ソルストライクガンダムトライ

正面。各部に配置されているメタリックオレンジのパーツはウイングガンダムゼロ炎を参考にした「炎クリスタル」に近い産物であり、追加エネルギー源として機能しているほか、炎クリスタルそのものの共鳴によってバーニングバーストの更なる力を引き出すことに成功している。余談ではあるが、前世代機のストライクスフィーダでは所属マークが地球連合だったが、ソルストライクトライにおいてはフリーダムのパーツを取り入れたためにオーブ軍所属のものに変更されている。

背部。新たに装備されたサテライトキャノンやフリーダムガンダムからコンバートしてきた羽根が目を引くが、本機の真髄は徒手空拳による格闘戦であり、それを証明するように、フリーダムの羽には追加ウイングを配しているが、バラエーナプラズマビーム砲はオミットされている。

ツインビルドマグナム改。バーニングバーストシステムの潤沢な出力をフル活用できるようになったことから、今まで使っていたビームピストルを純粋にアップデートしたような装備になっており、その威力と射程はビームピストルを遥かに上回るものとなっているが、ダイバーにとってはこれもあくまでクロスレンジに飛び込むための布石に過ぎない。

ビームサーベル。標準的なビームサーベルであり、普段は腰部にマウントされているが、これはあくまでも緊急避難的な、バックパックに損傷をきたしても戦闘が継続できるように装備されたものである。前世代機においてはバックパックにギミックを集約させすぎたことに対する反省から、本体側にも最低限の武装を回している……らしい。

リュミエール・ザンバー。アルミューレ・リュミエールを攻撃兵装に転化させた装備であり、前世代機では腰に一振りだけ装備させていたものをソルサテライトキャノンの後部に二本装備させたことで、余剰出力によるエネルギーチャージが迅速になったほか、二刀流ができるようになったことで、更に堅固なバリア兵装を貫通することも可能となっている。

バーニングバーストシステム。各部のラジエーターとバックパックの翼が展開することで余剰出力をラジエーターやスラスターから炎の形として機体の外部に放出することが可能となっており、前世代機のストライクスフィーダでは機体が耐えられなかった250パーセントや300パーセントといった強化倍率にも耐えられるようになった。

パルマ・フィオキーナ。前世代機から引き継がれた兵装だが、純粋に本体の出力が向上していることで、本兵装の威力もまたそれに比例して向上している。中距離から放ったり貫手に応用したりと、元の元になったデスティニーガンダムの時点で拡張性が高かった長所は本機にもまた引き継がれている。

ソルサテライトキャノン。マイクロウェーブを月面から受信することで使用可能になる大火力兵装だが、限定的ではあるもののバーニングバーストシステムの余剰出力によっても放つことが可能となっており、その兼ね合いで太陽(ソル)の名前が冠されることになった。その威力は原型機譲りであり、巨大なステージオブジェクトすら容易く破壊することが可能。

セステット・フルバースト。本機が持てる射撃兵装を全て正面火力に投影することで、絶大な破壊力を得られる、ある種の奥の手である。六つの銃口から放たれるビームはさながらフリーダムガンダムやストライクフリーダムガンダムのハイマット・フルバーストに似ているため、それを捩って名前がつけられたとか。

次元覇王流。本機の真髄であり、豊富な射撃武装に目を奪われた相手に対しては滅法強い。ただ、騙し討ちのような真似を本機のダイバーは好んでいないため、あくまでも本機に装備されている射撃兵装やビームサーベル類は、次元覇王流格闘術を相手に叩き込むための布石として専ら運用されている。

塗装前。長々と失礼しました。Twitterで開催されている「ガンプラシンプル改造コンテスト」という企画があったので、ベースキットが二つだけということもあってそれに参加するべく作ったものでもあります。

額はストライクスフィーダと同様にクリアレッドになっております。今回はメタリックオレンジ部分をタミヤカラーのメタリックオレンジにガイアカラーのクリアオレンジを上掛けすることで一段色を濃くしています。