ハイゴッグ　改　パラディサエア

一年戦争終結直後、
命からがら地球圏を脱出したジオン残党、
アクシズに辿り着いて開いたコンテナに紛れ込んだ一体のハイゴッグ。
たまたま、以前ゴッグの改良経験を持つメカニックが居合わせたことにより再び宇宙用に転用された。

とはいえ、物資の少ない状況でMS用の部品には限りがあるため、放置されていた開発途中のMA用の大型ジェネレーターを無理矢理ボディにねじ込んだため、頭部も腹部も飛び出す形状となった。

せっかくの大出力、ゴッグから軽量化されたボディに充分過ぎる超加速、肩羽根と脚部のスラスターによる急旋回も可能となった。

それでも有り余る出力を腹部前方のメガ粒子砲に当て、更にはMAに搭載予定であったサイコミュを転用し、ようやく機体と出力のバランスが保持された。

巡航形態。
高出力のスラスターから腕部を守るために採られた形状が極楽鳥をイメージさせたため、通称「パラディサエア」と呼ばれる。
地球降下中のクワトロ大尉がデータを確認した際「ナイチンゲール」の構想につながったとかつながらなかったとか・・・

しかし敗戦間もないジオン残党に、大出力かつピーキーな機体を使いこなせる者はなく、強化人間の研究が進むまで倉庫の片隅に追いやられたまま忘れ去られた。

時は流れて0094年、アクシズ降下前に放棄されたコンテナに眠っていた機体を回収したジオン残党、ティターンズ崩れの傭兵を雇い入れたことで遂に日の目を見る。
「組織なんて関係ねぇ、戦りたい奴と戦れればいいんだよ、待ってろよ、カミーユ・ビダン！」
「おい、あのオッサン、ニュータイプでもないのに使いこなしてるぞ！？」
「線がつながってりゃ海ヘビと変わらねぇんだよ～！」

ハイ、いつも通りの妄想です（笑）
エアコンの故障等から、すっかりご無沙汰してましたが、5周年コンにギリギリ＆バタバタの投稿です(⁠･⁠･⁠;⁠)⁠ 

色々(いつも通り)ラフな造りでお見せするほどのものは無いのですが、今回のこだわりポイントは、シンメトリーな機体に対してアシンメトリーなデカールでちょっと変化をつけてみました。
黒の光沢はもっと気を使わなきゃなぁ、というのが一番の反省点ですね。

この仮組みから更にバランス調整するのに時間がかかりました(⁠^⁠^⁠;)

最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m