今回は、色覚の構造について、分かりやすく、かつ、専門的に、お伝えできればと思います。
色覚は、色に反応する細胞を錯体(すいたい)細胞と、明暗の認識に関与する桿体(かんたい)細胞で構成されいます。人間の場合は、錐体細胞が3つあり、それぞれR(赤)、B(青)、G(緑)、感知に対応して、桿体細胞は1つです。人間の目が色を認識するのは、網膜にある3種類の錐体細胞が異なる波長の光に反応することと、それぞれの明暗によって、その興奮の程度が脳で解釈されるからです。
人間の色覚について
赤、緑、青の各錐体細胞が、それぞれ対応する波長領域の光を感知し、それらの組み合わせによって様々な色を知覚します。
緑 + 青 = シアン(青緑)
青 + 赤 = マゼンタ(赤紫)
赤 + 緑 = 黄
赤 + 緑 + 青 = 白
光の三原色と、絵の具の三原色には、相互関係がありますが、今回のビームサーベルは、もともとクリアーピンクという色で、これはおそらくマゼンタ系の色に近いと考えられます。また、クリアーブルーは、透明なコーティング塗料で、下地の色や素材の色味によって、影響を受けます。
色の具体的変化
クリアーブルーを塗ることによる、色の具体的変化としては、もともとのクリアーピンクは、マゼンタ系で、赤と青の要素を含む色です。ですから、クリアブルーの透過光の緑に対応する波長を吸収し、青の波長を返します。ただ、透過光の吸収、反射しているので、同じ青でも、明度は下がります。
そうすると、クリアーブルーの表面反射と、その透過光をクリアーピンクが吸収、反射させた明度が下がった青が感知されます。クリアーブルーを塗ると、青の成分が増加するわけですが、その明度は落ちています。この暗い青系が、紫と知覚されるものと考えられます。
本体のシュバルゼッテの説明です。
基本的に成型色仕上げですが、外装と武装(多目的攻防プラットホーム『ガーディアン』)に色味を足しています。
装甲はグレーを足していますが、あまり目立った変化がなく、効果がなかったかもです。武装はレーザーの照射口と、カバー内部をネイビーブルーで塗り分けて、情報量を上げています。また、ガーディアンの中にはビームブレイドが内蔵されているのですが、キットはビーム刃をクリアーピンクの成型で、劇中ではブルーでしたので、少し変えました。
クリアー塗料による減法混色では、原理的にブルーは作れないので、クリアブルーで、刀身を紫系の色に変化させてみました。塗り重ねの量で、赤紫→青紫になります。今回は青紫にして、機体のイメージカラーに合わせています。
最後に画像処理です。
上段がガーディアンによる全方位攻撃、オムニ・アジマス・レーザーと命名されているようです。下段が、グエル搭乗のディランザとの戦闘シーンです。
劇中表現を厳密に再現しているわけではないのですが、雰囲気が伝われば、嬉しく思います。
では、次回の投稿も見ていただけると、非常に嬉しいです!
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