MSA-003 ネモ(アルフレッド・イズルハ機)

本機はMSA-003ネモのカスタム機である。

ネモに追加装甲としてMS-06FZザクⅡ改の機体の一部を移植している。この際、内部には爆薬を仕込み爆発による衝撃でダメージを軽減するチョバムアーマー化されている。

火器装備もかつてのジオン軍の兵器を使用している。

装備している火器は一年戦争末期に実践された「統合整備計画」の物が殆どであり計画後まもなく一年戦争が終結した為、未使用で残っている物も多く存在しており入手は容易であった。

本来こういったカスタムは軍規的に認められない事も多いが軍資金が潤沢でないエゥーゴにとって低予算で増強出来るのであれば好都合であり、またそれによりパイロットの士気が上がるのであればある程度は目を瞑る事も辞さないとしている。実際RMS-099リック・ディアスの一般機カラーリングは本来、黒基調であるがエースパイロットのクワトロ大尉にあやかって赤基調にする者も多かったのもこうしたエゥーゴの事情である。

また奇跡的にもネモにはジオンの技術が多数使用されておりジオン系等の装備と相性が良かったのも評価点であるだろう。

今回のネモ・アルフレッド機に関してはパイロットであるアル本人の強い希望によりこういった形になったのは言うまでもない。

◆試作型ビームショットライフル◆

アルがMS-18Eケンプファーのショットガンをヒントにアナハイムに作成依頼した試作型のビームショットガン。

8発のビームショットシェルが入ったマガジンをセットしてポンプアクションで装填する必要がありビームライフルに比べて速射性は格段に落ちるものの、近距離での瞬間火力は凄まじいものがある。が、集弾性は試作型故に難がありスペック通りの威力に満たない事がある。シールドに予備マガジンを2本装備している。

これで得た実戦データは後にMSN-04サザビーのビームショットライフルに活かされている。

◆ジャイアント・バズⅡ◆

大型の実体弾を発射する大型火器。

統合整備計画のMSであるリック・ドムⅡ、ケンプファーと同等の物。

◆シュツルム・ファウスト◆

誘導性が無い手持ちのロケット弾。

対MS戦よりも施設破壊に向いた装備。

こちらも統合整備計画の兵器をそのまま使用している。

ちなみに腰横には手投げのハンドグレネードも装備している。

◆ヒートホーク◆

MS-06ザクⅡが主に使用していた近接兵器。

宇宙世紀0087年では殆どのMSがビームサーベル標準装備であるが、それでも尚ヒートホークの取り回しの良さは目を見張るものがある。

◆腕部ガトリングガン◆

サイクロプス隊を調べている際に見たケンプファーvsアレックス戦を見て取り付けている。アレックスは機密化されていた為、スペック等の情報が得られず見様見真似のレプリカである。

◆ビームサーベル◆

ネモに標準装備されている物。

子供だった？

お荷物だった？

そんな事は関係ない。

あの日あの時から少年は確かにサイクロプス隊の一員だったのだ！

頭部に貼り付けたエンブレム…

一つ目の志を心に刻み護るべきものの為に戦う。

「……私が知っている事は全部話したつもりだが」

「ありがとうございます。これで僕も彼等の生き様を胸に戦う事が出来ます」

「そう言えば、まだ名前を聞いて無かったな。私はチャーリーだ」

「僕はアル。アルフレッド・イズルハです」

「ではアル、私との約束だ。必ず生きて帰ってこい。次は酒の飲み方を教えてやろう。…彼には教えられなかったからな」

「…分かりました。もし生き延びたら必ず会いにきます。約束します！」

そう返事をしたアルの顔は決意に満ちた男の顔であった。

「あの時に見せてくれた勇気、今なら分かるよ。自分のやるべき事をやるだけだ。そうだろ？バーニィ」

〜塗装前〜

ってワケでネモ・アルフレッド機です。

ネモを見てる時に何となくザクⅡ改にカラーリング似てるよなぁからスタートしてアルの年齢調べて0087ってアル18歳じゃん！これはイケる！と作りました。

長文になりましたが、設定の擦り合わせと外伝の主人公として改めて戦場に立つ事を考えてやってみました。

ちなみにアルがエゥーゴに入隊した時の上官が元ジオン軍人の叩き上げでサイクロプス隊とも交流がありアルの為に色々としたっていう裏設定です。ピンクエレファントを教えたのもその上官です。この話入れると長くなりすぎるので削りました😌

チェーンマインはサイズ感が合わずボツにしましたwあれはジオンMSが持ってナンボですね😅

それではここまでお付き合い頂き感謝しますm(_ _)m