RGM-86R GM III　-分隊支援火器Ver.-

キット本体の方は小改造のみのほぼノーマルですが、今回のテーマとしてオリジナルの追加武装の分隊支援火器“ビーム・マシンガン”を作り装備しました。

元々GM IIIがミサイル装備で登場し、恐らく支援機的性格の強いマルチロール機なのだろうという事で、部隊の前線を支える・前線を押し上げる役割の分隊支援火器装備機がいるとの妄想で製作しました。

■工作
今回MS本体の工作はポイントを絞った小改造です。
・頭部
ここが一番手が入っているといえるかも。横から見ると前後長が短い気がしたので、プラ板を挟んで2ｍｍ延長してます。頭部バルカンは削り込んでHIQ PARTSの金属パーツを使用。アンテナは基部で切断、金属線に置き換えています。これだけでかなりシャープな印象になりました。

以下上から細々と…
・左肩のセンサー
後ろ側肉抜きを塞ぎ、正面側はゴーグルパーツのクリアグリーンのランナーを切り出しクリアパーツを埋め込み。
・腰のフロントアーマー
左右一体成型なので軸をセンターで切断、左右独立可動としてます。お手軽ですが効果抜群。
・腰アーマー裏側にモールド追加
完成後はほぼ見えないとは思うんですが、今回は実験的にプラ板で補強リブ的なものを作ってみました。アクションポーズの時にチラ見えの見栄え対策の実験です。
・脹脛外側のバーニア部の裏打ち
膝関節部のスカスカが残念なのでエポパテで裏打ち、最低限のディティール追加。
・バックパック
サーベルラック・バーニアのパイプをカットしリード線に置き換え。個人的好みで先端部を色分け。4発のバーニアノズルの縁を削って薄さ感アップ。
・他全体的にスジボリ追加
最初プラカッターで掘っていたのですがきれいに彫れず、脹脛外側のバーニア部は最後までラインがガタついてしまいました。その後スジボリ用のツール「Mr.ラインチゼル用替刃 0.2mm」を購入かなりきれいに彫れるようになりました。元々のモールド掘り直しや追加されたスジボリできれいな部分はラインチゼル使用。

武装類
・ビーム・マシンガン
コトブキヤのウェポンユニットのライフル2種を二個一で本体部を作り、バレル、ストック、キャリングハンドル部を追加。センサー部にHIQ PARTSのグリーンＬを使用。イメージ的に元ネタはMINIMIでそれをゴツくしてます。
・ビーム・ライフル
メインとなる追加武装が大きいので対比として小さめに作りました。折角なのでイメージ的にビーム・スプレーガンに寄せてみました。センサー部のクリアパーツはやはりクリアグリーンのランナーを利用。

■塗装
基本はクレオスのラッカーで。一応ガンダムＵＣ登場機体のカラーリングを意識してますが、例によって細部は違ったりしてます。
今回も個人的な印象優先での好みにより混色し所々変更しています。（使用色は後述）
基本的に各部パーツ単位でエアブラシ塗装。シールド裏だけはグレー部を塗装後マスキングしてメカ色を吹付け。単純なラインですがマスキングに気を使いました。
エアブラシ塗装後、武装、バックパック等メカ色部以外はトップコート艶消しで艶感統一。

■仕上げなど
今回も墨入れ、汚しはクレオス水性ホビーカラー（艶消し黒）を使いました。
水性ホビーカラーを水で希釈しトップコート前に墨入れ。トップコート後にごく軽めにウォッシングを行いました。
今回あっさり目処理にしたかったのでハゲチョロ処理等は無しです。
マーキングシールは別売りのガンダムデカール・サンダーボルト汎用1を貼り込み。若干控えめに貼りましたがうるさく無い程度に抑えられて良かったかもです。

■製作感想
大好きなＧＭ系の本命ともいえるキットＧＭ III楽しく組み立てられました。ＭＳに大きい武器持たすのは嫌いではないんですが、Ｚ以降はなんというか一撃必殺の特別装備みたいなのが主流になっている感じですが、もうちょっとミリ寄りの装備があってもいいと思い製作しました。なかなか量産型機らしい雰囲気のまとまりの良い仕上がりになったかと自画自賛してますｗ
作り終わってみると粗が見えたり、もうちょっとああした方が、こうした方が良かったかも？とか出てきますが、それは次回以降に活かそうと思います。

■カラーレシピ
本体グリーン＞白+No.66 デイトナグリーン+No.312 グリーンSF34227
本体グレー＞白+No.306 グレーFS36270
コクピットハッチ、シールド他の赤色部＞No.81 あずき色+No.68 モンザレッド+白+黒
襟、胸部ダクト他の黄色部＞No.58 黄桃色。
武装類、関節等＞No.28 黒鉄色+No.78 メタルブラック（半艶）
バックパックのバーニアノズル＞No.61 焼鉄色（半艶）

ここまでのお付き合いありがとうございました。