HGUC ザクⅢ改を制作しました。
私はHGUC第一弾のガンキャノンが発売した当時10代前半だったので、完全なるHGUC世代ですが、第三弾である本キットは当時通らず、約25年の時を経て今回初めて触りました。
いつも0079~0083くらいまでのMSばかり作っているので、ZZモノは新鮮でした。
初期も初期のHGUCなので、合せ目のオンパレード&最低限の可動範囲です。
逆に言うと変に凝った構造が無く素直な造りなので、良い意味で頭を使わず気持ち良く組み上がります。
後ハメが必要だったのは頭部と股間の赤いバーニア部、カカトのみでした。
プロポーションについては私が本MSにそこまで造詣も思い入れも無いので評価しづらいですが、フラットな目で見てバランス取れていて格好良いと思います。
少し腰が細過ぎな感じはしますが。
基本ストレート組みですが、ちょこちょこと手を加えました。
以下、改修箇所箇条書きにします。
・頭部モノアイ可動化
・頭部カバー着脱化
・バルカン開口
・アンテナシャープ化
・アゴを引けるように首元整形
・左肩スパイク先鋭化
・前腕両側面の窪みにディテールパーツ追加
・手首軸短縮
・手首パーツ追加(他キット、ビルダーズパーツ)
・ビームサーベル刀身クリア化
・ビームライフルセンサー部メタリックシール貼付
・バックパックセンサー部メタリックシール貼付
上記に加え、各部後ハメ、合せ目消し、各部スジ掘り直し等基本工作を実施しました。
頭部は流石に時代を感じる造りなので、モノアイ可動化しました。
狭いですがお誂え向きのスペースがあるので、小さいモノアイパーツさえあればやる事はシンプルでした。
キットのモノアイシールを貼るカマボコ型のパーツを使わず、それが入るスペースの底面に穴を空け、そこに軸を挿します。
モノアイはビルダーズパーツのMSパイプの1駒の側面にWAVEのU・バーニア フラット2.5mmを接着し、奥にメタリックシールを貼ってその上からクリアピンクのレンズパーツを嵌めました。
このモノアイを頭部内に立てた軸に通せば完了です。
頭部は3ピース構造になっているので、左右は貼り合わせて合わせ目消し。
頭頂部は2箇所のダボ穴を切り欠いて、左右貼り合わせた頭部にカバーのようにスナップフィットで着脱できるように調整しました。
これでモノアイに何か不具合が起きてもメンテ可能です。
モノアイスリットの左右にゴツイ支柱があって可動範囲は限られますが、やはりキットのままのシールより精巧感が出ますし、ポーズの幅も広がりますね。
作り終った後に、設定画ではモノアイの真上にセンサーがある事を知りましたが、追加する気力は無くキットのままです。
前後のツノはシャープ化しました。
ツノは別部品ではなく、頭部カバー部が左右方向で金型割って一体成型してあり、この手の頭部カバーパーツでは珍しいなと思いました。
少しでも顎を引けるように襟の前面を削り込みました。
首の延長も考えましたが、単純に伸ばすと横や後ろから見たときに外観破綻するので大工事になると思いやめました。
手首ですが、ライフルの両手持ち、股間のメガ粒子砲を持つ為の可動範囲を考えてなのか、やたら軸が長く格好悪いです。
なので軸を一度切り離し短くして再接着しました。
また、平手や握り拳が付属していないので、他キットの余り物やビルダーズパーツから持ってきました。
ビームサーベルは刀身一体成型なので、刀身を切り離し、クリアパーツに差し替えました。
本キットのビームサーベルですが、ランナーと同化しているのでうっかりしていると捨ててしまいそうなので注意です(笑)
股間のバーニアは穴を空けて塗り分け、股関節は腿のBJ部を削り込み、気持ちばかりガニ股範囲を向上しました。
もう少し削り込むべきでした。
メガ粒子砲の砲口は筆塗りで色分けしました。
スパイクは先端部を切り落とし、ビルダーズパーツのMSスパイクを接ぎ木してシャープ化しています。
前腕の両側面の窪みはあっさりし過ぎなので、サードパーティのモールドパーツを貼って賑やかしました。
ビームライフルのセンサー部は3Dメタリックシールを切って貼り付けました。
バックパックの両サイドの四角い窪みもそのままでは寂しいので、プラ板にラピーテープを貼って、窪みの大きさに合わせてカットした物を貼りました。
塗装色はオリジナルの色に近いスプレー塗料を選定しました。
黄緑部はクレオスのルマングリーン、濃緑部はクレオスの暗緑色(三菱系)です。
どちらも成形色とほぼ同じドンピシャの色でした。
関節はブルー味の強いグレーの成形色ですが、あまり好みではないので青味の少ないグレーに塗り替えています。
各部バーニアやその内側、手首カバー、口のダクト等々筆塗りで部分塗装しました。
ザクⅢは色々とオプションパーツが開発されており、本機はそれらを取り付けたマシュマー用のカスタム機という設定のようですね。
マシュマー専用仕様という事なので、識別番号等のデカールは控え、各部のコーションデカールのみに留めました。
ネオ・ジオンのマークは貼りたかったのですが手持ちが無く、これの為に調達する気にはなれなかったので無しです。
各部の造形がかなり特徴的なのと、構造がシンプルなので可動範囲はかなり限られ、最低限のレベルです。
足首はかなり動きそうなのに、各部出っ張った箇所が邪魔をして見た目より全然動きません。
少し削れば劇的に広がりそうな箇所もあったので、工作時に微調整しておけばよかったです。
可動に関しては仮組みした時にグリグリ遊んでると改修アイデアが浮かんでくる事が多いのですが、今回はほぼバラバラ状態のままで完成させてしまったのが良くなかったかなと思います。
初見キットはしっかりブンドドして勉強しないとですね(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました。
HGUCザクⅢ改をモノアイ可動化等微改修して仕上げました
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
4039さんがお薦めする作品
現地改修 グフA型
旧ザク 復讐のレクイエム版
ZEONIC FRONT!
GM ホワイトディンゴ隊仕様
旧ザク リアルタイプ風
組立済ジャンク品として入手したMG旧ザク(黒い三連星仕様)を…
ズゴックE
旧キットのズゴックEを制作しました。パーツ数は比較的少なくシ…
ドム・トローペン
HGUCドムトローペンを制作しました。プレバンのグレネード持…
高機動型ザクⅡ
MG1.0の高機動型ザクを制作しました、ノーマルザクⅡや旧ザ…