RX-93-0 Gundam テスタメント

  • 102
  • 1

1988製 1/100  νガンダム

RX-93-0 Gundam テスタメント–2枚目/制作者:革命戦士3so4rukomori
RX-93-0 Gundam テスタメント–3枚目/制作者:革命戦士3so4rukomori
RX-93-0 Gundam テスタメント–4枚目/制作者:革命戦士3so4rukomori
RX-93-0 Gundam テスタメント–5枚目/制作者:革命戦士3so4rukomori
RX-93-0 Gundam テスタメント–6枚目/制作者:革命戦士3so4rukomori

秘密研究施設へ向かってくれ

紫煙の向こうで、カイの目が冷たく光った。

from.ホワイトユニコーン

ムラサメ研究所にジル・ラトキエと言う

子供が強化人間として、実験台にされていると情報を得た

この子を、知っているだろ

カイ

​『ミハルの弟が、なんで、、

ある世界線 宇宙世紀0093

雨の降る深夜。アナハイム・エレクトロニクス傘下の極秘ジャンク工廠。

警備の裏を掻き、薄暗い端末室へ忍び込んだカイは、猫のように足音を殺して男の後ろに立つ

男は一心不乱にキーボードを叩き、画面に並ぶ数列と骨組みのシミュレーションに目を奪われている。

​カイは静かに拳銃を抜き、男の項(うなじ)へ冷たい銃口を突きつけた。

​「アノ、幼稚なメールはお前だろ?」

​「!?」

​男が凍りついたように動きを止め、ゆっくりと振り返る。脂ぎった顔に、銀縁の眼鏡が天井の蛍光灯を反射していた。

​「な……なぜ分かった……!? 完璧にアムロ大尉のシグネチャを模倣したはずだぞ……!」

​「アムロがオレにメールで連絡なんて伝える訳ねぇだろ? 

  ニュータイプを舐めんなよ」

​カイの冷ややかな眼光に、男の額から一筋の汗が伝い落ちる。

​「わ、悪かった! 命だけは助けてくれ!」

​「答えによるな。なんで俺を呼び出した?」

​「デ、データが欲しかったんだ……!」

​「は? データ?」

​「ムラサメの……強化人間とサイコミュの同調データだ!

  サイコフレームを完成させたいんだ!

  それが、長年のワタシの夢なんだ!」

​男の言葉に、カイの眉間にしわが寄る。またこの手の人種か

科学という大義名分を掲げ、他人の命を弄ぶ生き物

​「また……人を殺したいのか?」

​「違う! 生きがいだよ!」

​男は突然、悲鳴のような声を上げると、壁のブラインドを一気に引き上げた。

強化ガラスの向こう、巨大なドックの暗がりの中に、不気味な巨躯が浮かび上がる。

​「アレを観てくれ!」

​「アレは……ガンダム?」

​「サイコフレームを組み込んだ試作機だ! ワタシは好きなんだ! 嫌、愛しているんだよ! 観ろ、観ろよ……!! あの神々しい御姿を!!」

​熱病にうなされたように両手を広げ、ガラスにへばりつく男。

カイは呆れ果てた顔で深く溜息をついた。

​「大丈夫か、オッサン……?」

​「もうすぐ完成なんだ! あとはデータなんだよ! サイコフレームを起動させるための、強い感応波データが要るんだ!」

​狂気に憑りつかれた男の叫びに、カイは心底嫌気がさした。

こんな狂言に付き合わされたのかと思うと、銃を構える気すら失せる。

​「勝手にやってろ」

​カイは吐き捨て、銃を降ろして踵を返そうとした。その背中に、男が必死の叫びをぶつける。

​「待て! ホントなんだ! 誘拐されたのは!」

​カイの足が止まる。

​「は? 誰が信じる?」

​「見殺しにするのか!? あのガキを!」

​「テメェ……!」

​カイの目の色が弾けた。振り返りざま、男の胸倉を掴み上げ、壁へ叩きつける。

​「今……なんて言った!?」

​「こ、これを見ろ!」

​男が震える手で操作したサブモニターに、極秘ファイルの画像が表示される。

​【ジオン残党撲滅作戦:サイコガンダム試作8号機】

【被験体/テストパイロット名:ジル・ラトキエ】


 

​カプセルの中で、薬品漬けにされ、全身にコードを繋がれた少年の写真。幼かったあの日の面影を残したまま、虚ろな目をしたジルの姿がそこにあった。

​「……どこで手に入れた、その画像」

​カイの声から感情が消えた。氷のように冷たい低音。

​「な、何でもするさ……アノ子のデータのためなら! 闇ルートだろうがなんだろうがな!」

​「お前……どこまで狂ってるんだ!」

​男の胸倉を突き放したカイは、一瞬の躊躇もなくドックへと続く階段を駆け下り始めた。

​「タタタタッ!」

​「待て! どこへ行く!?」

​男が慌てて後を追う。

工廠のメインフロア、仮想のサイコフレームを積んだガンダム試作機の足元へ、カイは一直線に突き進む。

​「お前の思い通りにはさせねぇよ」

​「な……何を言って……」

​「そんだけ愛してんなら、すぐ動かせるように整備万端なんだろ?」

​「は!?」

​カイはタラップを駆け上がり、コックピットのハッチへ手をかけた。男が髪を振り乱しながら叫ぶ。

​「待て! 待ってくれ! アノ子を……ワタシの子を連れて行かないでくれ!!」

​「俺を呼んだ罪だ」

​ハッチが開放され、サイコフレームの怪しい光がリニアシートを照らし出す。カイはコックピットに滑り込みながら、自嘲気味に呟いた。

​「……いや? 呼ばれたのか……あいつに」

​

グォオオオオン……!!​モンスターのような駆動音がドック全体に響き渡り、ガンダムのメインカメラが不気味な双眸を輝かせた。​「待ってく……グォオオオ!​スラスターの暴風と爆音が男の悲鳴をかき消す。崩れ落ちるドックの天井を破り、巨躯は大空へと跳躍した。​加速するGの中で、カイは操縦桿を強く握りしめ、夜空の向こうを見つめた。​「ミハル……」​男は二度と、大切なものを踏みにじらせはしない。カイ・シデンの機体は、漆黒の闇の中へと消えていく

グォオオオオン……!!

​モンスターのような駆動音がドック全体に響き渡り、ガンダムのメインカメラが不気味な双眸を輝かせた。

​「待ってく……グォオオオ!

​スラスターの暴風と爆音が男の悲鳴をかき消す。崩れ落ちるドックの天井を破り、巨躯は大空へと跳躍した。

​加速するGの中で、カイは操縦桿を強く握りしめ、夜空の向こうを見つめた。

​「ミハル……」

​男は二度と、大切なものを踏みにじらせはしない。カイ・シデンの機体は、漆黒の闇の中へと消えていく

RX-93-0 Gundam テスタメント–9枚目/制作者:革命戦士3so4rukomori
RX-93-0 Gundam テスタメント–2枚目/制作者:革命戦士3so4rukomori
『キュベレイの華園』第六幕 外伝 カイ・シデン

『キュベレイの華園』第六幕 外伝 カイ・シデン

まだ、第Ⅲ幕なのに、兄貴のせいで、六幕先出しです。

コメント

コメントをして応援しよう

コメントにはログインが必要です

  1. 凄いνガンダムが出来ましたね❗️

    血塗られた剣⚔️、天を仰ぐνガンダム… ってストーリーが始まると、ジル・ラトキエ君が⁉️ 読ませるなぁ〜👍️ カイの声が聞こえてきました‼️

革命戦士3so4rukomoriさんがお薦めする作品

『キュベレイの華園』第Ⅲ幕 Side M-3 偽装

『キュベレイの華園』第Ⅱ幕 

『キュベレイの華園』第Ⅲ幕 Side H

『キュベレイの華園』 キッカ 何を視ているの?

9
38年前、あなたは何をしていましたか?

38年前、あなたは何をしていましたか?

つぶやきに載せた 1988製 1/100 νガンダム 旧キッ…

17
『キュベレイの華園』第Ⅲ幕 sideH-5  シモーネ・アズカバンズ

『キュベレイの華園』第Ⅲ幕 sideH-5 シモーネ・アズ…

『、、、シモーネ』 「!、、なんなりと、御命令を、、    …

17
『キュベレイの華園』外伝 居場所

『キュベレイの華園』外伝 居場所

仮組み 61式戦車、急に創りたく なった。 多分、サザビーと…

7
『キュベレイの華園』 混在偽装 ミキシング

『キュベレイの華園』 混在偽装 ミキシング

インフルエンザのせい そう、あのウイルスのせい めちゃめちゃ…