こんにちは。
友達から「ガンプラを買った・塗装とかもしてみたい」という連絡がきてテンションが上がりきった結果、入門におすすめの簡単仕上げみたいなものをまとめてしまいました。
友人にはいらぬお世話かもしれませんがガンスタの皆様の中で「ちょっと塗装してみたいけど何から始めたらいいか不明」みたいな方がいらっしゃったら参考になれば幸いです。
※もっといいやり方がある!というご意見もあるかと思いますが、私の知識の範囲で紹介しておりますので大目に見てください(gundam-kao5)
「簡単仕上げ」と一口に言っても色々あると思いますが、今回は以下の作業で実施しました。
①アンテナの鋭利化
②部分塗装
③スミ入れ
④トップコート(つや消し)
今回使用した塗料などの紹介です。
●部分塗装に使用(紹介しているものは対溶剤性が高いのでお勧めです)
シタデルカラー(水性塗料)
・ベース RETRIBUTER ARMORD(ゴールド)
・ベース CORAX WHITE(ライトグレー)
・ベース MECHANICUS STANDAED GRAY(グレー)
・ベース CORVUS BLACK(黒)
・レイヤー WARPSTONE GLOW(緑)
・レイヤー EVIL SUNZ SCARLET(明るめの赤)←写真に載せ忘れました
コピックアクレア(カラーペン、水性)
・Mustard Yellow(黄)
・Silver(銀)
コピックマルチライナー0.05(黒ペン、水性)
●スミ入れに使用
Orenz 0.2mm(シャーペン、HB芯使用)
●トップコート(≒仕上げ用スプレー)
Mr.スーパークリアーUVカットつや消し(ラッカー系)
道具はそれぞれ、別のものに置き換えてもらっても全く問題ありません。個人的に使いやすいもので構成しています(つや消しスプレーはテキトー)
①アンテナの鋭利化
HG・EGのガンプラはアンテナに「安全フラッグ」と呼ばれるもっさりした部分があります。
まず左の写真のように少しフラッグを残してニッパーで切除し、あとはヤスリで整えます。
ヤスリの使い方は省略していますが、今回やったのはざっくりと「金属棒ヤスリ → 耐水紙ヤスリ600」くらいだったと思います。
私の好みですが、こういった4本角アンテナの場合、上に向くアンテナは右の写真赤線のような角度に調整するとかっこいいと感じます。
②部分塗装
シタデルカラーのような水性アクリル塗料は「界面活性剤」を含む洗剤で落とすことができます。
そのためまず左の写真のようにざっくりと塗って洗剤をしみこませた綿棒ではみ出たところをこすると右のようにきれいに修正することができます。
また、シタデルカラーは摩擦に弱いため、この写真のように細かいはみだしであれば洗剤がなくとも爪楊枝で簡単に削ることができます。
塗装のコツですが、塗料を水で希釈した後筆の水分をキッチンペーパーなどで十分に落としてから塗る(数回重ね塗り)とキレイに塗ることができます。
余談)
シタデルカラーのレイヤーシリーズはベースシリーズに比べ隠ぺい力が弱いため、上の画像のように下地が黄色など塗りやすい色でない場合(暗い色など)はベースシリーズを先に塗って下地を作るとよいです。(「EVIL SUNZ SCARLET」の場合は「JORKAERO ORANGE」がおすすめ)
左上:コピックアクレアは隠ぺい力が高いのでグレーの上に黄色がしっかりと発色します。画像は数度塗り重ね済み
右上:スカートの裏を黒く塗りつぶすとちら見えしたときのチープ感がなくなるのでお勧めです。
左下:胸部中央のクリアグリーンパーツの裏からシルバーを塗ると疑似的にキャンディ塗装のような仕上がりになります
右下:ツインアイ部分をシタデルで塗ってみましたが、色が暗かったのでボツにし、トップコートまで作業終了後、数年ぶりに付属のシールを使いました。(画像はボツの塗装状態)シールはアイ部分の周りを爪楊枝でなぞることで立体感が出てGOODでした。シールサイコー
③スミ入れ④トップコートについては特に写真の用意はありません。
③スミ入れ
キットのモールドや段差をシャーペンで書きかきしているだけです。
シャーペンで書いた跡は亜鉛の光沢がありますが、トップコートを吹くことできれいにつや感が統一され、なじみます。
④トップコート
スプレーで塗装する際はパーツに直接当たらない個所から吹き始め、折り返さず1方向に吹くようにしましょう。
吹き始めは勢いが強いのと、折り返し部分の塗料が厚くなりすぎるのを防ぐためです。
組み立てただけの状態と全ての作業後の比較です。
前述で紹介した部位
ホワイト一色のところはモールドで分かれている部分をライトグレーで塗ってやると情報量が上がっていい感じです。
全体的につや消しスプレーを吹くことでプラの質感がマットになり、色も柔らかくなっています
頭部センサーツインアイは付属のシールを使用していますが、やはりいいですね。シールサイコー。
胸部クリアパーツの裏にシルバーを塗ったことでキャンディ塗装のような効果が出ていることがわかります
武装類も色が足りると幸せですね。
バルカンみたいなところをゴールドに塗っているのはただの好みです。
比較は以上になります。
以降はポージング
HGACのパッケージのポーズ
なんかよくあるやつ
ビームサーベル装備
ネオバード形態
ガンプラバトル風
ウィングゼロは羽を広げるとハッタリが効く感じ、とてもいい。
いかがでしたでしょうか。個人的に普段は全塗装が多いのでこういった簡単仕上げは新鮮味もあって楽しかったです。
今回はガンプラを始める友人に向けたものでしたが、一人でも参考になったという方がいらっしゃれば幸いです。
あんまりないかもですが質問などあれば受け付けますのでお気軽にコメントください。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた次の作品で
コメント
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すごく勉強になりました!バンダイさんは元々のプラの素材色も綺麗ですしそれをどう活かすか考えながら作るイージーフィニッシュ楽しいですよね!すごくカッコいいです!!
コメントありがとうございます。
ダリル曹長さんは凝った素敵な作品を多数制作されていますので、お恥ずかしいという気持ちもありますが、そう言っていただけるととてもうれしいです!
いえ‥自分は筆塗りが苦手で筆塗り全塗装や成形色仕上げがなかなかうまくいきません。そしてシタデルカラーも青を初めて使用したのですがかなり苦労しました。筆塗りの発色本当に綺麗で
そうなんですね。
記事にも少し書きましたがシタデルカラーの筆塗は以下のポイントに注意するとキレイに仕上がる印象があります。
・筆に希釈した塗料をパーツに塗る前に筆から水分をしっかり落とす(水分が多いと弾かれやすい)
・1回塗るごとの塗膜は薄めにして数回塗り重ねる
・レイヤーシリーズがうまく発色しない場合、ベースシリーズの明るめの色で下地を作る
あと記事では書いていませんが、組み立て時についたパーツ表面の油脂などは洗浄するか、面倒なら塗布する面をウェットティッシュ(アルコールを含まないもの)などでふき取るとより弾かれにくくなるかもです(些細な差かもしれませんが)
シタデルカラーは摩擦に弱い弱点(利点でもありますが)があるため全塗装には向きませんが、リカバリのしやすさや耐溶剤性の高さなど部分塗装ではとても便利なのでぜひこれからも使ってみてください。
(長文失礼しました(gundam-kao8))
カッコイイ仕上がりです。
ありがとうございます!
主に1/144を作っています!
好きな機体はストライクです。
よろしくお願いします!
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