もかかってしまいました(gundam-kao9)

そんなこんなで今回は各所に相互様のアイデアからパク・・参考にさせて頂きました。

整備長の出撃を決めたのはさーしースーさんの投稿

から、ストーリーを紡いでみました。

とにかく悩んだのが右腕の武装でした。

増加装甲と頭部ミサイルのためにike_k5さん

https://gumpla.jp/author/ike_k5

発明のDSOBLKを入手するために行った百均でコイツを見つけてしまったのが運の尽き、ハイパーメガ粒子砲を持たせると決めたはいいものの、最終的な完成形に辿り着くまで何も手に付かない状況が長くなってしまいました(zaku-kao4)

武器のカラーリングは、ゆずはる13さん

https://gumpla.jp/author/yuzu13

のボディカラーをワンポイントに入れるアイデアを拝借しました。

大型武器も一体感が増してまとまった様に感じますが如何でしょう？

同系色のザクに持たせてみました。

案外しっかり持てちゃうのですが、一発撃ったら腕の交換だけでは済まなそうです(gundam-kao2)

今回アイデアを拝借した皆様は勿論、色んな形でモチベーションを上げてくださる皆様、今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。