重雷装巡洋艦　北上改（旧キットサラミス改造）雑誌風模型作品

U.C．0060当時の地球連邦軍宇宙軍ドクトリンは遠距離砲撃→艦載機による制圧であった。これに「漢らしくない。こんなん海軍やない！」と（実際に言ったかどーかは定かではないが）異を唱えた者がいた。名をライゾー・タナカ・ギョ・ライスキー（雷三・田中・魚・ライスキー）中佐。ライゾー中佐提唱の下、日本自治区で計画され、本当に造ってしまった艦隊（八・六艦隊）の一隻。八・六艦隊計画とは「漢らしい戦艦八隻、漢らしい巡洋艦六隻（原文ママ）」を基幹とする艦隊建造計画であり、後述の扶桑型戦艦はその一隻である。

対要塞戦をも視野にいれたこの艦は、最高速力36宇宙ノットという驚異的な速力を発揮し、敵艦隊に肉薄し合計３４射線の魚雷をバラ撒くという旧世代の艦隊運用に基づくものであり、正に漢らしい戦法であった。一年戦争勃発後は地球軌道艦隊第二水雷戦隊（ちなみに第一水雷戦隊も第三水雷戦隊もない）に所属。ブリティッシュ作戦の際に地球へと降下するアイランド・イフィッシュに対しライゾー中佐座乗の本艦及び僚艦の「大井改（おおいっち！）」とともにミサイル攻撃ならぬ「雷撃」を慣行。ジオン公国軍によるミノフスキー粒子散布下で誘導兵器が使用できない劣悪な環境下、魚雷全弾命中によりコロニー崩壊に一役買っている。この際に日本海軌道上で用いられたマニューバは「スパイラル・トーゴー・ターン」として後の地球連邦軍士官学校の教本に載ったとか載らないとか。

※「八・六艦隊」の「扶桑改二」との一葉。

しかし一年戦争はMS戦が主流であり艦隊戦＝MS戦であった。その為本艦のような機銃弾一発で大爆発を起こすような艦は活躍の場がなく、対要塞戦についても「ソーラ・システム」の実用化により個艦単位の要塞攻撃も注目されることはなかった。一年戦争末期は主兵装である魚雷発射機をすべて降ろされ、高速輸送艦として活躍している。一年戦争後は民間に払い下げられ、輸送船として戦後復興へ従事した。U.C．0091建造中のコロニーに宇宙港兼管制塔として係留、後に固定。宇宙船としての30年近い生涯に幕を下ろす。

※Usopediaより引用。

今回は全工程でバンダイ製アルティメットボール君を使用したのでヌルッと逝きました（謎）

さすがに地方では旧キットが入手しにくくなりました(;^_^A。マゼランをまた造りたいですが果たして。

転売ヤーが横行し国内のガンプラ供給も滞る中でそれでも我々モデラーは今ある物で新しいガンプラを創り出していく。

熱い時代とは思いませんか。