ライオットジンクス 擬似ツインドライブシステム実証機

フォーリンエンジェルス戦の4年後
新生ソレスタルビーイングによる武力介入の再開において独立治安維持部隊アロウズのとある開発チーム(旧ユニオン陣営)内では特にダブルオーガンダムが注目されていた。そして軍上層部の命令により2基の擬似太陽炉を搭載、つまり擬似ツインドライブシステムの開発プロジェクトが発足した。

ツインドライブシステムの最大の難点は2基の太陽炉を同調させることであり、これはダブルオーガンダムでさえもオーライザーとのドッキングなしには不安定なものであった。
擬似太陽炉は規格が同じものを二つ用意することで同調させることはオリジナルに比べれば理論上容易なことであるがそれでもソレスタルビーイングの技術力には叶わず開発にはかなりの時間を要することとなった。
最終的に実験は成功、擬似ツインドライブシステムを搭載する機体としてはリボーンズガンダムよりも早く実戦投下された。(ライオットジンクスの機体データもリボーンズガンダムの開発に利用されたと言われている)

アロウズの機体として何度かソレスタルビーイングと対峙したが
イノベイター勢力との最終決戦時には
連邦正規軍の側に付き、ソレスタルビーイングと共闘することになった。
アロウズ解体後も高い機体性能を評価され
連邦軍に所属し稼働を続け、ELSとの戦闘にて大破するまで現役であった。
アロウズ解体後には擬似太陽炉によるトランザムシステムを実現したビリー・カタギリの技術指導のもとでトランザムシステムを実装している。(トランザム使用後は擬似太陽炉が焼ききれてしまう欠点を抱えている)

性能は非常に高かったものの整備性の悪さから量産化は難しく、直系の後継機は存在しない。高濃度GN粒子の運用技術など部分的な要素はジンクスIVなどの新型機に受け継がれた。