ガンダムグシオンリベイクフルシティアルマ+試作型ダインスレイブ:カグツチ

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火星でのMAハシュマルと鉄華団・ギャラルホルンの戦闘から数日後、鉄華団の団員数名はハーフメタル採掘場の調査に当たっていた。万が一他にMAがあり、それが起動すればクリュセは、火星は終わりだと気づいたからだ。三日月とバルバトスは負傷、主戦力である他のガンダムフレームも対峙できない上、鉄華団はかなり消耗していた。それでも動ける数名が現地へ向かった。
まずに確認に向かったのはMAが埋まっていた大穴だ。サブユニットであるプルーマが一機でも残っており、それが何かの拍子に動き出すだけで大惨事になってしまう。何もないことを祈りつつ団員が穴を覗くと、そこには巨大な“何か”が埋まっていた。
オルガ・イツカの連絡を受けたマクギリス・ファリドはギャラルホルン火星支部に発掘作業を要請。慎重な作業で数日後に“何か”は全容を表した。そして行われた調査によって、これはMAではないことが確認された。その正体はダインスレイブの試作型とも言える超大型質量兵器だった。この兵器、厄祭戦時代に「カグツチ」と呼ばれていたそれは、部装としての機能しかないにもかかわらずエイハブ・リアクターを搭載しているという規格外の兵器であり、ガンダム・フレームを持つ機体の右腕部と2機のリアクターに接続、合計3機を直結し特殊KEP弾頭による砲撃を行う兵器だった。その威力は“文字通り月が欠けるだろう”という計算結果が出た。マクギリスは、本来の持ち主となるガンダムが存在していて、MAに機体が破壊もしくは離脱した後、カグツチもろともこの地にMAを封じ込めたのではないかと推測している。
今後の戦闘における切り札として射撃能力に秀でたガンダムグシオンに装備させるに当たり、起動性の著しい低下による被弾を軽減するため各部をグレイズやMAの残骸から作成した鎧を装備、頭部には高性能超望遠カメラアイとアンテナを増設、各部をブラッシュアップ。更に、視認性の低いグレーを基調としたカラーリングに変更した上で、増加装甲を目立つ赤にすることで射撃をそちらに集中させる効果を狙っている。
また、バックパックはリアクター接続ケーブルとのドッキング用と、リアクター直結の超大型スラスター搭載型の2種が用意されており、カグツチを装備しない状態でも換装することで高い戦闘能力を維持可能であった。
ラテン語で“鎧”を意味する“アルマ(arma)“を名に加えた本機は開発案こそ急ピッチで作成されたものの、「黒系の塗料は高価」「グシオンは損傷が少なく回収の余地が少ない」「弾頭の用意が困難」という経済的理由と「重量増加によって地上戦が不利」「そもそもこんな大火力は不要」という軍備上の理由が重なったことでカグツチの運用およびグシオンの改修案は陽の目を見ることがなかった。

という設定のもと制作したのがこのガンダムグシオンリベイクフルシティアルマです(なげえ名前と設定文だな…)。射撃用頭部に切り替えられるのに使ってる印象が薄いなと思ったので、もしグシオンがダインスレイブを装備したらと制作しました。
使用キットはグシオンリベイクフルシティを土台にハシュマルなど数機のジャンク、ダインスレイブはクタン参型と鉄華団コンプセットのグシオン用輸送ブースターから作りました。
長々とここまで読んでくださってありがとうございます笑それでは下へどうぞ。

グシオン本体。コトブキヤのエクシードバインダー、ハシュマルのクロー、アスタロトの手甲から追加外装を作成。肩アーマーはアームで接続されていてある程度動きます。
グシオン本体。コトブキヤのエクシードバインダー、ハシュマルのクロー、アスタロトの手甲から追加外装を作成。肩アーマーはアームで接続されていてある程度動きます。
リアショット。超大型エイハブスラスター搭載のバックパック。機体のカラーリングはブレイクブレイドという作品のデルフィング第3形態をイメージしてます。気になった方はググってください笑
リアショット。超大型エイハブスラスター搭載のバックパック。
機体のカラーリングはブレイクブレイドという作品のデルフィング第3形態をイメージしてます。気になった方はググってください笑
続いて武装の紹介。120mmロングライフル改グシオンリベイクから装備している武器を手持ちではなく腕部に装着。ジェネレーターからエネルギーを供給されるため威力は増している。
続いて武装の紹介。

120mmロングライフル改
グシオンリベイクから装備している武器を手持ちではなく腕部に装着。ジェネレーターからエネルギーを供給されるため威力は増している。
トンファーアックス左腕に装備された斧。こちらもグシオンリベイクから装備していたハルバードを流用したもの。近接戦時に用いられるが、相手の武器を受ける防御向けの配置になっている。
トンファーアックス
左腕に装備された斧。こちらもグシオンリベイクから装備していたハルバードを流用したもの。近接戦時に用いられるが、相手の武器を受ける防御向けの配置になっている。
ソードメイスバルバトスルプス装備のものと同名だがこちらは薄く作られており、部位破壊や付きに適している。ダインスレイブ装備時にはほとんど意味を成さないため除外される。
ソードメイス
バルバトスルプス装備のものと同名だがこちらは薄く作られており、部位破壊や付きに適している。ダインスレイブ装備時にはほとんど意味を成さないため除外される。
続いて試作型ダインスレイブ:カグツチ。グシオン用輸送ブースターについている300mm滑空方がカッコよかったので、クタン参型と組み合わせてオーバードウェポン化。
続いて試作型ダインスレイブ:カグツチ。
グシオン用輸送ブースターについている300mm滑空方がカッコよかったので、クタン参型と組み合わせてオーバードウェポン化。
背部にはリアクター接続用ケーブルが2本。スラスターは発射時の反動抑制用です。
背部にはリアクター接続用ケーブルが2本。スラスターは発射時の反動抑制用です。
カグツチ接続用バックパック。このままではなんの機能もないですが気に入ってます笑サブアームユニットとシザースの持ち手部分を利用して作ってます。
カグツチ接続用バックパック。このままではなんの機能もないですが気に入ってます笑
サブアームユニットとシザースの持ち手部分を利用して作ってます。
頭部を射撃用に差し替えて、外した右腕に接続。通常のボールジョイントなので、バックパックを交換すればほとんどのガンダフレームに装着できます。
頭部を射撃用に差し替えて、外した右腕に接続。通常のボールジョイントなので、バックパックを交換すればほとんどのガンダフレームに装着できます。
バックパックに接続して・・・
バックパックに接続して・・・
カグツチ装備状態。当然保持できないのでスタンドを使ってます。いやあでかい!
カグツチ装備状態。当然保持できないのでスタンドを使ってます。いやあでかい!
ポージングはほぼ死んでます。クタンについていた板に足をかけることができます。未接続時はカグツチの底面につけておくこともできます。
ポージングはほぼ死んでます。
クタンについていた板に足をかけることができます。未接続時はカグツチの底面につけておくこともできます。
カグツチを先行して作りました。大きさ比較。ニッパーの倍くらいの前後幅ありますね。
カグツチを先行して作りました。大きさ比較。ニッパーの倍くらいの前後幅ありますね。
通常のフルシティとの比較。足首をバルバトス第6形態のものに変えたので身長高くなってます。そのままだと短く感じたので笑
通常のフルシティとの比較。足首をバルバトス第6形態のものに変えたので身長高くなってます。そのままだと短く感じたので笑
頭部は大型カメラとアンテナを増設。両方作りました。このでかいのを扱うにはセンサーが足りないと思って・・・
頭部は大型カメラとアンテナを増設。両方作りました。このでかいのを扱うにはセンサーが足りないと思って・・・
最後まで見ていただきありがとうございました!粗が多い作品ではありますが形になって良かったです!重装甲はイイぞ・・・!
最後まで見ていただきありがとうございました!粗が多い作品ではありますが形になって良かったです!重装甲はイイぞ・・・!

もしもグシオンが厄祭戦当時のダインスレイブを装備したら・・・という思いつきと勢いです!

コメント

  1. 手持ちでは保持できないほどのゴツ盛り装備大好きマンで感服しました。
    ギャラルホルンを絶対に潰すという強い意志を感じさせます。

    • われ 5年前

      コメントありがとうございます!
      個人的には、シノを殺したジュリエッタをこれで粉々にして欲しいです(^ ^)

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