連邦製ドム”G-DOM（ジードム）”

型式番号:MS-09［GD］

機体名:G-DOM

武装:ハイパーバズーカ、肩部ミサイルランチャー、ビームサーベル、プロトメガランチャー

特徴:U.C.0084年5月地球連邦軍のジオン残党狩り部隊「ヒッツェシュライアー」はジオン残党軍の遊撃部隊と戦闘。その時鹵獲したドムフュンフの損害が奇跡的にコックピットブロックのみだったため軍の上層部に報告する前にガイツィク=フーレンゾーン少佐の独断で彼のプライベートガレージに輸送しその場で改造と修復が行われた。

制作者兼搭乗者の趣向で頭部のモノアイがジムタイプのバイザーに変更されている。破壊されたコックピットは全天周囲モニターに改修。胸の拡散ビーム砲は性能の悪さから撤去され代わりにサブカメラを設置。アナハイム社から提供されたパーツも使われており実験的な装備も多い。とくに左腕に装備されている「プロトメガランチャー」はアナハイム社で出力の問題で破棄寸前だったものを譲り受けカートリッジ方式に変更することで装備可能とした。

搭乗者:ガイツィク＝フーレンゾーン少佐

ドイツ人男性。36歳。地球連邦軍のジオン残党狩り部隊「ヒッツェシュライアー」のMS隊隊長。彼には鹵獲したジオン軍のMSを改造して自分の搭乗機にするという特異な趣味があり噂では自分の保有するガレージに10機ほどのコレクションがあるらしい。目的のためなら手段を選ばないところがあり他のパイロットからは嫌われている一方、自分の機体の整備などは積極的に行うためメカニックからは慕われている。アナハイム社にも知り合いが多く顔が広い。姑息なところもあるがMSの操縦技術はたしかであり部隊内ではシミュレーションで彼に勝ったことのあるパイロットはいないほどである。

ガイツィク「あれが鹵獲したドムか？」

メカニック「はい。損害は狙撃されたコックピットブロックだけのようですね。」

ガイツィク「自分の部隊を逃がすためにしんがりで残ったようだが相手が悪かったな…」

メカニック「でもこちらも3機やられましたからね。このドムも特別仕様だし腕の立つパイロットだったようです。」

ガイツィク「おい。このドムのことは上層部に報告したのか？」

メカニック「いえ。少佐が見にくるだろうと思ってまだ報告はしてません。」

ガイツィク「よくやった。うるさいのが来る前に私のガレージに運ぶぞ！」

メカニック「そう言うと思っていつものメカニック連中は集めておきました(笑)」

ガイツィク「よし！今日から徹夜だ。2週間で仕上げるぞ。…と、その前にコックピットがミンチより酷い状態だろうからな…。私のガレージに運ぶ前に掃除しておけ！」

ガイツィク「このモノアイは気に食わんな…。バイザータイプに代えるぞ。私はモノアイが嫌いなんだ。」

ガイツィク「この間アナハイムから頂いたポンコツがあっただろ？試しに付けてみるか。」

メカニック「あのビーム砲ですか！？あれはドムじゃ無理じゃないですかね…」

ガイツィク「既存のジェネレータでは発射できないだけだろ？カートリッジ方式にすれば撃てるさ。」

メカニック「相変わらずムチャ言いますね～」

その後メカニックたちと様々な改造を施し満を持して完成した「G-DOM」。写真の物は宇宙でのテストを重ねジオン残党軍部隊との最終決戦前の状態である。バックパックには高機動ブースターとバインダー、シールドを2つ備えた重武装仕様であり、ガイツィク少佐はこの機体で出撃。敵MAと交戦したが相討ちとなりG-DOMは爆散。脱出装置が機能しなかったため死亡したと思われる。

頭部はとてもドムに見えませんが、ちゃんとドムの頭からプラ材やアフターパーツを使って作っています。一応バイザー部分にドムの名残があります😂こうして見るとカラーリングのせいかサンダーボルトに出てきたブルGにも少し似てるかも？

プロトメガランチャーはネオジム磁石でくっついてるので取り外せます。

分かりにくいですが腰部にビームサーベルを装備しています。ドムのヒートサーベルの柄を改造して取り付けました。

鹵獲機体ということでデカールは連邦軍関連マークをいつもより多めに貼っています。味方から撃たれないようにするためという意味も込めて(笑)

プロトメガランチャーはZガンダムの物の試作品という設定でこの時代ではまだ十分に機能しなかったためポンコツということにしました(笑)

連邦製ゲルググの格好良さを目指して作ってみましたが、ジオンの機体を連邦軍っぽく改造というのは初めての試みだったので楽しかったです！また機会があればジオン→連邦または逆に連邦→ジオンの鹵獲機体を作りたいと思います(^^)/ご覧頂きありがとうございました<(_ _)>