前回制作からしばらく間が空いてしまいましたが、数か月振りにようやくガンプラモチベが上がって来たので、リハビリを兼ねて成形色活かしで手軽にサクッと組んでみました。
豊富な武装と余剰パーツに惹かれて購入したMG ザクⅡF2型キンバライト基地仕様を制作しました。
素組みでツギハギカラーが再現出来るキットなので、塗装は最低限としメインの成形色はそのまま活かして仕上げてみました。
可動はちょっと不満が残るレベルですが、組み易さとスタイルは非常に良好なキットだと思います。
塗装したのは一部装甲と武装程度で、あとは基本ゲートとパーティングライン処理、一部合わせ目消しだけしてストレート組みしてデカール貼ってトップコート、スミ入れ、ウェザリングしただけです。
目立つ合わせ目はスパイクアーマー、両肩、武装くらいなもので、全体として作業量はかなり少なくて済みました。
ウェザリングはクレオスのウェザリングカラーのサンディウォッシュを適当に塗り付け&拭き取り後、エナメル塗料でチッピング&ドライブラシしました。
ウェザリングカラーは質感良くてプラを侵しにくく、本当におススメの塗料です。
スパイクアーマーは合わせ目消した色痕が目立ったので近似色で塗装しました。
他の装甲と色味が微妙に異なるのは、サンドカラーに塗装された別の機体に装備されていたアーマーを引っぺがしてきたから、というご都合脳内設定です。
モノアイは元々ある接続軸を切り飛ばしビルダーズパーツのMSサイトレンズのベースを接着、中にメタリックシールを貼りレンズを嵌めてあります。
メカっぽいディテールが欲しい時は基本MSサイトレンズを使っています。
シンプルに仕上げたい時は、ウェーブのフラットバーニア+Hアイズで同様の工作をするようにしています。
モノアイ置き換え工作は手軽ですがかなり効果的で、ジオン系MSでは屈指のコスパを誇る工作だと思います。
特に素組みがシールだけで済ませるようなキットに行うと劇的にカッコ良くなりますよね。
元は腰に装着するシュツルムファウストラックですが、ちょっといじってバックパックに持ってきました。
劇中でもロケットブースターを取り付けたりしているので、バックパック側面には装備取り付け用のインターフェイスがあると想像しました。
腰部にはハンドグレネードや予備弾倉、セカンダリ武器を携行し、ガトーと2号機を載せたHLVを打ち上げる為に基地在庫の火薬を持てるだけ持って出てきた総力戦の様相を呈してみました。
0083は久しく見返していないので記憶が曖昧ですが、HLV打ち上げ後投降するのは戦闘開始前から決めていた事だったはずなので、3年間の節約生活で溜まった鬱憤をここぞとばかりに撃ちまくってストレス発散したんだろうなと思います(笑)
バズーカとマシンガンのレンズは成形色が透明だったのでタミヤのクリアレッドスプレーで塗装し、裏側にメタリックシールをあてがい光の反射を強くしました。
クリアレッドはかなり遠目から「こんなんで塗料乗るの?」くらい薄く吹く事を意識すると上手い具合に塗れました。
全体的に艶消しの質感の中で、レンズがキラッと光るのはメリハリが効いていて好きです。
射撃精度を司る戦闘力に直結する重要な部位ですので、レンズ周りは常に重点的に清掃メンテして性能を保っていたと思います。
レンズ部は汚しや艶消しクリア等の工程を全部終わらせてから組んでいます。
MGには珍しく固定銃持ち手があるのは嬉しいです。
可動指は便利ですが、どうしても見た目は固定式に一歩譲る外観ですよね。
ただダボ等で武装と固定は出来ず、緩々なのが惜しいですね。
接着すればいいのですが、そうすると武装持ち替えできなくなるので悩むところです。
せめて固定持ち手を2セット付けてくれればと思うところです。
一応肩関節は引き出し可能だったり、股関節に水平スイング機構がありますが、あまり意義を感じず全体的に動かないです。
付属のバズーカはグリップ非可動なのでまともに構えられません。
発売時期的に比べるのは酷というものですが、現在はザク系MGキットはザクⅡVer.2.0が基準となってしまうので、どうしても可動面は不満感が残ります。
可動がある程度不自由な分、設定画のマッシヴなイメージを見事に立体化出来ていると思います。
F2ザクもVer.2.0化して欲しい所ですが、現在のペースを鑑みるに夢のまた夢ですかね(苦笑)
ザクⅡVer2.0ベースに改造するにもデザイン相違点が多過ぎで私には到底無理そうです。
そもそもF型のマイナーチェンジのはずなのにカタチ変わり過ぎですよね(笑)
統合整備計画の一環の機体という公式設定なのでザクⅡ改とモロにキャラ被ってる感じしますし、設定上は「別にいなくても良かったのでは?」と思う機体です。
まあガンダムはキャラクター商売なので商品展開上そうもいかない事情は分かりますが(笑)
意外と0083のMGキットはラインナップが少なく、横に並べる同世代の相棒がいなくて寂しい次第です。
ドムトロやゲルマリ、ジムキャノンⅡあたりは結構人気あると思うのですが。。
今回のキンバライトF2ザクはいかにもプレバンらしく、いいツボを突いたキットだなと思います。
今年も一般&プレバンで素敵なキットが沢山発売して、品薄が少しでも解消してくれるといいですね!
最後に余談ですが、今回この投稿を書いていて気づいたのですが、「キンバライト基地」なのか「キンバライド基地」なのか、表記って定まっていないんですかね。
バンダイですらごっちゃで使用しています(MGキットはキンバライト、ROBOT魂はキンバライド)。
「キンバライト」は実在する鉱物で、それの採掘基地というのが名前の由来のはずなので個人的には濁点はない方がしっくりくる感じがします。
0083の公式サイトでは「キンバライト」と書いてありましたのでそれが正なんですかね。
まあ宇宙世紀はアメリカに「グレートキャニオン」が存在する世界なので、「キンバライド」でも違和感ないと言えばないですが(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました。
成形色活かしでMGキンバライトF2ザクを組んでみました。
コメント
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お久しぶりです!
劇中に登場した機体とはまた違った感じのツギハギ具合で、より現地改修機らしいリアルさが際立っていますね!!
ザクF2型は、この豊富な武装類が大きな魅力のひとつですよね。
自分も2年ほど前にHGUCのキットを砂漠用に塗装しましたが、デザートカラーが非常に良く似合いますね。
全身に施されたウェザリングによる使用感とモノアイやマシンガンのスコープの輝きが、良いコントラストになっていて素晴らしいです!!
お久しぶりです。
コメントありがとうございます!
原作のカラーリングもかなり好きなんですが、ちょっと情報量増やしたくなって色足しました。
デザートカラーのみならず、連邦カラーまで自然とまとまり懐が深いザクですよね。
お邪魔します。完成おめでとうございます。
キンバライト基地のザクの雰囲気がとてもよく伝わってきます。ツギハギのランダムさが逆にリアルだなぁと感じました。
キットレビューとしても大変分かりやすいです!プレバンは買い逃してしまいましたが、再販したら買いたい!
ありがとうございます。
成形色でツギハギ遊びが出来て武器もいっぱい付属していて、作っていて楽しいキットでした。
部品数も昨今のMGと比較すると多くなくサクッと組めるので、手に入る機会があれば是非!
こんにちわ😊
久しぶりに作品を拝見したのですが、やはり上手な仕上がりでカッコいいですね!
ザク系はミリタリー感を出すのに最適なMSだな、と改めて感じました✨
ポピュラーなんだけど、意外と骨格がガッチリしてるので、自在なポージングは苦手なザクですが、ただただ佇まいで存在感を出せるのもザク系の良いところですね!
素敵な制作お疲れ様でした✨✨
ありがとうございます!
ザクとミリタリーは相性抜群ですよね。
動力パイプも組むの面倒だし可動の邪魔しまくりですけど、カッコよさこそ正義ですよね!笑
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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