HGBDガンダム・ダブルオースカイダスク

<STORY>

サラ奪還作戦後に確認されたガンプラ。その姿はデスティニーガンダムの要素こそ大きく見られるがミカミ・リクの駆るダブルオースカイに酷似している。当初は奪還作戦後に現れたバグの生き残りと思われたが、攻撃性は見られず、数日にその場から動く事なく消滅してしまう。

そのガンプラが発見されたステージではビルドダイバーズのミカミ・リクと百鬼のリーダー、オーガが戦闘した形跡が見られたが、当時の調査ではそれ以上の情報は得られなかった。

後にこのガンプラの正体は、そこで戦ったミカミ・リクのサラへの想いとバグの中に存在したサラの潜在意識がリンクして生まれた残留思念なのではないかと推測された。

『SEED DESTINY』の主役機デスティニーガンダムの面影が強く反映されたのは、『ダブルオースカイ』に組み込まれたデスティニーのデータが、リクとサラの残留思念に混ざり合って起きたバグとみられる。しかし『想い人を守れなかった無念』を持つ『シン・アスカ』の機体に酷似するとはなんという皮肉だろうか。アレはサラを救うことができなかったミカミ・リクのあり得た未来かもしれない。

そのガンプラが消滅する瞬間に立ち会ったアヴァロンの小隊が、その時の画像を残してくれた。日没の中で消えゆくその姿は、それこそ夕陽のように切なく美しい光の翼を強く放っていた・・・。

＜追記＞

後日、ブレイクデカール事件の主犯『シバ・ツカサ』のガンプラ、『ガンダム・アストレイノーネイム』と酷似したガンプラタイプのELダイバーの存在が確認される。『アストレイノーハアト』と呼称されたELダイバーは後に運営に保護され、サラ同様に現実世界へサルベージされる事となった訳だが、彼によってガンプラタイプのELダイバーの存在が認識され、あの夕陽に消えたガンプラも正式にELダイバーとしてカテゴライズされる事となる。

『ガンダム・ダブルオースカイダスク』『dusk（黄昏）』の名の通り闇に溶けるように消滅する事となってしまったが、彼（彼女）の同胞となる『ノーハアト』がELダイバーとして『スカイダスク』の存在を繋ぎ止めてくれたのは大きな救いだと思いたい。

GBNで生まれた電子生命体ELダイバー。姿形を問わず生まれる彼らの処遇は多様化される価値観の中で適切な対応が求められるであろう。異種との和解は『ガンダム』という虚構の世界だけでなく、我々の生きる現実の中でも重要な課題なのだから。

ーアヴァロン研究員の日誌より抜粋ー

制作過程

前

なるべくハイネ専用デスティニーと被らないやうに心懸けましたが若干徒労に終わってます。

夕陽が闇夜に覆われるイメージで手脚を黒くグラデしました。

後ろ

フェイス部分を黒くしたのは、『生まれたばかりで自我が芽生えてない＝顔がない』というキャラ付けが欲しかったので。実は前述の過去作『アストレイノーハアト』も同じ理由でフェイスを黒にしました。

またデスティニーの口を削り、うなじ部分をは切り落とすなど首回りの干渉防止のため加工作業を行いました。

ビルドナックルその他

多分あまり使う機会ないかなっと思いましたが、ある数だけ使いました。平手はビルドナックル系の他に、HGCEストライクフリーダムから拝借もしています。微妙に表情が違うので？

光の翼。外回りのエフェクトを加工して背面の軸穴に嵌められるようにしました。

ギミックが塗膜に優しくないと感じたので外回りをオミットし、その代わり後光エフェクトにしました。

カラーレシピ（塗料は一部を除きアクリジョンで統一）

橙→蛍光イエロー:イエロー少量、上から蛍光オレンジ:オレンジ少量

赤→蛍光レッド:レッド少量

赤②→レッド90%:グリーン10%

白→ホワイト80%:グレー10%:グリーン10%

黒→ブラック90%:グレー少量

カメラアイ等→メタルグリーン（非アクリジョン）

光の翼→白サフ→クリアゴールド（クレオスメタリック）→プレミアムガラスパール（ガイアノーツ）