RX-93-0 Gundam テスタメント
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1988製 1/100 νガンダム
秘密研究施設へ向かってくれ
紫煙の向こうで、カイの目が冷たく光った。
from.ホワイトユニコーン
ムラサメ研究所にジル・ラトキエと言う
子供が強化人間として、実験台にされていると情報を得た
この子を、知っているだろ
カイ
『ミハルの弟が、なんで、、
ある世界線 宇宙世紀0093
雨の降る深夜。アナハイム・エレクトロニクス傘下の極秘ジャンク工廠。
警備の裏を掻き、薄暗い端末室へ忍び込んだカイは、猫のように足音を殺して男の後ろに立つ
男は一心不乱にキーボードを叩き、画面に並ぶ数列と骨組みのシミュレーションに目を奪われている。
カイは静かに拳銃を抜き、男の項(うなじ)へ冷たい銃口を突きつけた。
「アノ、幼稚なメールはお前だろ?」
「!?」
男が凍りついたように動きを止め、ゆっくりと振り返る。脂ぎった顔に、銀縁の眼鏡が天井の蛍光灯を反射していた。
「な……なぜ分かった……!? 完璧にアムロ大尉のシグネチャを模倣したはずだぞ……!」
「アムロがオレにメールで連絡なんて伝える訳ねぇだろ?
ニュータイプを舐めんなよ」
カイの冷ややかな眼光に、男の額から一筋の汗が伝い落ちる。
「わ、悪かった! 命だけは助けてくれ!」
「答えによるな。なんで俺を呼び出した?」
「デ、データが欲しかったんだ……!」
「は? データ?」
「ムラサメの……強化人間とサイコミュの同調データだ!
サイコフレームを完成させたいんだ!
それが、長年のワタシの夢なんだ!」
男の言葉に、カイの眉間にしわが寄る。またこの手の人種か
科学という大義名分を掲げ、他人の命を弄ぶ生き物
「また……人を殺したいのか?」
「違う! 生きがいだよ!」
男は突然、悲鳴のような声を上げると、壁のブラインドを一気に引き上げた。
強化ガラスの向こう、巨大なドックの暗がりの中に、不気味な巨躯が浮かび上がる。
「アレを観てくれ!」
「アレは……ガンダム?」
「サイコフレームを組み込んだ試作機だ! ワタシは好きなんだ! 嫌、愛しているんだよ! 観ろ、観ろよ……!! あの神々しい御姿を!!」
熱病にうなされたように両手を広げ、ガラスにへばりつく男。
カイは呆れ果てた顔で深く溜息をついた。
「大丈夫か、オッサン……?」
「もうすぐ完成なんだ! あとはデータなんだよ! サイコフレームを起動させるための、強い感応波データが要るんだ!」
狂気に憑りつかれた男の叫びに、カイは心底嫌気がさした。
こんな狂言に付き合わされたのかと思うと、銃を構える気すら失せる。
「勝手にやってろ」
カイは吐き捨て、銃を降ろして踵を返そうとした。その背中に、男が必死の叫びをぶつける。
「待て! ホントなんだ! 誘拐されたのは!」
カイの足が止まる。
「は? 誰が信じる?」
「見殺しにするのか!? あのガキを!」
「テメェ……!」
カイの目の色が弾けた。振り返りざま、男の胸倉を掴み上げ、壁へ叩きつける。
「今……なんて言った!?」
「こ、これを見ろ!」
男が震える手で操作したサブモニターに、極秘ファイルの画像が表示される。
【ジオン残党撲滅作戦:サイコガンダム試作8号機】
【被験体/テストパイロット名:ジル・ラトキエ】
カプセルの中で、薬品漬けにされ、全身にコードを繋がれた少年の写真。幼かったあの日の面影を残したまま、虚ろな目をしたジルの姿がそこにあった。
「……どこで手に入れた、その画像」
カイの声から感情が消えた。氷のように冷たい低音。
「な、何でもするさ……アノ子のデータのためなら! 闇ルートだろうがなんだろうがな!」
「お前……どこまで狂ってるんだ!」
男の胸倉を突き放したカイは、一瞬の躊躇もなくドックへと続く階段を駆け下り始めた。
「タタタタッ!」
「待て! どこへ行く!?」
男が慌てて後を追う。
工廠のメインフロア、仮想のサイコフレームを積んだガンダム試作機の足元へ、カイは一直線に突き進む。
「お前の思い通りにはさせねぇよ」
「な……何を言って……」
「そんだけ愛してんなら、すぐ動かせるように整備万端なんだろ?」
「は!?」
カイはタラップを駆け上がり、コックピットのハッチへ手をかけた。男が髪を振り乱しながら叫ぶ。
「待て! 待ってくれ! アノ子を……ワタシの子を連れて行かないでくれ!!」
「俺を呼んだ罪だ」
ハッチが開放され、サイコフレームの怪しい光がリニアシートを照らし出す。カイはコックピットに滑り込みながら、自嘲気味に呟いた。
「……いや? 呼ばれたのか……あいつに」
グォオオオオン……!!
モンスターのような駆動音がドック全体に響き渡り、ガンダムのメインカメラが不気味な双眸を輝かせた。
「待ってく……グォオオオ!
スラスターの暴風と爆音が男の悲鳴をかき消す。崩れ落ちるドックの天井を破り、巨躯は大空へと跳躍した。
加速するGの中で、カイは操縦桿を強く握りしめ、夜空の向こうを見つめた。
「ミハル……」
男は二度と、大切なものを踏みにじらせはしない。カイ・シデンの機体は、漆黒の闇の中へと消えていく
『キュベレイの華園』第六幕 外伝 カイ・シデン
まだ、第Ⅲ幕なのに、兄貴のせいで、六幕先出しです。
コメント
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凄いνガンダムが出来ましたね❗️
血塗られた剣⚔️、天を仰ぐνガンダム… ってストーリーが始まると、ジル・ラトキエ君が⁉️ 読ませるなぁ〜👍️ カイの声が聞こえてきました‼️
ハンドルネーム:革命戦士味噌汁小盛
初心者です。宜しくお願いします。
兄貴の味噌汁大盛りの手伝いしてます。
キャラ担当、絵担当
コメントは、思ったことそのまま書いちゃうんで、出来るだけ控えるようにいわれてます。
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