操兵ワールド参加機体です。現在行われている聖王コンの参加機体にもなります。
第六世代操兵
ファルネウスの量産配備がある程度進んできた頃に、聖王国軍の一部から魔操兵運用に関する、ある要望が持ち上がった。
それは純魔法戦力であるファルネウスに『近接格闘戦能力を付与できないか』というものであった。というのも、一部の『器用な』操手達からは、「機操兵か魔操兵か、どちらかしか選択肢が無いのでは、より柔軟な戦術的・戦略的対応が出来ないのでは無いか」といった声が上がったのである。
無論、軍全体から見た場合は、機体単体の運用に幅を持たせる事は、結果的に扱いづらく部隊運用にムラが出来る事を意味おり、小器用な機体などを求めていなかった。この為、当初はこういった声は黙殺されたのである。
ところがある年の帝国との国境紛争の際、軍の考えを変えさせる事件が起きた。この年、聖王国側は開戦当初から戦況が非常に優勢であった為、戦場後方で温存していたファルネウス二個中隊の護衛についていた部隊までも駆り出しての攻勢に出ていた。この隙を突き、護衛のいないファルネウス2個中隊に対し聖王国軍後方へ回り込んでいた帝国軍軽操兵ニ個小隊が奇襲を決行、ファルネウス2個中隊は成す術なく壊滅してしまったのだ。
この事件により、ファルネウスの部隊に直掩の部隊をつけるより、ファルネウス自体に自衛手段としての近接格闘戦能力が必要だという認識が、改めて浮上してきたのだ。
ファルネウスが近接戦での自衛が出来るようになれば、元から攻勢に回せる部隊が増える、あわよくばファルネウスも直接戦力として投入出来ると考えた各部隊長などの進言もあり、正式にファルネウスの近接格闘戦能力付与の為の改修、つまり魔法剣士型の魔操兵の開発と配備が決定し、ツヴァイトモーント工房へ発注したのである。
この注文に対してツヴァイトモーント工房側ではファルネウスの設計変更案を、早期に配備を行いたい聖王国軍側と迅速に協議を行い、主な改修項目として、以下の4点を仕様として詰めていった。
○ファルネウス本体を流用したまま、格闘戦を想定した四肢の強化 ※改修に時間のかかる駆動系には手を付けないこと
○上半身背部の魔導炉及びブラッドグレイルを腰部へ移設 ※ 格闘戦を想定した腕部可動域の拡大と被破損率の低減を目的とする
○噴射推進器の増設 ※近接戦での瞬発力の向上を目的とする
○近接戦、法撃戦双方に適応した専用武装の開発
設計から試験改修までを2ヶ月で行い、更に稼働試験、実戦試験までを僅か3ヵ月、計5ヵ月で実施するという突貫工事で行われた改修であった為、本機は法撃能力が元のファルネウスに比べて若干見劣りするものとなった。それでも試験での評価はまずまずのものであり、十分に及第点を与えられるものであった。
ただし、ファルネウス本体を直接改修するよりも、新規機体として製造した方が、時間的、コスト的に優位である事もわかった(新規調達でもファルネウスより割高ではあるが)。結果として、新型機として調達する事が決定して、聖刻暦799年に一個中隊分の発注が行われたのである。
本機は派生機として機体名も新たに与えられる事となった。
しかしながら、近接戦と法撃戦双方に適応した操手の確保はなかなかに難しく、調達コストの上昇も招いた事もあり、この機体がファルネウスに取って代わる事は無かった。
尚、本機の開発経験から、後の魔操兵ヘカーテ及びベアトリス開発の基盤が出来上がっていったのである。
[魔導杖 デュランダル]
魔導杖・剣・盾の機能を集約した複合兵装。分類は便宜上「魔導杖」となっているが、魔法を放つ際の使い方は、むしろ法撃型魔導砲に近い。長い刀身を持ちリーチに秀でているが、その分扱いが難しく、完成度としては高いとは言い難い代物である。
ファルネウスの量産配備がある程度進んできた頃に、聖王国軍の一部から魔操兵運用に関する、ある要望が持ち上がった。
それは純魔法戦力であるファルネウスに『近接格闘戦能力を付与できないか』というものであった。というのも、一部の『器用な』操手達からは、「機操兵か魔操兵か、どちらかしか選択肢が無いのでは、より柔軟な戦術的・戦略的対応が出来ないのでは無いか」といった声が上がったのである。
無論、軍全体から見た場合は、機体単体の運用に幅を持たせる事は、結果的に扱いづらく部隊運用にムラが出来る事を意味おり、小器用な機体などを求めていなかった。この為、当初はこういった声は黙殺されたのである。
ところがある年の帝国との国境紛争の際、軍の考えを変えさせる事件が起きた。この年、聖王国側は開戦当初から戦況が非常に優勢であった為、戦場後方で温存していたファルネウス二個中隊の護衛についていた部隊までも駆り出しての攻勢に出ていた。この隙を突き、護衛のいないファルネウス2個中隊に対し聖王国軍後方へ回り込んでいた帝国軍軽操兵ニ個小隊が奇襲を決行、ファルネウス2個中隊は成す術なく壊滅してしまったのだ。
この事件により、ファルネウスの部隊に直掩の部隊をつけるより、ファルネウス自体に自衛手段としての近接格闘戦能力が必要だという認識が、改めて浮上してきたのだ。
ファルネウスが近接戦での自衛が出来るようになれば、元から攻勢に回せる部隊が増える、あわよくばファルネウスも直接戦力として投入出来ると考えた各部隊長などの進言もあり、正式にファルネウスの近接格闘戦能力付与の為の改修、つまり魔法剣士型の魔操兵の開発と配備が決定し、ツヴァイトモーント工房へ発注したのである。
この注文に対してツヴァイトモーント工房側ではファルネウスの設計変更案を、早期に配備を行いたい聖王国軍側と迅速に協議を行い、主な改修項目として、以下の4点を仕様として詰めていった。
○ファルネウス本体を流用したまま、格闘戦を想定した四肢の強化 ※改修に時間のかかる駆動系には手を付けないこと
○上半身背部の魔導炉及びブラッドグレイルを腰部へ移設 ※ 格闘戦を想定した腕部可動域の拡大と被破損率の低減を目的とする
○噴射推進器の増設 ※近接戦での瞬発力の向上を目的とする
○近接戦、法撃戦双方に適応した専用武装の開発
設計から試験改修までを2ヶ月で行い、更に稼働試験、実戦試験までを僅か3ヵ月、計5ヵ月で実施するという突貫工事で行われた改修であった為、本機は法撃能力が元のファルネウスに比べて若干見劣りするものとなった。それでも試験での評価はまずまずのものであり、十分に及第点を与えられるものであった。
ただし、ファルネウス本体を直接改修するよりも、新規機体として製造した方が、時間的、コスト的に優位である事もわかった(新規調達でもファルネウスより割高ではあるが)。結果として、新型機として調達する事が決定して、聖刻暦799年に一個中隊分の発注が行われたのである。
本機は派生機として機体名も新たに与えられる事となった。
しかしながら、近接戦と法撃戦双方に適応した操手の確保はなかなかに難しく、調達コストの上昇も招いた事もあり、この機体がファルネウスに取って代わる事は無かった。
尚、本機の開発経験から、後の魔操兵ヘカーテ及びベアトリス開発の基盤が出来上がっていったのである。
[魔導杖 デュランダル]
魔導杖・剣・盾の機能を集約した複合兵装。分類は便宜上「魔導杖」となっているが、魔法を放つ際の使い方は、むしろ法撃型魔導砲に近い。長い刀身を持ちリーチに秀でているが、その分扱いが難しく、完成度としては高いとは言い難い代物である。
ファルシアを弄ったらウーントウォードっぽく出来るんじゃないかと思ってしまった事が、これの作成動機ですw
結果的にそんなに似てませんでした。
結果的にそんなに似てませんでした。
武器は大きさの割に軽く、関節に負荷があまりかからないのが良かったです。
イメージ固めのための仮組み。ベアトリスを作った時の残りパーツを使っております。
イメージ刷新の為、両腕をガデッサに変更しています。
武器はゼダスソードとノイエジールのジャンクパーツをより合わせて作りました。なんとなくコンポジットシールドブースター風です。
塗装は白サフを薄く拭いてから、いつものごとく筆塗りで仕上げております。
ご清聴ありがとうございました。
ご清聴ありがとうございました。
拙い出来の機体ですが、コメント、アドバイス頂けると嬉しいです。
コメント
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なんとー!武装からコンポジットシールドブースターの波動は感じていましたが、まさにAGE版ウーンドウォートを作るという経緯で生まれた機体だったのですね…!!
独特の体型と大型の武器、というやや崩した人型の形状の組み合わせが大好きですわ…!
TKさんのミキシングはほんと、ある種の正解だと感じるくらいにピタッとはまった組み合わせでほんと大好きなのです☺️
コメントありがとうございます。
似ても似つかないものになりましたが、やや外れた人型体型の機体は大好きなんです。褒めいただいて恐縮です。評価して頂いてありがとうございます。
小柄な体躯に長い腕のバランスが特徴的でかっこいい‼️ 頭部のパーツ使いも素晴らしいですね。
コメントありがとうございます。
普通の人型からやや外れたくらいのバランスが好きなんです。ぱっと見でなんか違う感じになるよう意識しました。評価して頂いてありがとうございます。
完成おめでとうございます。
パーツの選定から全体的なラインまですごく綺麗ですね。
武器のデザインもすごく良いです!
コメントありがとうございます。
当時の予定からは外れてしまいましたが、案外纏まってくれました。評価して頂いてありがとうございます。
はじめまして。ガンプラ好きのオッサンです。
好きな時に好きなものを好きなようにしか作っていませんが、コメント頂けると嬉しいです。
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