【ガンプラビギナーズガイド】飛べ！ダブルオーホープスカイ

ロンメル隊長（以下ロ）「やあ諸君。
私は*ロンメル*。フォース・「第七機甲師団」のフォースリーダーである･･･常々言うが、アニメ本編のロンメルと同一人物かどうかは己の心に聞いてくれ。
現在は筆者の机の中に一間借りて暮らしている。

･･･こんなシーンはなかったはずだが、先日アニメ「ガンダムビルドダイバーズ」が終了した。
副官・クルトの「一度壊れたものはまた作り直せば良い」という発言に･･･私はかつてＧＵＮＳＴＡが閉鎖し復活した時を思い出してしまったよ。
リク君達にもそう言っておけば良かった。ひとえにフォース内の立場を優先したわがままであった･･･」

ロ「今回は前置きはなしだ。「ガンプラワールドにダイブ！」編、過去記事は作者ページを参考にしてくれ。

前回までで「基本編」とも言える部分は終わって･･･今回はダイバーズコンとの連動となる。
「ミキシング」や「塗装」など、これまで説明してきた技術を結集。「ビギナーズガイド」の集大成となるガンプラを製作することとする。

ミキシング。前回も言ったように、ガンプラカスタマイズの醍醐味だ。ベースキットを使い、劇中からさらに進化・自分好みに強化したガンプラを手に入れることができる。
これまでの連載でジャンクパーツはいっぱいあるが･･･」

ロ「･･･正直に言って、筆者の家のパーツは多すぎる。「片付けられない」のかな。
今回はベースキットをしっかり決めてそちらの素体はいじらず･･･統一感を出すという側面もあり、こちらのパーツを利用することとした。
ベースは「ＨＧＢＤ　ガンダムダブルオースカイ」通常版だ。

・ＨＧＢＤ　ダイバーエースユニット
・ＧＮネイキッド製作で残った「ＨＧＢＤ　ガンダムダブルオーダイバー」のパーツおよび余剰パーツ
・ダブルオースカイの余剰パーツ
・ボールデンアームアームズＡランナー、１軸の先端

ミキシングする際は、作品ごとの所属の他･･･機体の「デザイナー」などにも注意を配るといい。デザイナーについては公式ＨＰや各種資料を参考に。
多種多様な機体を１０数機のパーツのミキシングだけで作る猛者もいるが、あまり使用機体が多くなりすぎるとパーツをごて盛りしただけのガンプラになってしまうのは難しいところである」

ロ「また、「ビルド」シリーズのガンプラはそのほとんどが*「通常ガンダム作品に登場した機体のガンプラを作中登場人物がカスタマイズした機体」*となっている。
今回のダイバーズコンの場合、それらをさらに二次カスタマイズするわけで･･･一言で言えば「大変」だな。
かつてガンダムＡＧＥＩＩトリニティを作ったときは*「それぞれの機体の良さそうなところを組み合わせる」*だったが･･･今回は、*「ダブルオースカイの独自点を全て外してみる」*事としよう。
利用できるパーツを増やす意味もある。
スカイドライヴもスカイブレイサーもスカイレガースも、全部取り外してしまう。胸の傷も今回は塗装で埋めてしまっている。
なぜなら･･･これはリクくんのガンプラではないからだ」

ロ「一点だけ。
シールは塗装することで、*「その形を正確に貼れるシール」*となる。うまく使ってくれたまえ。
写真は「HG00　ダブルオークアンタ」のもの。塗装して使ってみる。前回話したように、ダブルオースカイの腕部ＧＮコンデンサーにはシールがないため流用している。
もちろん、過去の00系キットやダブルオーダイバーのコンデンサーやシールを流用してやるのもありだろう」

ロ「前回挙げた途中写真だ。
ここからさらに細部を詰めて塗装する。今回は青部分などの部分塗装オンリーとし、白部分などはメラミンスポンジでつや消しし0.3mmのシャープペンシルによるスミ入れを行ったくらい。
使用したのはラッカー系の「ガンダムカラー　RX-78 ブルー Ver.アニメカラー」と「タミヤラッカー塗料　舞鶴海軍工廠グレイ」。緑部分は混色だ。
なおシャープペンでスミ入れを行う場合、デザインナイフなどで先を斜めにするとよりシャープな線を描ける･･･こちらは今月のホビージャパンさんの受け売りである。
描いた線は水を付けた綿棒でぼかすこともできる」

ロ「完成。まずは前から。
スカイドライヴはツインドライヴとして、両腕に装備させてみた。ダイバーエースユニットでドライヴを縮めたのでスタイルもばっちりだ。
肩のアーマー（エースユニット膝）も合わせ、固定はボールデン１軸の先端をデザインナイフで切断、接着して伸ばした軸で行っている。
空いた部分（本来の肩アーマー）はダイバーのＧＮコンデンサーで埋めた」

ロ「後ろから。
エースユニットは、スカイドライヴユニットを外した所にエースユニット付属の二軸ジョイントで付けた。
スカイ付属二軸ジョイントよりも接続が短くなるぶん下部が干渉するので少しだけ削る。取り払ってしまってもいいだろう。
頭部はスカイ頭部にダイバーの角とした。角が変わるだけでもだいぶん印象が変わる。中央はダイバーのクリアパーツにシールをそのまま使用させて頂いた」

*ガンダムダブルオーホープスカイ*：ＧＢＮに平和が戻ってから数ヶ月後。
ＧＢＮ内の福引きで当たった「ダブルオースカイのパーツデータ」を偶然手にした初心者ダイバーが、リクの使用してきた各種パーツを射出成形、作成したガンプラ。
パーツの移動や各種特徴的装備の排除で、元機体とは大きく印象を変えることとなった。
彼は、「希望」を込める。
「好き」と思う気持ちでＧＢＮの未来を切り開いたリクの待つあの空へ行けるように。
そして、これからも平和なＧＢＮであるように。

ロ「･･･オリジナルのストーリーや「if」的なものは付けておくと解説上解りやすいな。
そこに「作中」という決まりはない。キミ達の自由に楽しんで行ければそれで良い。
キミの「想像」を形にしよう」

*ＧＮホープセイバー*：00系によくある大型のバスターソード。
刀身は可動し、トライデントモード、ライザーソードモードに変更可能。

ロ「ダブルオーと言えば大剣！スカイドライヴ、バスターソードの柄、ダイバーソードやスーパーＧＮソードＩＩなどを組み合わせて見立ててみた。
本当はランスにしたかったが、今回の範囲ではパーツはなかったのでバスターソードだ。
･･･ところで、ダブルオースカイの手首関節、取れやすくないかな。今回の撮影では、ビームライフルを持たせただけでも手首が落ちてきてしまった。
元キットの金型がくたびれている（腕パーツ側に問題がある？）こともあると思うが･･･何らかの形で補強しておいた方が吉であろう」

ロ「ホープセイバーのライザーソードモード。刀身が大きく広がりそこからビーム刃が･･･と言うイメージ。
下半身、フロントアーマーは翼パーツを追加、サイド・リアアーマーと腿はダブルオーダイバーに戻した」

*ＧＮブレイド*：左腕ＧＮドライヴに装備した小剣。

ロ「スーパーＧＮソードＩＩの先端。接着しているので取り外しはできない」

*ロングライフル*：ダブルオースカイと同様のキャノン砲。

ロ「スカイドライヴ、右腕側は開けておいた。キットの機構を使ってロングライフルを接続可能にしている」

ロ「できたら、ＧＵＮＳＴＡへの投稿よりも前にじっくり遊ぼう。
自分の「愛機」が活躍する様を想像してみよう。フルボディと」

ロ「･･･さて。*「ガンプラワールドにダイブ！」編*、どうだったであろうか。
「ビルドダイバーズ」放送開始から半年、「ガンプラビギナーズガイド」自体も本サイトの閉鎖・再開を挟み総計20記事くらい･･･教えられそうなことはなるべく教えたつもりだが･･･そちらもどうだろうか。

ガンプラには、まだまだ無限の可能性がある。私たちもそれが続いてくれることを心から願い、今回の締めとしたい。
本当は「これで終わり」と言いたいところであるが･･･
閉鎖直前に撮った「つくろう！旧キット」もまだ話すべき事が残っているし、今回飛ばしてしまった「撮影」関係はまた改めて話をしたいと思うのだ。
*「GBNWeapons」*でも見ながら、その時を楽しみにしておいてくれ」