食玩ガンダムアーティファクトのナイチンゲールを塗…
れねぇよ!…売ってねぇ、手にはいんねぇよ!と、言うわけで、
無ければ作ればいい、動くヤツをなぁ!
YMSN-x04Ⅱ 夜啼鳥"ヨナキドリ"
U.C.0094、AE社はあるNT専用MSのテストをしていた。MSM-04サザビーをベースとした、その深紅の機体は、過去ジオン公国によって開発されたあるシステムが搭載されている。
U.C.0094、宇宙へ生活の場を移した人類が、新しい大地としたスペースコロニー。その人工の大地の残骸、過去、大規模な戦闘の末、それらと共に漂う戦艦だった物が、骸となって漂う。いまだ帯電したそれら残骸により、放電現象が起きる。"サンダーボルト宙域"と呼ばれる暗礁地帯。
その暗礁地帯、稲妻の光とともに複数の光、いや、火球、爆発の光だ。その光を、周囲に漂う残骸を縫うようにスラスターの光が疾る。その光の主は、その深紅の機体は手足を巧みに動かして、細やかに機体を制御し、辺りに漂う残骸を躱す。そのコクピット、全天候モニターに覆われた球体の中心に、パイロットもまた、浮いていた。いや、違う。パイロットスーツの腰へと繋がれたアーム、球体の後部へと接続され、その基部には折り畳まれたシートが確認できる。線の細いパイロットスーツが、手足を、その身体を捻る。外では、深紅の機体がその巨体をまるでパイロット自身がMSになったかのように、手足を、身体を捻り残骸を躱す。
凄まじいスピードで後方に消え、次々に現れる残骸を、手足を動かし、AMBACを利用し躱しながら、次の敵機を探す。雷鳴の中、前方二時の方向に3機のMS反応を確認すると同時にアラート。三条のビームをAMBACのみで躱す。ロック出来た2機に対し、右手に装備したメガビームライフルを、マシンガンモード、三点バーストで2クリック。稲妻の中に火球が二つできる。
コロニーの残骸を縫うように、もう一機を探す。爆発の煙の中に稲妻の光に照らし出された影。
「味方を盾にした?…違う、上!」
見上げた先には、「コ」の字に折り畳まれた放熱板のような…
「フィンファンネルッ!?」
確認すると同時に、身体を捻り右腕を振り上げる。流れる様な動きで、フィンファンネルのビームを躱し、撃破。その瞬間には、左のバインダーをブーストさせ、側転するように機体を半回転し移動させる。同時に先ほどまでこの機体があった場所に、二条のビームが通り過ぎる。天地が逆さまになったモニターに、逆さまになった敵機がビームサーベルを引き抜き突っ込んでくるのが見える。稲妻により、シルエットになった敵機が斬りつけるサーベルを、シールドに担架したサーベルを展開し受ける。ビームと稲妻の光に浮かび上がる、白い機体、その左肩にアルファベットのAを模したマーキング。
目の前の"ガンダム"に対し、この機体は一回り以上大きい、懐に入られると不利だ。胸部に内蔵するバルカンを斉射し、隙を作る。そのまますれ違うように、サーベルを展開したシールドを後ろに払う。同時に左右のバインダーから、ファンネルを四基展開、ガンダムに背を向ける形で距離を離す。離しながらさらに二基、最初の四基はガンダムに対し上下左右から十字砲火を、二基には盾になってもらう。モニターには次々とファンネルのLOST表示が記されていく。コロニーの残骸の陰に隠れると同時に、左腕に装備したバズーカを移動予測地点に、さらに回避するであろう地点にと2斉射。左腕からパージしたバズーカにサーベルを突き刺し、残骸の反対側から流してやる。間髪入れずにそのバズーカはビームに貫かれる。弾倉に残った弾薬により爆発が起きる。
「かかったっ」
メガビームライフル
サザビーの物をベースに改良された。ライフル、マシンガン、ショットガン、3つのモードに切り替えることができる。長距離射撃にも対応し、バイポットも装備している。
バズーカ
左腕に担架される、弾速の速いロケット弾装を六発装填する。ジャイアントバズーカを改良した物。
サザビーと同タイプのシールドの裏側には、マイクロミサイル、ビームサーベルが装備されている。
バックラーシールド
右腕に装備された小型シールド、サザビーと同等のサーベルが装備されている。また、このままビームガンとしても使用可能。
「なんて思い切りの良いパイロット」
甘かった。バズーカの誘爆による爆発で足を止め、その爆炎を突っ切りこちらから仕掛けるつもりだった。しかし相手は、足を止めるどころか逆にその爆発の中を突っ切って。
足の止まった所を狙い撃とうと、構えたライフルを、爆煙の中から現れたビームサーベルに斬り飛ばされる。そのままぶつかるように懐に入られる、次の瞬間には衝撃。いつの間にかライフルを捨てたガンダムに殴られたのだ。コクピットの中、モニターがerrorの表示で真っ赤になる。無我夢中で突き出した手が、相手の手を受け止める。そのまま力比べのような形になる、その瞬間だった。
コクピットの、モニターとモニターの間、球体の内側が淡い緑色の輝きを放つ。いつの間にかerror表示の消えたモニターには、その装甲の隙間から、同じ淡い緑色の光を放つガンダムの姿が見える。
「この光は…」
そのパイロットは気付いていない。その時、深紅の機体は装甲の一部が展開、剥き出しになったフレームの一部が、目の前のガンダムと同じように淡い緑色の輝きを放っていることに。何が起きたのかは知らない、ただ、機体にあり得ないほどのパワーを感じた。今がチャンスなのだろう。深紅の機体の脚部をクローモードに切り替えて、ガンダムを蹴り出す。バランスを崩すガンダムにシールドごと突っ込む、シールドに内蔵された拡散メガ粒子砲を展開、そのビームの奔流はガンダムの半身を飲み込む。しかし、その眼は、ツインアイの光はまだ消えていない。次の瞬間には、ガンダムの右腕に内蔵されたビームガンの銃口がモニターを、コクピットを埋め尽くし…。
肩アーマー、腰フロント、サイドアーマー内に、サイコフレームが内蔵されている。
シールドには、拡散メガ粒子砲の展開ギミックがある。
脚部クローモード
薄暗い部屋に数人の白衣の男がモニターの青白い光に浮かび上がっている。その中の一人に、同じ白衣を着た初老の男が声を掛ける。
「状態は…」
「心拍数を初めほぼ全ての数値が通常値を表しています。アドレナリン量が多いぐらいでしょうか」
満足げに頷く初老の男。
「シミュレータとはいえ、ここまで安定しているとはな。リユース・P・デバイスとの相性もいいらしい、それに、見たかね、あの光を」
「はい、記録しています」
初老の男は、どこか興奮したようすで窓へ近づく。その窓の向こう、格納庫に奥の方から明かりが灯る。そこには、ほぼ全ての外装が剥がされ、フレームが剥き出しになった"YMSN-x04Ⅱ 夜啼鳥"がその身を壁に預けるように佇んでいる。
頭部にあるコクピットが開く。しなやかなシルエットのパイロットスーツが出て来るのが見える。
はい、また長々とすいません。
カッコイイョ鳥足ナイチンゲール。手に入んないから使っちまった。
サイズ比較の為、ジェガンさんと。HGですよ。
HGサザビーをベースに、クロスシルエットのナイチンゲールを、肩、腰フロント、サイドアーマーをMG verKa サザビーで、鳥足は、宇宙用ポルタさんです。
自立するのが不思議。
三機のゼータのお話、ホワイトユニコーンさんのピラミッドみたいなMAと戦うやつ、あのレッドゼータの特殊なコクピット、あれリユース・サイコ・デバイスの発展形だったら面白いなって、手足もがなくてもいいとか、でもNTしか操縦出来ないとか。あのお話は、サンダーボルトの世界観のゼータのお話だったら面白いなって、思うのよ。
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プラモ好きの40代
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