皆さんこんにちは。連日暑い(@_@;)
ガンプラ界隈ではジオン水泳部が流行っていますが
私はフルスクラッチ(?)に初挑戦!
というかそう呼んで良いのか分かりませんが、今回ご紹介は「宇宙要塞ソロモン」です∠( ゚д゚)/
もはやガンプラでもなければプラ材すら使ってないです。発端は百均やホームセンターで子供向け自由研究工作の材料が売られていて「オッサンがこれでなんか作ったらおもろいんじゃね?」という事で勢いで作ってみました(^o^;
宇宙の挽歌第三幕エピソード0は制作中にて出す予定でしたが、勢いの割にソロモンの完成度が良かったので正式に出す事にしましたwww
それではデジラマストーリーへ行きます!
宇宙世紀00079、11月後半。地球連邦軍とジオン軍のミリタリーバランスが変わろうとしている中、宇宙では大規模な戦いに備えていた。両陣営は軍備を整え訓練に明け暮れ、ジオン軍宇宙要塞ソロモンでも演習を繰り返す毎日であった。そして、そこから地球に向けある部隊が出撃しようとしていた。
ではどうぞ〜!
「ちょっと、まだ先に行かないでください。管制室、第2小隊の基地への着艦指示を願います!」
MS-05ザクⅠが両手に赤く輝く誘導灯を持ちMS達を誘導する。
「今日もなんて数が出ているんだよ」
ザクⅠのパイロットの伍長は思わず愚痴が溢れる。宇宙要塞ソロモンではここ最近多くの演習が行われるのと同時に、新たに着任する兵達や補給用輸送艦が入港する等、目が回る忙しさであった。
「司令部へ。こちらドロワ所属302中隊第3小隊。ソロモンへの着陸許可を願う」
ザクⅠの近くに新型のMS-09リック・ドムが近づく。
「あっ、ちょっと待ってください!それ以上は進入しないでください!」
ザクⅠは左手に持った誘導灯を横にしリック・ドムの前に遮るよう出ると停止を求めた。
「そこのザク、何のつもりだ。何処の所属だ!?」
いきなり進路を遮られたリック・ドムのパイロットはあからさまに怪訝な口調であった。
「基地守備隊の者です。すみませんがこれ以上行くのは待ってください」
「どういう事だ。なぜ管制室でない人間が指示を出す?」
「今、出入港する艦やMSが多すぎて管制室も一気に捌けないんですよ。だから自分達が一時的に誘導を担っているんです」
「MSが交通整理か」
「最近はソロモンに来たばかりの人間も多いので、管制室が指示を出しても着艦場所を間違えたりする事も多いんですよ」
「確かに最近は新型含めMSの数も増えてきたな」
するとザクⅠに管制室から指示が入る。
「えっ?Sフィールドから…、302はそちらから13番ゲートに…。了解です」
伍長は通信を終えるとリック・ドムのパイロットに伝える。
「今、Sフィールドから出港しているムサイとこれから出るモビルアーマーが出たら13番ゲートに案内しますので、ここで待機を願います」
「モビルアーマーだと?」
「出撃いいか!?固定具外すぞ!」
ゲート内ではモビルアーマーが出撃準備を終え発進許可を待っていた。整備兵達も離れると火を入れ温め始める。大型の機動兵器であるモビルアーマーはその大きさ故に起動するまで少しばかり時間が掛かる。
「Sフィールドまで行きますので自分に付いてきてください」
ザクⅠはリック・ドム達が分かりやすいよう誘導灯を広げ徐行で誘導する。その後ろを302中隊のリック・ドム達は隊列を組んで続いた。
「モビルアーマーが出るとは試験航行か?」
「さあ、出撃と言っていたので何らかの任務じゃないでしょうか」
「噂じゃ聞いていたが、もう実戦配備されていたのか」
「最近じゃ特務隊の人間がいたり、何だかきな臭くなってきましたよ。末端の自分には分かりませんが近々大きい作戦でもあるんですかね?」
「さあな、だがキシリア麾下の連中が地球から引き上げているという話もあながち嘘じゃないかもしれん」
「ここ一二週間で演習の数や輸送艦の量は半端じゃないですよ。何かあるのかと疑いたくもなります」
「我々も新型のリック・ドムが配備されてから連日演習ばかりさ。しかも試験データをドロワでなく直接ソロモンまで持って来いといいように使ってくれる」
「モビルアーマーとはあれか…。見たことのないタイプだな…」
リック・ドムのパイロットは丁度出撃するモビルアーマーをメインカメラで捉えた。モビルアーマーは先行するムサイ級巡洋艦に追随する形でソロモンを後にする。
「ホントだ。あんなの格納庫にあったかな」
「確か特務の連中が来ているとか言っていたな?」
「ええ、ザクもいましたが大半が皆さんと同じドムで直接ソロモンに来ましたよ」
「母艦を持たずにか?」
「そうです。変わった部隊なんで印象に残ってるんですが、何処から来たかまでは分からないですけどね」
同日地球連邦軍拠点ルナツー
「隊長はどこだ?」
ジム指揮官機のパイロット、バル・エルマー少尉はルナツーから飛び立つと、僚機であるもう1機のジムに聞く。
「先に行ってる筈だが見えないのか?」
後から続くミッシェル・フリーマン少尉は答える。
「ああ、目立つ色だからそうそう見失う事はない筈なんだが」
2機のジム指揮官機は一定の間隔を開けて飛行すると、レーダーを使いこの部隊の隊長の機体を探す。目視でも探すが周囲にはサラミスや無人哨戒艇ばかりがモニターには映る。
「基地の中で載せてくれりゃ良いもんをわざわざ外に出しちまうから面倒くさい事になるんだよな」
「ぼやくなよ。隊長に聞かれるぞ」
「大丈夫だ。これは直接回線だからな」
バルは機体の右腕部をミッシェルのジムに当てていた。
「とりあえず俺達が乗る艦に行けば分かるんじゃないか?」
「それもそうだが、その艦もどこにいるんだか。サラミスばかりだぜ」
「お前達、あまりサラミスの艦橋付近を飛ぶな。下手くそだと思われるぞ」
バルとミッシェルに無線が入る。
「隊長!どちらですか?」
「お前達から見て2時の方向、下30度といった所だ」
2人はジムのメインカメラを向けると確かに隊長機がこちらを向いていた。
「ボールなのにもうあんな所に…」
隊長であるトム・スクリット少佐は2人が来るまで機体のスラスターを止める。
「着任早々やらかすんじゃないぞ」
「はは、すみません。もうナイメーヘンの時とは違いますからね」
「そうだ。お前達を呼んだ俺の面子を潰さんでくれよ」
「まさかまた大尉…じゃなかった。少佐に会えるとは思いもしませんでしたよ」
「不満か?」
「いやいや滅相もない!」
「そうですよ!士官学校時代を思い出すなぁ〜」
トムは冗談で言ったがバル達の慌てようにフッと笑いが堪えられなかった。
(こいつらもまだまだ青い…)
「あれが俺達が乗るホワイトユニサスだ」
トムは僚機に伝えると3機は一纏りになる。
「新造艦はデカいなぁ。流石はペガサス級」
「違うぞバル。あれはユニサス級で別物だ」
ミッシェルが言う。
「そうなのか?」
「ああ、あれはあくまで宇宙用艦艇でペガサス級のような大気圏内での運用はできないんだ」
「へぇ、にしても外には随分艦艇の数が多いな」
3機はサラミスの間を縫うように機体を進める。
「オデッサ・デーにルナツーもかなりの痛手を受けたからな。あれから警戒レベルも高いままだ」
ルナツーの周辺には多数のサラミス級や無人哨戒艇が厚く配置されており物々しい雰囲気を出していた。実際、オデッサ作戦からルナツーの警戒態勢は引き上げられたが、それだけでなく未だ破壊された宇宙港が復帰せず使用できない為に、地球から打ち上げられた大半の宇宙艦艇が外に停泊したままであった。
「こちら地球連邦宇宙軍所属、第18アグレッサー隊隊長サーペント01。貴艦への着艦許可を願います」
トムはホワイトユニサスへ通信を入れる。
「こちらホワイトユニサス。識別コード確認中。その場で待機願います」
「了解した」
トム達はスラスターを使いその場に留まると許可を待つ。
「そういやあいつ元気かな?」
「ああ、確かあれに乗っているんだよな」
「またお前達三人が揃うとは因果なもんだ」
「隊長、まさかそれで俺達を呼んだんですか!?」
「フッ、ただの偶然だ」
「こちらホワイトユニサス。第18アグレッサー隊へ。着艦を許可します。ようこそホワイトユニサスへ!左舷カタパルトデッキへ着陸してください!」
「こちらサーペント01了解した」
トムは応答すると機体をゆっくり動かし機体を寄せると、静かにデッキへ着陸した。
「流石隊長!ボールでも見事な操作です」
「当たり前だ。何年教官をやっている?」
「失礼しました!」
「下手をするなよ。艦にはもうお前達士官用の部屋が割り当てられているんだからな」
「訓練生はサラミスの狭い多床部屋ですからね」
「確かに同じパイロットでもアグレッサーってだけで恵まれた部屋だと恨まれそうだ」
「そういう事だ。まあせいぜい新米達から嫌われる事だな」
〜to be continued〜
第三幕episode0ご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m
今回、予告用のepisode0を短編予定でしたが、まさかのソロモンフルスクラッチでちゃんと枚数揃えて物語にしました(^_^;)
ザクⅠの描写はどうしても入れたくて、MSが戦う以外に作業用として活躍する絵を作りました。
製作しましたソロモンは頭に書いた通り突貫で作ったもんで、地道にプラ板やパテで製作の方々には同じフルスクラッチと名乗って良いのか申し訳ない感じです。実際、製作時間として造形は30分ちょい位で後は塗装の時間が小一時間です。大きさは野球ボールよりちょいデカい感じです。
材料はこちら。百均で揃え、粘土と発泡玉を買いました。この粘土が意外で軽くて造形がしやすい(^^♪
ソロモンの岩肌をどうしようかと思いましたが、元の材質が既にそういうのに近いものでした。ジオラマやる方にはオススメです。塗装はジャーマングレーでかなり岩っぽくなりましたが、驚くくらいに軽いです(・o・)
さて第三幕ですが、機体は概ね揃っており今後はデジラマとストーリー製作が中心です。今までモブMSやオリジナル機体作りを頑張ってました。
次は本編ですが、その前に過去に色々作ったガンプラや新たなモブMSでデジラマ集を作りたいと思います(^_^)v
最近は宇宙ばかりでたまには地上のも作りたくなりました〜
また見てくれたら嬉しいです!
(人∀・)タノム
新章デジラマストーリーできました
コメント
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見逃してました😫
ご覧いただきありがとうございます🙇
見てもらえて嬉しいです✨
ソロモンのフルスクラッチ良いですね〜!スタンド付けて旧キットオマケの1/550MSを周りに配置してジオラマっぽくしても面白そう😄少しだけ登場した謎のモビルアーマーがめちゃくちゃ気になります😆
Sont@さんへ!
いつもコメントありがとうございます😄
スケール的には1/550が合うと思います👍
実は1/550の旧キットあるんですよ✨
謎の新型モビルアーマーは「 アレ」に似てるけどどこか違う感じになってます😁
ホワイトユニサス以来、かなりインパクトのあるものになりましたので、私も公開が待ち遠しいです🤤
今回は本編突入前の序章ストーリー🎵
いろんなものがチラ見えで次回が楽しみになる回でしたね~🤭試作MA?302?連邦もパイロット合流❕などなど🎵
お手軽『ソロモン』も良い感じですが、今回刺さったのは誘導係のザクIの存在👀❗映像では出てきたのを見た事ないですが、おそらくいたハズ🤩その着眼点に脱帽であります(“`д´)ゞ✨
モトッチさんへ!
いつもコメントありがとうございます🤗
モトッチさん、伏線をほぼ全部拾っていただきキレキレ⚔ですね💡
「 戦わずして魅せる」
あのザクが刺さるのはガンダムファン玄人のみですよwww
元ネタは昔、PS2のゲームめぐりあい宇宙からで作業ミッションというのがあり、ザクがコンテナ運んだりボールがソーラ・システムパネルを運んだりするのがあり、そこからヒントを得ました✊
ホントはコンテナ運ぶ画も入れたかったんですが、また別に作ります😅
本編ではちゃんと伏線回収しますよ~✌️
製作お疲れ様です!今回はソロモンそのものですか😁誘導灯を持ったザクが良い仕事してますね〜(zaku-kao5)モビルアーマー、ザクレロでもなさそうですし、気になりますね🤔
RH少佐さんへ!
コメントありがとうございます😆
このザクはどうしてもこうしたかったんですwww🤭
新型への機種転換で払い下げのザクも活躍する場があるだろうと、このような形でキャスティングしました👍
これでまた違う「 戦わない短編ストーリー」も作りたいと思っています💡
モビルアーマーは私のガンプラ人生で一番手間が掛かったオリジナルMSVです!
この幕で色々魅せますのでお楽しみください✨またコメントお待ちしてます🙌
こんにちは。宇宙世紀好きなビルダーです。
ガンプラとデジラマで、まだ未開拓の宇宙世紀を切り開きます。
フォローしてくれたら喜びます(*´ω`*)
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頑張ります!
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