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海の中の魔物

海の中の魔物

操兵ワールド参加作品です。
○鋼魔獣 ピスキピア(TKM-02s)

その報せが来たのは、790年の年末、夜もふけた頃だった。
仲間たちと酒盛りをして、良い気分で体を横たえてからほんの数分ほどだった。
重い体を引き起こし、駐機場へ向かう。
(全く、明日にしろ)
愚痴りながらも、手早く愛機の操手槽へ滑り込み、機体ステータスを確認する。
入江に魔獣が入り込んだらしい。とっとと片付けて、恋しい寝床に戻るとしよう。

入江近くに集結後、ようやく詳しい状況を説明された。
今まで見たことのないそいつは、海中の網をしこたま破って入江の中に入って来た。冗談じゃない。
海中の網は硬質のワイヤーを編んだものだ。これまで、魔獣の侵入を防いできたそれが、こんな簡単に突破されるなんて…

俺たちに与えられた任務は、入江に入り込んだその鋼魔獣を、出来るだけ無傷で捕獲することだと言う。
悪い冗談にしか聞こえなかった。
おおかた、同盟から来た行政官殿の指示だろう。あいつはノルドの海がお気に召さないらしく、常日頃から岡へ戻る算段を巡らせていた。
こいつを土産には本国への凱旋を企んでいるのだろう。

それはまぁいいさ。だが、その為に、俺たちの命を危険にさらすことが気に入らない。
だが。どのみち鋼魔獣は排除しなければならない。危なくなったら破壊するまでだ。
俺たちは水中用操兵を水辺に進め、任務を遂行する為に、薄ぼんやりと日の差込み始めた入江へと身を躍らせた。

鋼魔獣 ピスキピア(TKM-02s)
旧大戦以前から生産されていた自立兵器の一種。耐環境型コアモジュールを核とし、パーツ換装によって様々な自然環境に適応した形態をとる。
TKM-02s型は海上、海中での運用に最適化した機体である。
耐水圧構造の外殻を備え、9本の硬質ワイヤーアームをスクリューのように回転させることで、水上で45ノット、水中で28ノットの速力を出すことができる。
この仕様は、人類が失った制海権の奪還を目的としており、水棲魔獣の駆逐に主眼が置かれている。
その他に、特定海域を周回させて、航海の安全確保を行なっている。
旧大戦中は、全ての機体が旧人類側の洋上施設の警護に回された為、大戦終結後も洋上施設を中心としたパトロール網の中で周回し、侵入者を海上、海中を問わず襲っている。
700年代末期にノルド王国の支配海域に、ハグレの1機が侵入した事で、初めて新人類にその姿を現した。

○ワイヤーアンカー
コアモジュール内に装備された、鋭い銛。ワイヤー接続されており、獲物を引き寄せる。
○シザーアーム
巨大なハサミ状のアーム。
○ワイヤーアーム
スクリューとして使用するほか、先端のブレードピックによる刺突攻撃や海底での機体固定に使用される。

初期の案。なんかモグラに見えてしまい、これは別に使うことに。隣のビルドバーニングはサイズ比較の為。

イメージが固まってきたので、こちらを採用。
メインの写真は、他の参加者の方に加工して頂きました。

拙い出来の機体ですが、コメント、アドバイスもらえると嬉しいです。

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