こんばんわ、土から蘇った酔っ払いです
今週街を歩く時は、血まみれのピエロには気をつけましょう。こちらはジオングとガンタンクが合体した上、近接防御のアームを装備したソラリ大尉専用機のご紹介です。ハロウインパーティで酔って、酩酊の勢いで投稿していると思われるかも知れません。 一部その通りもとい、全くの誤解です。
それでは異譚、最終章をご覧くだされば幸いです。
アフリカ戦線までたどり着いたイリア・ソラリ大尉が、宇宙から降ってきたカプセルを拾うと、中にはジオング3号機が入ってました。ガチャで言うSレアです。でも地上ではジオングは使えません。そんなところに、強化型ガンタンクの車体をゲットします。早速ドラえもん、違う、ザイドス技術大尉に頼んで、陸戦型ジオングへと魔改造してもらいました。
大佐「足はついてない、、、、、ことも無いか。」
ザイドス技術大尉「なんでも、パリ~アフリカ・ラリーの専用ガンタンクを競技中に強奪したそうですぜ。」
大佐「ならば、直ぐに足がつきそうだな。」
上半身のジオングは宇宙兵器です。脳内妄想で空軍の制空迷彩にして汚し控えめです。一方で、下半身ガンタンクは正統派パンツアーグレイに派手な砂汚れ。
それぞれを単体で仕上げてるので、マリアージュが心配でした。ウェザリングは違うものの、色味と挿し色で同一個体に見える範囲に収まりました。
弱点の近接格闘を補うため、6本の巨大クローを側面に装備します。
これらはダイソーのジオラマ用のクローで作りました。素材に不安がありましたが、塗装は問題無く出来ました。ただ関節の保持が弱く、ラチェットは直ぐにヘタリました。
足6本分ダイソーの棚を買い占める時に、チクッと罪悪感がよぎります。そんな時は日本人ならDOGEZAしかありません。
前傾姿勢の方がしっくり来ますね。ヒルドルブのテーマを脳内に流してテンション爆上げます。
2月はじめ、まだ仮組みしてた頃に、両キットの腰関節へマグネットを入れウエストサイズを合わせました。その後それぞれ関節を足していきましたが、完成後はマグネットの所で、機体スワップもワンタッチです。
それより、当初想定していなかった事案といのが、必ず起こってきます。
何故私たちは見捨てられたのか
TV版で活躍しながら劇場版の宇宙では無かった事にされたり、驚異のメカニズムが取り除かれた後に残る凡庸のメカニズムが合体して宇宙を走り回る件、いわゆる輪廻、についてです。(上はイメージで本文とは関係ありません。)
先生、ザイドス君がまた変なの作ってます!
また君かザイドス。あとで職員室に来なさい。
1/35でザイドス技術大尉ぽい人と、愛犬の芝犬オルトロス公。ともかくキメラフリークの設定です。エポパテで作って塗装し、仕上げにほぐしリード線でメガネを作ってあげました。溶接メガネの方じゃないですよ。
5月ごろ、ジオングのデイテイールが出来て、次はガンタンクのデイテイールアップ沼か、、というあたり。辛楽しい日々でした。
2機のデイテイールを同じレベルにするのと、塗装、デカール張りも、交互に仮組みしながら進めるので、通常の3倍手間がかかった印象です。
クロー部分のアップです。クローは油圧圧砕機などのジャンク重機から寄せ集め、って設定です。
ヤポン建設の標語「安全❤️第一」がアームに貼ってあり、クローはGMの生首級ひっさげ、、ってブラックネタのつもりでしたが、うまく写真で表現出来ませんでした。ネタのオチを自分で説明するのは悲しいけど、これって戦争なのよね。
クローに護られた機体は無類の強さで、その冥王ぶりから、"イングロリアス・ジオング"と呼ばれます。
宇宙世紀0082年、イングロリアスをマークし続けた地球連邦は、アフリカ方面にある8割の戦力を投入して、この難敵を排除する作戦を開始します。
「これは私の戦いだ。他のザクには指一本触れさせない。」ソラリ大尉はそう言い残しイングロリアスで出撃し、敵大集団の迎撃に向かいます。
やがて前線で巨大な熱核反応と反物質反応があり、中心に居たイングロリアスと全ての連邦機が消失します。今なお、彼女達の消息は不明のままです。
この結果、アフリカ戦線はさらに混沌とした膠着状態が続くことになります。
毎度、ご覧いただきありがとうございました。
やっと封印から解放された気分です。”僕の考える最凶のジオング”の巻はこれにて完了です。お目汚し失礼いたしました。
各機の内容は、赤狼、ジオング、ガンタンクの頁にも上げてますので、そちらもご参考下さい。
さぁハロウィン・パーティの始まりだぜ!
APPENDIX: 設定の最終話を添付しますので、本作の結末をご笑読ください。
ガンダム・復讐のレクイエム異譚
”脱走と追跡のサンバ”
------------------------------
【第4話 万聖節、すべての封印が解かれる】
宇宙世紀0079年末、宇宙をさまようケーニス・ジオングは、アフリカ上空1万メートルにあった。減速が始まりやがて大気圏へと突入し、マッハ44で混沌の大地へ舞い降りた。運よくジオン軍レッドウルフ隊に回収された機体は、キンバライド基地へ運ばれた。ソラリ大尉の噂を聞いて基地へと流れついたアルフィー・ザイドス技術大尉の手により、陸戦化への検討が始まった。
「この足は、神でも創ることは出来ないよ。」
「技術大尉。天は人を扶ける時を待ってはくれない。ソラリのために一刻も早く仕上げてください。」
「無理ですよ、少将。サイコミュの解読だけでも1年はかかります。」
宇宙世紀0081年1月7日、特注仕様のガンタンクを鹵獲した。これがジオング陸戦化にとって、大きな福音となる。7月には、第1次改修が完了した。ジオングの上半身、ガンタンクBlock6の車両、ニュータイプ・ソラリ大尉の操作を満たすキメラが誕生した。連邦の地上部隊をビームで薙ぎ払い、接近する連邦機をも返り打ちにした。連邦軍司令部は直ちに、”ジオンの新型、撃破は困難”と結論付けて、全ての地上部隊へ応戦を禁止した。
宇宙世紀0081年10月30日、ケルト歴の万聖節前夜。2度目の改修が完了した。大型の6本アームからなる格闘防御機構が投入され、キメラは文字通り無敵となる。兵からは”イングロリアス・ジオングと呼ばれる。
宇宙世紀0082年春。過去最大の連邦軍の攻勢が実施される。その初戦で要撃に出たソラリ大尉はM.I.A(戦闘時行方不明)となる。大規模な反物質反応の中で連邦軍の大群を巻き込み、愛機イングロリアス・ジオングとともに彼女は消息を絶った。
司令ノイエン・ビッター少将は最も重要なパートナーを失った。彼は孤独な司令官に戻った。失意に暮れる少将が回復するのは、0083年に入ってアナベルト・ガトー少佐が新たなパートナーとして現れてからだった。
-------------------------------------------
”脱走と追跡のサンバ” 了














今週末は一年ぶりにデスク周りを片付けます。ゴッホ展でも見に行って、ガンプラじゃないプラモを童心で作ろう。
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
コメント失礼いたします。
初見「うらやましい」と思っちゃいました。
何がって、このセンスですね。大好きです。
これからも頑張ってください!
自称戦車モデラーで、出戻り歴20年雑食です。ガンプラは子供の頃からご飯になってます。
出戻りを機に「自分が死ぬまでに、1年戦争の機体を順に一周作って行く」とのコンセプトでザクから作っています。ジオングかケンプフアまで行くと死亡フラグ達成です笑
ガンタンク大地に寝る!!
無事元旦クまでに完成出来ました(ほっ、) ご覧いただきありが…
ケーニヒス・ジオング、墜つ
トリック・オア・デストロイっ ピエロ恐怖症の私にハロウインの…
赤狼。ビッグアフリカに会う
やっと出来ました。1月以降3作を同時並行でダラダラ作ってしま…
MSM-07ズゴックと行くトリニティ基地2泊3日
ソラリザクを作り終えて一週間、次へ向けてまったりとイメクラ、…