この時代の運動会は午前中は普通の運動会 午後からは児童、家族、市民、が参加する運動会になります 1年に1回の昭和の大イベントなのです
家族は地域ごとに決められた場所に、持ち運べる畳(ゴザ)を敷き観戦しています
午後の運動会
去年までは、アメ食い競争→アメが食べたいだけ
パン食い競争→パンが食べたいだけ
でしたが 邪念を振り払い4年生にもなった私は借り物競争に出場する事になりました
借り物競争とは紙に書かれたお題 サングラス、傘、カメラ、など観客席から借りてきて走ってゴールするほのぼの競技です
スタートピストル音でびびりながら6人でスタートしました
お題の紙を取り開けるとそこには【小学6年生の女の子】と書いてありました
すぐにドキッとしました・・・・・・それは私からすれば小学6年生の女の子はものすごく年上のおねーさんなのです
86歳から見た88歳とは訳が違うのです
観客席に行き勇気を出して「小学6年生の女の子ぉぉー」と大声で叫びました 「小学6年生の女の子ぉぉー」 顔が赤くなっていたでしょう・・・ざわざわしています 恥ずかしさが増してきます・・・「小学6年生の女の子ぉー」ざわざわ・・・・・・誰も出てこないので次の観客席に行きます
「小学6年生の女の子ぉー」「小学6年生の女の子ぉー」 ざわざわ・・・・・・ 誰も出てきません・・・緊張が増してきます
次の観客席に行きます 「小学6年生の女の子ぉー」・・・「小学6年生の女の子ぉー」 いるはずです。 午後からは観客席にいるのはわかっています 「小学6年生の女の子ぉー」・・・誰も出てきてくれない・・・ 「小学6年生の女の子ぉー」・・・・・・気づいたら他の子はみんなゴールして運動場には私一人だけでした・・・「小学6年生の女の子ぉー」「小学6年生の女の子ぉー」・・・・ みんな私だけを見ています・・・・泣きそうです
そしていろんな感情が混ざり、こんな行動に出たのです 「小学6年生の女の子ぉー」と声を出さずに叫んだのです 「小学6年生の女の子ぉー」・・・・・口パクです 「小学6年生の女の子ぉー」 無音です
解析1 「小学6年生の女の子」という言葉が恥ずかしくてもう言いたくない
解析2 遠くから見ている先生に あの子はちゃんと声出してるな と思わせる
解析3 近くの観客には この子は一生懸命声出しすぎて声が枯れたのかな と思わせる
そしてなにも持たず下を向いて全力で走ってゴールしました
ゴール地点で先生に何か言われる前に「トイレ行きます」と走ったまま言ってトイレに駆け込みました
時間がたつのを待ち運動場に戻りました
夕方になり家に帰って紅白まんじゅうを食べました
ありがとうございました
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とてもいい人です
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