ASW-G-X18　ガンダムオルフェウス

――ガンダム・フレームＸナンバー計画

「マクギリス・ファリド事件」以後、世界は安定しつつ緩やかに平和に向かっていた。
しかし平和に向かいつつある世界においてもいまだ脅威を完全に取り除くことはできていない。
ギャラルホルンに敵対する武装勢力、非合法組織は数知れない。
監視の届かない暗黒のその先――圏外圏において暗躍する者は確かに存在する。
ラスタル・エリオン主導の下、民主的な組織として再編されたギャラルホルンも平和を守るために動き出す。

新たに示された平和を消させぬためにラスタルはある計画を始動させた。
「ガンダム・フレームＸナンバー計画」
世界に残された厄祭戦の遺物「ガンダム・フレーム」をギャラルホルンの下に回収し
その強大な力を再び人類の守護と繁栄のために用いる計画である。

ギャラルホルンの総力を用い、厄祭戦後に所在が確認されている２６機のガンダム・フレームのうち
１８機までを旗下に収めることが叶った。
その中のおよそ半数の機体はすでにロールアウトされている。
ラスタルは命名した。
駆逐すべき天使ではなく、彼らの対となる悪魔でもない。
偉大なる神々の名をその身に冠させる。

希望は灯された。
ギャラルホルンが新たに導く世界の明日はどこへ向かうのか。
深い夜の闇は今まさに動き出さんとしている。
新たなる灯は世界を再び混迷へと誘う戦いの狼煙となるのか？
平和を勝ち取り、人々の願いを背負う星となるのか？
宇宙に放たれた願いの先、その刹那の輝きの果てを知る者はいない。
いつか何処かへと信じ、錦の御旗を掲げる――。

「ASW-G-X18　ガンダムオルフェウス」

ラスタル・エリオンの命により始動したガンダム・フレームＸナンバー計画において開発された１機。
二振りの大型剣と出力調整可能な二門のレールガン、１５０ｍｍライフルを主武装とする。
この機体はギャラルホルンに敵対する武装勢力・非合法組織の殲滅を目的として開発が進められた機体であり、
その出力は当代の新型量産モビルスーツをも凌駕する。

対艦・対モビルスーツ戦闘用に設計された大型剣には希少金属が用いられ、超高硬度の斬撃攻撃を可能としている。

二門のレールガンは出力調整が可能であり、通常砲撃と超遠距離砲撃の二段階のモードを切り替えて使用する。
超遠距離砲撃時には２基のエイハブ・リアクターの出力を最大限に高め、それを集中させることで圧倒的なまでの破壊力・貫通力を実現する。

過剰なまでの攻撃力を備えたこの機体の装備はラスタルのある１つの不安にこそ理由があった。
火星における天使の再臨、それは１つの始まりなのではないか？
再び舞い降りる天使に対し、人類はどう抗うべきなのか？
その答えこそを本機に託したのである。

希望の弾き語り手とならんことを、そう願いを込め

”オルフェウス”と――。

～前書き～

皆さん初めまして。
お久しぶりの方はお久しぶりです。
夕夜(ゆうや)と申します。

新ガンスタへの初投稿は自分が今年１月末に投稿した拙作「ASW-G-X01　ガンダムプロメテウス」の
兄弟機とする「ASW-G-X18　ガンダムオルフェウス」にしました。

以前の投稿においても「ガンダム・フレームＸナンバー計画」というオリジナル設定を書かせて頂き、その設定をいろんな方に使用していただければ嬉しいですと書き記したところ、多数の方にＸナンバーの設定を利用して貰えました。
そのことがとても嬉しかったことをよく覚えています。
そこで製作を始めたの本ガンプラになります。

「ガンダム・フレームＸナンバー計画」の設定はどなたでもご自由に使用してくださって構いません。
Ｘナンバーの機体、敵対する組織の機体などを始め、奪取されたＸナンバーやまだ見ぬガンダム・フレームなど
それぞれのモデラーさんの想像力でお楽しみくだされば幸いです＾＾

楽しみ方は
　・ガンダム・フレームを持つオリジナル機体を製作する
　・神話の神々の名前をつける
　・機体の型式番号はASW-X-●●とする
の３点のみです。

それでは、長い前書きになってしまいましたがガンダムオルフェウスをどうぞご覧ください。