MG Ver.1.0ジムの可動範囲改善&スタイルアップを図り、MGガンダムO.Y.W版とミキシングしてみました。
MG1.0ジムは私が小学生の頃発売され、初めて模型店でパッケージを見た時にカッコ良すぎて鳥肌が立つほど感動した覚えがあります。
その思い出があってか、いまだに私の中の「理想のジム」はこのMG1.0デザインです。
ただ、今の目で見ると腕が細過ぎたり可動が不自由なので、同系統進化版のOYWガンダムとのミキシングでアップデートを試みました。
陸戦型シールドにひと手間加えて装備できるようにして、ホワイトディンゴ隊仕様で仕上げました。
各部構成は下記になります。
頭部・・・ジム1.0
胴部・・・OYWガンダム
両腕・・・OYWガンダム
腰部・・・ジム1.0
脚部・・・ジム1.0
バックパック・・・OYWガンダム
腰部のジョイントさえクリアすれば構造自体は成り立つお手軽ミキシングです。
下半身もガンダムを使用した方が可動範囲も見た目も上なのですが、スネの改造に苦戦しそうなので下半身はジム1.0のままで手抜きしました。
主な工作は下記です。
・首関節の短縮
・ガンダム腰部ジョイントをジム腰部に移植
・ジム脚部、指関節保持力強化
・バックパックの右サーベルホルダー削除
・コックピット部パネル取付(プラ板切り出し)
・二の腕装甲後ハメ化
・各部モールドを埋め、全体ディテールバランス調整
塗装はグレー部はサーフェイサー吹きっぱなし、黒部はつや消し黒です。
ホワイトディンゴジムの色は登場メディア間での統一感が無く、もはや黒と灰色っぽければOKレベルという認識です。
初出のドリキャスソフトのCG、ないしその説明書の小林源文先生のイラストがWDジムの元祖ですので、
そのあたりをイメージソースにして色を塗りました。
WD隊マークとシールドのマーキングは、数年前に入手したMGホワイトディンゴジムキャノンに付属していたデカールを使用しました。
こういうのは取っておくものですね。
頭部は今回後ハメ化に挑戦しました。
大抵の後ハメはネットで先人方の手法を参考、もしくはそのまま真似させていただくのですが、今回は調べても出てこなかったので自前で1からアイデア練りました。
頭部側面はもともと段落ちモールド化されており、構造を想像してもアリかなと思いますが、トサカ(ちょんまげ?)が思い切りプラモの合わせ目然としていて、不自然極まりなくそのままではカッコ悪いです。
なので、前頭側をトサカと面部で切り離しトサカは後頭側に接着、後頭側はトサカの根本に深めのスジを堀り、別パーツのような表現としました。
面部は前後で合わせて、トサカが上から被さって頭部装甲が構成されているというイメージです。
この構造にすることで、各パーツ塗装後、バイザー&内部パーツを前面に取付→トサカ&後頭部側に後ハメできるようになりました。
簡単に行くと思ったのですが、前面とトサカの合わせが球面の為、隙間補填に難儀しました(何気に今回の工作で一番手間が掛かった箇所です)。
ちなみにバイザーはクリアグリーンのスプレーが発売されていないので、クリアブルーとクリアイエローを重ねて緑にしました。
色の三原色の原理ですね。
以前HGナイトシーカーを素ジムに改造されていたしゅにちさんの作品を参考にさせていただきました。
武装はMG陸戦型ジムから奪いました。
シールドはOYWガンダムシールドの基部を陸戦シールドに移植しています。
面倒くさがらず基部とシールドの間に回転機構を付ければよかったと反省です。
盾が回転できるとできないとではポーズの幅にかなり差が出ますね。
ジム1.0の脚部は関節が緩々で自重保持できないので、各軸にクリア塗料を筆で厚塗りして嵌合をきつくしました。
指部はOYWガンダムですが、これも私の個体は指関節が緩々だったので、各部クリアランス詰めました。
ついでにデフォルトでは繋がっている中指、薬指、小指を切り離し単独可動化しました。
クレオスのウェザリングカラーでスミ入れ、ウォッシングすると強度劣化が不安だったので、手はクリアコートの後最低限の墨入れのみで終わらせました。
こういう強度劣化で破損が恐い箇所は水性のウォッシング塗料が良いんですかね。今度探してみようと思います。
胸のパネルはプラ板を切り出して貼ってあるだけです。
綺麗に四角く切り出すのにちょっと苦労しました。
バックパックはガンダムOYWの物を使用し、右側のサーベルホルダーは切り落としプラ板で蓋をしています。
こうして見るとのっぺりし過ぎなので、何かしらモールド入れるかデカールでも貼っておけばよかったですね。
背面のシールドを挿す穴もおもちゃっぽいので、プラ板で埋めました。
OYWガンダムのパーツはどこもモールドがうるさすぎるので、全体的にかなり埋めています。
モールド埋めはポリパテを使っていますが、30分も作業していると臭いで頭痛くなってきますね。
今度からは換気扇の真下で作業しようと思います。
ポリパテは気泡が出やすいので、今回はちゃんと表面処理後に捨てサフして修正しました。
肩アーマーはコロ落ちのゲームCG的にはジム1.0の形状の方が近いですが、ここは個人的な好みでガンダムOYWの方を採用しました。
ここもキットのままではデカール貼る余地がないくらいモールドぎっしりなので間引きました。
二の腕装甲も見た目をすっきりさせたくて左右貼り合わせて後ハメ化し、分割線と余計なモールドを消しました。
陸戦MSなので、クレオスの茶色系のウェザリングカラー複数色でがっつりウェザリングし、エナメル塗料でドライブラシ、チッピングを行いました。
色々と手探りで工作を進めましたが、何とかまとまった形になり一安心です。
ただでさえ1.0ジムはヒロイックな造形ですが、上半身がマッチョになったおかげで一層強そうになりましたね(笑)
可動範囲も広がり、関節保持力強化のおかげで飾る楽しみも倍増しました。
実は今回はお試しで、もう1機分材料を確保しているので、今回の経験をフィードバックしてMG1.0ジムアップデート完全版に取り掛かりたいと思います。
そっちはジャック・ザ・ハロウィン隊仕様でいこうと画策中です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
MGジム1.0にガンダムOYWの部品をミキシングしてアップデートしました。
コメント
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1.0は家にありますが流石にこんな感じには改造できませんね(´;ω;`)脱帽です
ありがとうございます!恐縮です。
私もまだまだミキシング経験が浅く、頭の中の構想が実現できずヤキモキする毎日です。
焦らず、しかし諦めず、コツコツ精進を重ねます。
Ver.1.0いいですよね。OYWと組み合せることで、より重機感が強調されていると思います。
コメントありがとうございます。
こんな強そうな素ジム他にないですよね。
Ver.1.0の腕部はなんかほっそりしててイマイチだったので、個人的にはかなり費用対効果のあるミキシングになったなと思っています。
スジボリ等がオミットされているおかげでうるさくなり過ぎず、非常にバランスの良いディテールですね。
ホワイトディンゴ隊仕様のジムは、やはりこのモノトーンな色味が渋くてカッコいいですね。
私も2ヶ月ほど前にHGUCのジムを投稿しましたが、ジムに100mmマシンガンはよく似合います。
ガンダムとのミキシングもお見事です!
ありがとうございます!
よくこんな地味なジムを主役にしようと思いましたよね!
個人的には500億点ですが(笑)
100mmマシンガン、良いですよね。
ジムに陸戦型MSの武装をさせるアイデアは、当時青春時代真っ只中だった私には「その手があったか!」と、大いに刺激を受けました。
カッコ渋い良きジムですね!
ver1.0時代の商品は消費者のツボを狙った味付けかされていると思います。
そこを生かされていると思います。
リアル過ぎず玩具過ぎず。
過度のディテール埋めや派手すぎないポージングに好感を持ちました!
ありがとうございます!
アニメとも違う、でもスケールモデルとも違うガンプラの独特なリアル感が昔から大好きです。
MGジム1.0、やはりかっこいいですね!ガンダムとのミキシングにより主人公機感も出ているような気がします。また、バイザーの色変えはリンク貼っていただき恐縮です。ご参考になっていれば幸いです!!
コメントありがとうございます!
こんなに地味な見た目でも、一ゲームの主役機ですからね(笑)
勝手にリンク貼り失礼しました。
バイザーの色変え大変参考にさせていただきました!
綺麗な緑になって満足です。
メチャしぶですね!
「MG1.0ジムは私が小学生の頃発売され」とはお若い!!
小さい頃何に巡り合っているかって大事なんだろうと思います。初期ブームを知る人が未だに旧キットを作りたくなるのもそういった面があるのだと思います。
コメントありがとうございます!
リアルタイム世代の諸兄とは一回り+αくらい下です。
本当にそう思います。
特に旧キット全盛期に少年だった方々は、昨今の品薄騒動よりもさらにシビアな経験をした思い出をお持ちだと思うので、そういった意味でも旧キットに深い思い入れがあるのかなと想像しています。
初めまして。
余りにも素晴らしい作品なので、アカウント作ってしまいました。
自分も、未だに理想のジムは初代MGです。
ガンダムも、初代MGが一番カッコいいと思っています。
「コロ落ち」といえば初代MGですよね。
ガンダムゲーム、「GジェネF」と「コロ落ち」が至高の作品だと思います。
初めまして、わざわざアカウント作ってまでコメントいただき恐縮です!
自分が多感な時期に見たり触った物事にバイアス掛かっているとは分かっていても、MGジム1.0は抜群のデザインだと思います(特に頭部)。
90年~2000年代のガンダムゲームは名作揃いですよね。
ブルー、ギレンの野望、連ジ、ガンダム戦記等々、一言では語り尽くせないたくさんの思い出があります。
もう最高です。このジムこそがホワイトディンゴです(語彙力)
ありがとうございます!
プレバンのWDジムはコレジャナイ感すごいので、耐えられず自前で作りました(笑)
とても格好良いジムですね!4039さんのジムへの想いが伝わってきます☺️
サムネの横を向いた姿がファッション雑誌とかにありそうな一場面で、惚れちゃいそうですね(haro2)
お褒めのお言葉ありがとうございます!
サムネのポーズは、カードゲームガンダムウォーのWDジムのイラストのオマージュです(マイナー過ぎですね笑)
格好いい…!!
ありがとうございます!!
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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