旧ザク　リアルタイプ風

大昔のMGなので合わせ目地獄です。
後ハメは頭部とスネのみ行い、二の腕や腿裏などの関節部は全面塗装後、筆塗りで対応しました。

肘は後ハメ困難な上、軸のABSパーツはPLバリとヒケが酷いので先に修正。
そのまま組むとクリアランスが狭く一発可動で塗膜が剥がれるので、クリアランス調整した後に接着合わせ目消しし、全体塗装後に軸部を筆塗りで塗り分けています。
腿裏と膝裏の関節部もクリアランス調整しないと一発で剥がれるので注意が必要です。

頭部は下部をくり抜き、メカ部をヘルメットのようにすっぽり被れるようにして後ハメ化します。
外装をくり抜くとPC基部が無くなるので、メカ部下部にPC基部を新造します。
キットと全く同じ位置に基部を設けましたが、もう少しだけ後ろ目に設置したほうがバランス取れたかもですね。

クチバシ先のダクトは入手時から紛失していました。
MG1.0ザクあるあるだと思います。
ランナー上もちょこんとしているので、うっかり見落としてランナーごと捨てがちです。
これはこのキットに限った話ではないですが、ランナー捨てた後にパーツを切り忘れていた事に気づき、ゴミ箱を漁るor既にゴミ出しの後で途方に暮れた経験をお持ちの同志は少なからずいらっしゃると思います(笑)
このダクトをプラ板で作るのは面倒なので、MG1.0ザク系キットに付属している、「ご自由にどうぞディテールアップパーツ」を小加工して取り付けました。
口の形に合わせて形状修正、厚み調整が必要でしたが、違和感なく仕上がったと思います。
今後はダクト無しのジャンク品等はこの手法で補修しようと思います。

また、今回は接地性を上げる為に足首部の関節を延長しました。
関節部品のBJを一度切り離し、プラ棒で延長して再接着しています。
ストレート組みではほぼ見えないシリンダー部品も良く見えるようになるという副次効果もあります。

無改造品との比較として、以前制作したフェンリル隊旧ザクにお越しいただきました。
どちらも足裏が全面接地する目いっぱい足を広げています。
素の可動範囲が酷過ぎるので、改造してようやく平均レベルよりもやや狭い程度でしょうか。

バズーカはグリップ部をスイング可動式に改造して肩に担げるようにしました。
まあ真新しさは特に無い定番改造ですね。

ただ、グリップ改造だけではまだ担ぎ方がぎこちなく、肘ももう少し曲がるように改造しないとですね。
次回の課題です。

シュツルムファウストはシャアザク1.0から分捕ってきました。
やはり旧ザクにはシンプルな武器が似合うと思います。

制作した武装一覧です。
105mmマシンガンはハイダー部開口と、センサー部をディテールアップしています。
120mmやバズーカはちゃんとクリアパーツが付いているのですが、
105mmだけは只の筒という、駄菓子屋の銀玉鉄砲並のお粗末な照準器です(苦笑)
105mmは旧ザクから新規追加部品なので、このサイトの為だけにクリアランナーを追加できなかったのだとは思いますが、筒にせずシールでセンサー表現で良かったのでは？と思います。

モノアイはキットのクリアパーツの表面にメタリックシールを貼ったのみです。
結構しっかり主張して反射してくれるので気に入りました。
リアルタイプと言えばハゲチョロ仕上げが定番かと思いますが、今回は敢えてウェザリング無しキレイめに仕上げてみました。

可動範囲は旧キットに毛が生えたレベルの最低限のものですが、立ち姿は歴代ガンプラの中でもトップクラスにキマると思います。
足首の可動範囲改良は超軽作業の割りに大股広げた力強い立ち姿も可能になるので、作業対効果の大きいオイシイ改造だと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。