ハイゴッグ- “WODJANOJ”(ヴォジャノーイ) 地上戦強化改修型 切り裂き蛙(ﾌﾛｯｸﾞ･ｻﾞ･ﾘｯﾊﾟｰ※本人未承認)専用機

胴体部はスジボリと塗り分けのみですが、自分的には結構頑張りました😅

腕部は多関節を無くし短く（それでも長いw）しました。クロー部は別パーツをはめ込み固定。親指？はビームキャノンの照準機に。肘周りの装甲は少し段差を付け塗り分け。追加装甲のようなイメージです。

肩関節は別パーツに変更。接続部をくり貫き多少上下に可動するように。肩アーマーは別接続にし上下だけでなく前後にも可動出来るようにしました。中が丸見えなのでカバー付けましたw上部の突起は切り取り、腕部同様に段差を付け追加装甲風に。下部の突起はビルダーズパーツに変更。

肩アーマー内部にはジャンクでバーニアを追加。スカスカの内部を多少意味あるものに変更しました😀アーマーというよりはバインダーですね。

脚部。股を前後逆にしました。イメージ的にこのほうがしっくりきたので😅

大きくいじりはせずスジボリの追加と塗り分けで、外装と内部フレームに見えるような雰囲気で塗り分けています。                                  

バックショット。背部バーニア周りはスジボリと塗り分け。今回の作品でここが一番お気に入り笑。

尻横の追加したブースターはまんまあのMSの腿部をジョイントごと移植です笑。バーニアも追加してます。シナンジュの背部スラスターやグフカスのシールドガトリングのように、この腿部も簡単に格好良くできる良パーツだと感じるのは自分だけ？でしょうか…

脹脛部にもビルダーズパーツでバーニアを追加しています。

肩アーマーと合わせて計14基のバーニアはやり過ぎた感はありますが、ロマンですね笑。

一番の変更点がこの尻尾！

腕部のパーツを繋ぎ尻尾にしました😄先端は寿屋謹製のトライデントスピアとジャンクで作成。無理矢理くっつけたので完全に満足は出来てないです。現状の自分の技術の限界を実感…

まぁとりあえず妄想に近い出来にはなりました😅

肩アーマーのカエルは蒔絵シールとデカールで機体名称を貼りました。

前作もそうでしたが作品のイメージに添ったシールを探すのが一番大変かもしれない💦     

反対側は特大のZEONデカール。広い面積には大きいデカールが映える✨

色んなデカールを買い漁りたくなる笑。

下、脳内設定です☺️大分長くなったのでご興味ありましたらご覧ください💦

とある壮年のパイロットが一人、海沿いの崖の裏に空いた空洞内に作られたモビルスーツ格納庫に足を踏み入れる。

「これは大尉。どうされました？」

ひとりの整備員が男に声をかける。

「ん？ああ。たまにはこいつの腹の内側だけでなく外面も眺めてやろうかと思ってな」

男の視線の先には人型とは素直に言えないやたらと腕の長い異形のモビルスーツが一体置かれている。

「はは～ん？さては大尉、暇してますね？」

「…まあ、そんなとこだ」

尻のポケットから煙草を取り出そうとして以前この整備員に「ハンガー内は禁煙です！引火でもしたらどうするつもりですか！」と、怒られたのを思いだしそしらぬ振りをする。

整備員はその動きに気付いていたようだがそれには触れず自らの作業を再開する。整備員の回りには大小様々なコンテナが置かれており、中には性能の良さげな部品や巨大な銃器などが収められている。

「大尉の乗機はいつも通り整備してありますよ。他の奴らと違って大尉はあまり傷を付けないでくれるから整備が楽で助かります」

コンテナ内の物を確認して手元の端末に何かを入力しながら視線も向けずに整備員は話続ける。

「臆病なだけだ。昔は出る度にボロボロにしてよく怒られたもんだ。それが身に付いちまったから傷を付けるのが恐くてなってな」

「へぇー、大尉にもそんな頃があったんですね。てっきり昔から変わらないのかと」

「馬鹿を言うな。誰だって若い頃は自らの理想と力量を履き違えてるものさ」

「そんなもんなんですかね」

もうすでにこの話に興味がないかのように整備員は手元の部品しか見ていない。その部品はあまり見覚えのない真新しさがある。

「…ところで最近やたらと羽振りが良さそうだが、良いパトロンでも見つけたのか？」

「こいつらですか？最近狩猟班の成果が上がってましてね、鶏…じゃなかった、赤鷹少尉が良い囮になってくれてるそうで襲撃の効率が良いらしいんですよ」

「赤鷹？ああ、あいつか。あれこれいじってるときは何をしてるのやらと思ったが、なかなか良い機体が出来たらしいな」

「…ええ。お陰様で良いパーツが手に入るようになったもんで、整備のやりがいがあるってもんですよ」

「なるほどな。こいつもその恩恵に預かりたいもんだな」

何気なく呟いたその言葉に整備員の目が光ったように感じた。

「…大尉。良い改修プランがあるんですが、こいつを私にいじらせてみる気はありませんか？」

「改修…？どういうことだ…」

「いえね。こいつらって水中ではまだまだ連邦の最新鋭機にも負けず劣らずの性能だとは思うんですが、地上だとどうしても見劣りするじゃないですか。その問題点を改善するプランを思い付きましてね。良かったら大尉の愛機で試してみません？」

整備員の目には怪しい光が輝いている。どうにも言ってはならない言葉を言ってしまったらしい。

「いや、俺はこのままでも十分だが…」

「十分？はっ、冗談ですよね。あんな素人が考えた機体に負けるなんて、大尉が許してもこの私が許しません！」

「お前がやりたいだけじゃ…」

「大尉！」

「！？っ」

「やるんですか？やらないんですか？私の準備はいつでも大丈夫ですからお気になさらず！」

整備員が放つ圧はいつだか連邦のエースパイロットと接敵したときのようなプレッシャーを感じる気がする。決して否とは言えない雰囲気だ。

「あ…あまり、際物にはしないでくれよ…」 

「任せてくださいよ！最強で最高な機体にしあげてみせますから」

◆◇◆◇

──大尉！お待たせしました。ついに大尉の専用機が完成しました！」

そこにはより人型らしさを失った乗機改め専用機だというモビルスーツが立っている。

「おいおい。誰も専用機を作れとは言ってないぞ…」

「まあまあ大尉。まずは説明を聞いてください。質問はそれから窺いますよ」

「いや、質問とかではなくてな──

「ではまず！腕部をご覧ください！ハイゴッグの特徴のひとつである多関節構造を思いきってオミットしました。そのおかけで動力パイプの安定性が向上し、内蔵のビームキャノンの出力が３割程上がっています。新たに照準機も付けましたので命中性も向上しています。また、動くわりに物を掴んだりは不得手だったクローを固定式に変更し、また出撃の度に交換は必要となりますが高分子セラミック製したことによってそのままでもどんな装甲でも切り裂き貫ける鋭さもありながら、高周波発生装置も組み込むことによって高熱を発生させ切断力を向上させることも出来ます！ヒートホークならぬヒートクローですね。尚、劣化は早まりますが水中で使用することによってその高熱で回りの水を一瞬で蒸発させ、水蒸気で目眩ましや船をひっくり返すとかも出来ます」

「……はぁ」

「次に肩アーマーは正直何のために付いてるか分かりませんでしたので、装甲を強化し胴体部を守るシールドとしての役割を強化しました。またその裏側に大型のバーニアを２基ずつ搭載し陸上での機動性を向上させています！実弾はもちろん多少のビーム兵器ではビクともしない…はずです」

「はず？！」

「そんな何でも防げるシールドなんてあるはずがないでしょう？そんなものあったら機体の修理なんて不要になりますよ」

「そ、そうだな…」

「さあどんどんいきますよ！次に脚部ですが陸上ではどうしても移動速度が落ちてしまうのをどうにか改善しようと考えて思い付いた画期的なアイデアを見事に実現しました！歩くのが遅いのなら跳んでしまえと！」

「と、跳ぶ？！」

「ええ。構造は至ってシンプル、背面に10基、肩アーマー内に計4基、増設したバーニアを瞬間的に一斉に噴射することによって高く跳ぶだけです。こうカエルみたいにピョーンと」

「………」

「ああ！もちろん安心してください。コクピット回りのサスペンションを増やしてありますので操縦席への負担は軽微です。もちろん耐G機能も完備です。脚部にも衝撃吸収のための改修はバッチリ仕込んであります。外からはまったく見えませんけどね」

「最後にもう目立ちまくりの一番の変更点、取り外した腕部の関節を利用して開発した新兵器！その名も"ヴォジャノーイ・テイル"。先端に取り付けたブレードはクローと同じく高分子セラミック製で切り払い、貫きなんでも出来ます。そしてメガ粒子砲まで完備しており、拡散・集束どちらにも対応していて好きな方をブッ放せますよ」

「………」

「説明は以上です。さあ！何なりと質問をどうぞ……大尉？」

「…質問は特にない。よく分かったよ」

「お！分かって頂けましたか。さすが大尉です。それでこそやりがいがあるってもんです」

「…やりすぎだがな」

「ん？何か言いました？あ！そうそう、この機体に合うように大尉の通り名も考えておきましたよ」

「と、通り名？そんなものはいらんぞ！」

「カエルの様に跳び跳ねて鋭い爪で敵機を切り裂く異形のモビルスーツ乗り、人呼んで"切り裂き蛙(ﾌﾛｯｸﾞ･ｻﾞ･ﾘｯﾊﾟｰ)"なんていかがですか？」

「フロ……いや！それは絶対にいらん！」

「気に入って頂けましたか？分かりやすいようにカエルのシンボルマークも描いてありますから、その名が連邦にまで轟くのはあっという間でしょうね」

「い、いや、だからいらんと……」

「いや～我ながら傑作だ。良い仕事のあとは旨い酒が飲めそうですね」

「お、俺は絶対に認めんからな！