「オレたち黄巾賊」程遠志＆鄧茂

程遠志。
三国志演義では関羽に秒殺されますが、5万の黄巾軍を率いる将と言うことで、それなりの貫禄に。
ペルシア軍がエジプトを攻めた故事に倣い、盾に結わえたプチッガイで相手をひるませて、巨大なビーム狼牙棒で粉砕する清々しいまでの外道。

「うわはは、こわっぱ二匹も救えず、何が義軍ぞ！」

続いて鄧茂。
こちらは張飛の手で秒殺。
上役ほどの知能も無い、腕っぷしだけのドチンピラ。
愛用のヒートノコギリで犠牲者の首を切り落とし、アクセサリー感覚で武器にする正統ストロングスタイルのサイコパス。

「ぎゃはは！てめーはどんな悲鳴を聞かせてくれるのかなーっっ？？

せっかくなので中国の荒野をイメージしたベースを追加。
逆茂木の杭を植えると途端に戦場っぽくなるので、効果的な手です。

背中はこんな感じ。
豪快な肉抜きは埋めずに赤く塗って、逆に目立たせる方向で。
黄化ウイルスの影響で体がポリゴン欠けを起こして、ワイヤーフレームが露出しているようなイメージです。

マスクの部分はLEDで発光。
元々の格子状のモールドをタガネで彫り抜き、UVレジンで埋めて光が透けるようにしました。
なかなか禍々しくて気に入ってます。

武器類は全部スクラッチ。
ベアッガイさんの頭は食玩を使おうとしたのですが、大きすぎたのでやむなくエポパテで。
単純な形ですが、似せるとなると難しいですねー。

黄巾の旗はタミヤのエポキシパテ製。うどんを打つ要領で、粉を撒いて丸棒で延ばし、固まり始めた所でいい感じに切って曲げて作ります。
「蒼天すでに死す、黄天まさに立つべし」の決まり文句はハイキューパーツの自作デカールシートを使いました。フォントは去年大安売りで買った鬼滅の刃フォント(KSW陽炎)です。買っといてよかった(^^)
ヒラヒラものは過去にもいくつか作りましたが、今回はその集大成的なものになりました。満足です。