ASW-G-36 ガンダム・ストラス（オリジン）

　本機には、主翼（メインウィング）、尾翼（テイルウィング）、初列風切羽（プリマリーフェザー）、次列風切羽（セカンダリーフェザー）、三列風切羽（ターシャリフェザー）、鉤爪鋭刀（タロンブレード）と名付けられた翼や鉤爪をモチーフにした武装が備えられている。

・主翼（メインウィング）

　本機の肩に装備されている大袖。重力制御を行い、空中を自在に浮遊することができる。厄祭戦時に破損し、後世には伝わっていない。

・尾翼（テイルウィング）

　本機の腰部後面に装備された大型ブースター。大太刀と刺突剣が２振りずつマウントされている。厄祭戦後にも伝わっている翼の一つ。

・初列風切羽（プリマリーフェザー）

　エイハブパーティクルブレード内蔵の大太刀。通常ナノラミネートアーマーは、ビーム兵器に対して高い優位性をもつため、ビーム兵器は、有効な攻撃手段とならない。しかし、この兵器の刃は、通常ビーム兵器とは異なり、エイハブ粒子により構成されているため、ナノラミネートアーマーを無効化し、MAの装甲を簡単に融解・切断することができる。グリップ部の上部にはエイハブ粒子のコンデンサが設置されており、使用時の粒子の急激な消費に対応している。また、巨大なMAに対応するため、二振りを合体させ、刃渡りを伸ばすことができる。厄祭戦時に破損し、後世にそのもの自体は伝わっていないが、基部は残ったため、後世でも二振りのエイハブパーティクルブレードとして使用されている。

次列風切羽（セカンダリーフェザー）

　細長い剣身の刺突剣。主に装甲の隙間や関節部、モニターへの攻撃に使用される。厄祭戦時の搭乗者は、投槍（ピルム）的な使い方を好み、投擲して使っていたため、大量に生産された。厄祭戦後にも使用されているのは、未使用品が多く残されていたためである。

・三列風切羽（ターシャリフェザー）

　本機の腰部側面に装備された、推進羽（ブースター）と武装羽（ワイヤーブレード）の複合羽。外側の推進羽は、厄祭戦時に破損してしまったが、内側の武装羽は、現存し、使用されている。

・鉤爪鋭刀（タロンブレード）

　折れず、曲がらず、よく斬れるサーベル拵えの太刀。MAに追従する無人攻撃機やMSを相手をする際に使用される武装。γナノラミネート特性を付与し、MA相手にも使用されたという記録が残っている。厄祭戦時に破損し、後世には伝わっていない。

　地獄の大君主・悪魔「ストラス」をイメージした機体です。以前作った「ツァラトゥストラス」の原点機（オリジン）です。ツァラトゥストラスでは、アマツの嘴のような兜と尾羽のような後面のブースターで猛禽類を表現しましたが、本機では、主翼など羽のモチーフを増やしてより寄せています。