【ガンプラビギナーズガイド】つくろうガンプラ！

ロンメル隊長（以下ロ）「やあ諸君。
私は*ロンメル*。フォース・「第七機甲師団」のフォースリーダーである･･･常々言うが、アニメ本編のロンメルと同一人物かどうかは己の心に聞いてくれ。
現在は筆者の机の中に一間借りて暮らしている。･･･随分と待たせた。
筆者が*ゲームマスターの身を案じていたので*･･･かどうかは解らんが、とにかく前回から半月強が経ってしまっていたな。[前回（ガンプラの概要）はこちらを参照のこと。](https://gumpla.jp/hg/53603)

超初心者用ガイド・*「ガンプラワールドにダイブ」*編、２回目である。こちらの*「ＨＧＢＤ　ガンダムダブルオースカイ」*を説明書通りに素組みで製作することとする。
*「写真で見るガンプラ製作」*として参考にして欲しい」

ロ「まずはガンプラを購入しよう。好きな機体でいいが、あまり値段が高いとその分パーツも多くなる。
「ビルド」シリーズは*「元機体を主人公達がカスタムしたガンプラ」*なので若干相場が高めだが、それでもこのダブルオースカイはさすが主人公機！定価・1500円（税抜き）だ。
ダブルオースカイの場合、エフェクトパーツとアクションベースのついた特別版・*「ハイヤーザンスカイフェイズ」*もあるので（税抜き2200円）好みで選んでくれたまえ。

ガンプラの箱を開けると、キミ達はこのようにランナーに繋がったパーツの大群を見ることとなる。この写真はその一部だ。
下に光っているのは*シール（ホイルシール）*だ。こちらの取り扱いは後で説明しよう。
今回使用するのは*ニッパーのみ*。ニッパーだけあればガンプラは組める」

ロ「説明書は組み立てるときに必要となるのでよく読もう。機体のスペックや劇中での活躍なども細かく記載されている（シリーズにより若干内容が違うぞ）。
たいていモノクロのページに組み立ての説明が書かれるものだな。ランナーをこちらで一覧できる。
使用しないパーツには*「×」*印が書かれている。「ビルド」シリーズではよくある事なので注意するように」

ロ「旧ビギナーズガイドでも紹介したが、現在のガンプラ（でニッパーを使用するもの）の説明書の最初には*「二度切り」*についての解説が書かれている。
パーツにどうしても残ってしまう*「ゲート」*を効率よく処理するための手段だ。また、*「ポリキャップは潰れないように」*ともあるな。
ポリキャップは可動を司る。通常よりも柔らかい素材で出来ているため、はめ込むとき潰しやすいのだ。注意しておいてくれ」

ロ「それぞれのランナーには*「ランナータグ」*がある。
ランナーごとに設定された*「Ａ」「Ｂ」*などのもの（現行ガンプラでは抜かれている、写真中央下）と、各パーツに振られた*「１」*などの番号だな。いきなりパーツを全て外すと組み立てるのは至難になるので、パーツを説明書通りに一つ一つ見つけて組むこととしよう。

ダブルオースカイの場合、最初に切り取ることになるのは胸部のパーツだ。
*Ｂランナーの１５*。こちらを探し、」

ロ「パーツを見つけたらニッパーを使って切り取る。
写真では刃を逆にしてゲートを残しているが、こちらについては各ビルダーの熟練次第となる。二度切りする場合はゲートを残しやすいようにしようか」

ロ「ゲートを残して切った図である。
こちらからさらに切って、ゲートを完全に取り除く。ニッパーの平らな面をパーツの表面に沿わせるように切り取ってみよう。
･･･あまり近すぎると傷が付き、遠すぎるとゲートは残る。難しいところだ。完全に、もしくはきれいに処理したい場合はヤスリなどを使用することとなる」

ロ「２度目できれいに切り取った。･･･この状態で１個のパーツが完成となる。

なお、初心者のキミ達は試さなくても良いが･･･明らかに「軸」と解る部分など、１度切りで済ましてしまっても問題ない部分もある。二度切りすればきれいになる、と言っても、その最終的な精度はニッパーやビルダーの手の力などにも影響されることとなろう･･･と筆者は思っている。
まずは、*「ゲートを残さずに切り取る」*事から始めてみよう。

また、一部のキットには*「アンダーゲート」*が採用されている。採用されているキットには切り方の説明が書かれているのでそれに従うように」

ロ「切り出したパーツははめ込むことによって徐々にガンダムの形へと変貌する。
もちろん、昨今のガンプラでは接着剤は必要ない。これを*「スナップフィット」*と呼ぶのだ。
各パーツに「軸」と「穴」があるので、ずれないようにはめ込もう。パーツの切断→はめ込み、それを繰り返すことによってガンプラは完成するのだ」

ロ「上で「今回使用するのはニッパーのみ」と言ったが･･･筆者、旧ビギナーズガイドの時と違い*ピンセット*を積極的に用いているな！？

ガンプラはシールを貼るとより設定通りに仕上がる。シールはキットにより、広い面から狭い面まで様々。数々の組み立てガイドではよく「指で貼ると油が付くから～」と書かれているが、筆者はそこまであてにはしていない。シールの粘着を阻むのはむしろシール本体の性能や周りの湿気なのだ。
昨今のガンプラに使用されているホイルシールなら、多少なら指で貼っても問題は無い。大きな面では指でなじませたりすることで、むしろピンセットよりも場所を決めやすくなる。

･･･が、細かいシールになると話は別になる。こちらはカメラのシール（４）を貼っているところだ。
今回は100円ショップで普通に手に入るピンセットの先にカメラのシールを乗せているが･･･見たとおり、指ではなくしてしまいそうだろう。
ピンセットを使う際は、いかに*「はがれそうではがれないところにシールを掴むか」*にかかっていると思う。中央にべったりではむしろ貼りにくく、ピンセットの意味が無くなってしまう。
また、先が細すぎてシール自体を傷つけても無意味だ。
ピンセットの先端も様々な種類があるので、キミの一番使いやすい形を探してみることだ」

ロ「･･･と、いうことで。こちらが素組みで完成したダブルオースカイの勇姿である。
･･･あれ。肘のＧＮコンデンサーのレンズパーツ（Ａ２）、入れ忘れているのか？後の回で使うから残した？
･･･了解した。後の回に楽しみに取っておこう。
ちなみにキットにはコンデンサー部分にシールがないし一度はめるとほぼ戻せなくなる」

ロ「完成したらしたで、ポーズを取ったりして楽しもう。各ガンプラには、完成してからも楽しめるエフェクトや装備がたくさん揃っている。
写真は他キットのランナーレス台座を使用しているが、ハイヤーザンスカイを買うなりアクションベースを買うなりすればベースを使って浮いているように飾ることも可能だ」

ロ「多くのガンプラには他キットの紹介も入っている。いきなりカスタマイズするのは大変なので、軍資金の許す限りは多くのキットを組んで楽しもう。カスタマイズの「素材」にもなるからな。
･･･*フォース・「ビルドダイバーズ」*！戦ってみたかったものだ･･･」

ロ「「ビルドダイバーズ」もあと１回。私の活躍は･･･じつは筆者が期待したようには見られなくてちょっぴり残念らしい。
最大の不満点は別の所にあるようだが、それは次回の「GBNWeapons」で筆者が話してくれるだろう。

次回は*「簡単なカスタマイズ」*に移る。旧ビギナーズガイドで紹介したあれやこれ･･･さらに酒飲み友達のアルザス（「GBNWeapons」）にも登場していただこうか」