『星の鼓動は愛』ラストシーン(リニューアル版)
- 90
-
- 2
-
2026年後半の各地で開催される模型展示会に向けて、5年前に製作したジオラマをリニューアルしました。2021年12月3日、「『星の鼓動は愛』ラストシーン」と題してジオラマを製作し、GUNSTに投稿していました。今回、RG1/144ゼータガンダムを新規に製作して機体を差し替えるとともに、メタスと台座に改造や変更を加え、さらに劇中でパージされたゼータガンダムの背面ユニットを添えて、より劇中のイメージに近づけてみました。
■リニューアル前の状態
こちらが、5年前に製作してGUNSTAに掲載した状態です。1/144メタスとゼータガンダム、そしてカミーユとファのフィギュアによる『星の鼓動は愛』のラストシーンの再現を試みています。
■リニューアルの視点
・ゼータガンダムのコクピットハッチが開いた状態にする。
・台座を彩色して宇宙空間の雰囲気を出す。
・パージされた背面ユニットを加える。
といった内容を改善点として思い付きましたが、一つ目のコクピットハッチについては、すでに接着済みで取り外しができなかったため、思い切って新たに作り直すことにしました。1/144ゼータガンダムは何種類かありますが、腹部の改造を要せず、コクピットハッチの開閉機構が備わっているRG(リアルグレード)が最適であると判断しました。
■前面の比較
向かって左側は以前製作したゼータガンダムで、右側は今回製作したRGゼータガンダムです。
当初は"ライトニングゼータガンダム"をベースキットに使用し、ノーマルのゼータガンダムに見立てて製作していました。RGのゼータガンダムから頭、腹部、背面ユニット、ビーム・ライフルを移植したミキシングビルドで完成させています。
■背面の比較
向かって左側は、ライトニングゼータとRGゼータのミキシングにより、ベストプロポーションのHGをめざした機体です。カラーリングは、腕部と脚部の青や黄の飛び地を整理して、劇中のイメージを損なわない程度にカラーリングの正常化とアレンジを行っています。
ゼータガンダム(ライトニングゼータガンダムベース)のフル装備の状態です。(2021年の再掲)これはこれで、力強いフォルムが魅力の機体に仕上がったと思います。
■RG1/144ゼータガンダムについて
今回は劇中同様、背面ユニットがパージされた状態で完成としています。特に大きな改造はせずにストレートに組んでおり、全塗装をしています。カラーレシピはつぎのとおりです。
ホワイト部:ニュートラルグレーⅠ及びニュートラルグレーⅡ
ブルー部:コバルトブルー
レッド部:RX-78レッドVer.アニメカラー
イエロー部:エヴァオレンジイエロー
関節等グレー部:メカサフスーパーヘヴィ+つや消しブラック
腰部・脚部ノズル:スターブライトアイアン
スミ入れはエナメル塗料のダークブラウンとブラウンを使用しました。デカールはRGゼータガンダム用ガンダムデカール及びヴェルテクスデカール、ロボデカール等を組み合わせ、HGメタスとのバランスを考えて少な目に貼り付けました。
■背面ユニット
劇中では少しずつバラけていき、特に行先も描かれずにどこかに行ってしまった(?)ように描かれています。ビーム・ライフルは、ジ・Оに体当たりする際に投げ出しているようなので持たせていません。シールドは、スイカバーもとい先端部分がジ・Оとともに失われたように見えたのでジオラマに含めていません。
ジオラマの主題はあくまで戦いを終えた2機のMSと抱き合う2人のパイロットなので、全体的な構成やまとまりを考えて、背面ユニットはゼータガンダムの足元にそれとなく配置することにしました。背面ユニットの3パーツは、φ1.0mm真鍮線で接続し、宇宙空間に浮かんでいる演出をしました。
■台座
木目が見えたままの無加工では味気ないと考え、表面にアニメ調の宇宙空間を描きました。つや消しブラックの下地にプリズムブルーブラックをランダムに吹き付けた後、ホワイトをエアブラシで吹き付けて星雲を表現したり、歯ブラシをはじいて大きめの星々を散らしてみたりと、それらしく見えるように工夫しました。
■メタスについて(1/3)
今回、新たにメタスの頭部カメラ部分に「オーロラグリーンシール」を貼って輝かせてみました。モチーフは宇宙服の金のコーティングされたバイザーで、本来の目的は宇宙空間の強すぎる紫外線等を遮断するためのものなので、モノアイ等のカメラ/センサー類に有効かは謎ですが、雰囲気に合うと思い改造しました。
■メタスについて(2/3)
メタスは変形機構を温存したかったので、敢えて大規模な改修は行わず、スジ彫りやマーキング等によるディティールの追加に専念しています。両肩の丸い緑色の上のひさし部分を、アニメのイメージに基づいてカットしました。HG初期のキットなので、主要パーツのほとんどに合わせ目が真ん中にきたり、ポリキャップが露出したままになっていたり、と何かと気になるところばかりですが、根気強く処理しています。全身にスジ彫りやモールドを追加するとともに、緑色のセンサー部分にはUVレジンを用い、クリアパーツのような質感にしています。
■メタスについて(3/3)
変形機構はそのまま残しており、ポリキャップが露出している部分にはプラ板でカバーを自作しました。
■フィギュア
今回は特に手を加えていません。カミーユとファの抱擁シーンの再現については、全高12㎜程度のビルダーズパーツのフィギュア2体を向き合わせてタミヤの白蓋で接着し、芝居をさせています。(写真は2021年の再掲)
最後まで閲覧していただき、ありがとうございました!
「機動戦士Ζガンダム A New Translation Ⅲ 星の鼓動は愛」は、2006年の劇場公開から今年で20年目の節目を迎えます。絵柄が新旧混ざる点や声優の変更、ラストシーンの改変等もあり、作品に対する評価が賛否両論ある劇場版Zガンダム三部作ですが、個人的にはキリマンジャロやダカールの攻防戦が無かったのが惜しいと感じながら、やはり大好きな作品となっています。
2021年に投稿した際の最後の自分の言葉を再掲して、しめくくりとさせていただきます。「劇場版ゼータのラストは賛否両論ですが、コロナ禍の今、あたかも戦場のごとく理不尽な出来事が日々起きていることを思うに、フィクションとはいえ、カミーユとファがお互いの生存を喜び合うラストに救われる気がしました。」
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
なんかもう… 素敵です😍
T-Non(のん)さん、ありがとうございます!
ライトニングゼータ改造のゼータガンダムは、コクピットハッチを固定していたため、開きたくてもどうすることもできず、長らく不満に思っていました。このたび、夏休みの宿題を片付けるような気持ちで、一念発起してRGゼータガンダムを無改造で組み上げ、問題を解決できてスッキリしました。ネット上では不評なキットですが、個人的にはRGゼータは3体目の完成品となり、弱点やツボが分かった上での製作となりました!
閲覧していただき、ありがとうございます。
主に1/144ガンプラ、恐竜、ウルトラ怪獣のガレージキット等をマイペースで製作している週末モデラ―です。よろしくお願いします。
X(旧Twitter)→ https://x.com/Ayapons45
HG1/144 AMX-003ガザC[ハマーン・カーン専用機…
頭部カメラ及び右胸部のセンサーに小型LEDを設置して電飾を行…
MG1/100 RGC-80S ジム・キャノン空間突撃仕様(…
MG1/100ジム・キャノンを空間突撃仕様として製作しました…
RX78-2ガンダムのマグネット・コーティング実証実験
「機動戦士ガンダム」第40話「エルメスのララァ」におけるガン…
MG1/100RX-78-3 G-3ガンダムVer.3.0
■製作の概要 ノーマルのMG1/100ガンダムV…