ガンダム・ストラス HM（ハイマニューバ）

　300年前の「厄祭戦」と呼ばれる大戦で運用された72機のガンダム・フレーム採用機の内の一機。エイハブ粒子の高度なコントロールによる武装の超強化及び代償としての劣化促進という「消費」の機体特性をもっている。

　HM（ハイマニューバ）は、宙域侵攻型MA（モビルアーマー）「マナデル」に対抗するため、宙域での高速戦闘をコンセプトに計画された機体である。だが、実際にこの計画が実行される前に、ストラスは、海洋侵攻型MA「ザドキエル」との戦闘に駆り出される。壮絶な戦闘の末、両者は相打ちとなり、海溝の底に沈んでいった。

　ゆえにこの計画が実現することはなく、性能実験のみが行われた幻の形態となっている。　「マナデル」は、後に「ガンダム・バエル」を中心としたガンダム・フレームの連合チームによって多大なる犠牲を払いつつも討伐されたと伝わっている。

フライトユニット：チカプカムイ

　アイヌ神話のフクロウの姿をした鳥の神の名を冠する新装備。バックパックから伸びるアームがフレキシブルに稼働し、宙域での高速機動・旋回を可能とする。

　「チカプカムイ」には、「エイハブパーティクルブレード」が２振り内蔵されており、近距離での戦闘をサポートする。また、このブレードには、通常よりも刃が短く取り回しのしやすい「ダガーモード」への切り替え機能が搭載されている。

エイハブパーティクルライフル：パラディオン

　アテナ神の像の名を冠する長距離射程のビームライフル。今までのビームライフルとは異なり、エイハブ粒子を使用することで、MAの装甲にも有効となる。しかし、唯一精密な粒子コントロールのできる「ストラス」が失われたため、戦場で日の目を見ることはなくなってしまった。

複合連結大太刀：初列風切羽刃（プリマリーフェザー）

　エイハブパーティクルブレード内蔵の大太刀。２振りを合体させることで、巨大なMAを切り払う。また、刀身の間からもエイハブパーティクルブレードを形成することができる。

刺突剣：次列風切羽刃（セカンダリーフェザー）

　MAの随従兵器に対応するための細腱。随従兵器を破壊する以外にもMAの装甲の隙間や関節部、モニターへの攻撃に使用される。投擲に使用されたとの記録もある。

複合推進鏃：三列風切羽刃（ターシャリフェザー）

　外側にスラスター内蔵装甲、内側にワイヤーアンカーが備え付けられた複合武装。ワイヤーアンカーによる不意打ちや障害物を利用した急旋回に用いられる。

護拳付洋式拵え太刀：鉤刃（タロンブレード）

　MAの随従兵器やMSを相手をする際に使用される折れず、曲がらず、よく斬れる名刀。

　以上、「ストラス」をモチーフにしたオリジナルガンダムフレームの設定でした。

　ご覧いただきありがとうございます。騎士風のMSが好きな方がいらっしゃいましたら、宜しければ他の作品もご覧ください。

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