「遅いッ！」「なにが？」

烈火：ええい、殺駆頭からの連絡はまだか！？ あれからどのぐらい経った！
武者デス：ええと、確か…

（ここから回想シーン）

烈火：キャーー！？ 殺駆頭くんからモールス信号ｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!
殺駆：モールスじゃねえしキターはもう古い。そんなことより、今からお前んとこ行くから茶でも用意してくれや
烈火：ヤダホントー！？ 烈火より熱いお茶用意して待ってる！！！
殺駆：キャラ崩壊がすさまじいな

武者デス：よお、ワカはこの本の厚さならどのぐらいで読み切れる？

ワカ：そうですねぇ…600ページもないので、だいたい1週間くらいですぅ！

武者デス：早いなー、確かコレ挿絵はついてないはずなんだけど

（ここまで回想シーン）

武者デス：ワカちゃーん、その本、何周した？
ワカ：7周終わりました！ 今8周目に突入してますぅ！
武者デス：いいねえ〜、時の流れを残酷に指し示してくるね〜

武者デス：ワカの本を読むスピードを考えたら、8周目ってことは2ヶ月くらいは経ってんね。お屋形様、完全に忘れ去られてるんじゃねえのか？

烈火：悪意を感じるでござる…もしかして、拙者のことは嫌いでござるか…
武者デス：大好きだよ（笑）

烈火：決めた。*迎 え に 行 く 。*

武者デス：えっ？
ワカ：お屋形様が、お一人で！？

烈火：殺駆頭のことだ。きっと道の途中で露頭に迷い、雨に降られ、土砂崩れに遭い、川に流され、子ネコのように悲しくも迷子になってしまったんでござるな。可哀想に、今烈火のごとく迎えに行くでござるよ

武者デス：お屋形様、自分がメチャメチャ方向音痴なの忘れたんかー。…あー、聞こえてない

烈火：待ってろ殺駆頭、今行くからな！ *うおおおおお！！！！！！！*
ワカ：そっちはトイレの方向ですぅ
武者デス：シッ、ちょっと面白そうだから後ろからこっそりついてってやろうぜ

次回、殺駆頭と烈火武者は出会えるのか…！？