NKX-0013B-HC ビルドガンダムアシュタロン ヘヴィークラブ

【いつものアングル】

何年か前にトライエイジの武装が蟹のハサミっぽいところから、アシュタロン系を作る計画を立てました。
その時はまだ普通にビルドアシュタロンにしようとしていたのに、ＨＧ ジャイオーンを入手した事がきっかけで更なる魔改造プランになってしまいました。

当初はアシュタロンと同じにバックパックからシザーズアームを伸ばす予定だったのですが、今回の機体ではそれが出来ない仕様だったのと、さすがに背中が重過ぎたので、スターバーニングの肩部を流用して肩にシザーズアームユニットを接続してます。

『戦争をしましょう』

元ネタキャラのひたぎが無数の文具を両手にで持ってるのを再現したら、こんな強烈な装備に……。
２対のクラブシザーズは大型ビームソード・ビームシールドにもなる複合兵装です。

劇中でひたぎが怪異の蟹に行き遭ったことで体重が５kgになってしまった設定にならって、
本機では重力下では自重を相殺するギリギリのラインで重量軽減効果を発生させる簡易ミノフスキーフライトユニットを、本体脚部脹脛・ビッグアームユニット・シェルシールド内部に搭載している設定で、４０ｔ級の重装タイプながら見た目に反して機動性はかなり高いです。
実質的な重さはだいたい５ｔくらい？

ビギニングガンダムのビームサーベル３本握りは、サイドアーマー裏に各３本ずつ収納してる設定です。

原型モデル機のアシュタロンと同じくＭＡへの変形機構を備えてます。

機体本体全部含めてＭＡに変形する為に、ディナイアルの前身のカテドラルの背面接続パーツにルナゲイザーのパックパックを取り付けていて、頭部を保護するガードパーツにフラウロスのを拝借しました。

ＭＳ本体の脚部はガニ股にして９０度折り曲げており、裏から見たらスゴい格好してますw

これだけではありません！
ＭＡモードに加えて、第３形態への変形もしちゃいます。

シェルシールド・クラブシザーズユニットを本体から分離させてアームユニットの接続位置を組み換えれば、サブユニットにもなる「ヘヴィークラブモード」に変形します。

見た目が蟹だからって横歩きしか出来ないと思って舐めていると、ミノフスキーフライトで縦横無尽に機動しちゃいます。
化物語の重し蟹のデザインモデルになったタカアシガニも前に歩けるそうなので、全くデタラメでは無い設定です。

シェルシールド表面には拡散ビーム砲も装備。
重いバックパックを分離したら、脚部の簡易ミノフスキーフライトによってほぼ超軽量級になるディナイアルなだけに、蝶のように舞い蝶のように刺しまくります。

こんな事もあろうかとジャンクで残していたグシオンの盾が蟹の甲羅っぽくて、ちょうど良い按配でした。

純粋な蟹はハサミを除いて脚が８本ですが、タラバガニは見た目は蟹なのに脚が６本で、分類学上ではヤドカリに近い仲間になるそうです。

クラブシザーズを本体側で装備している時は、この『蟹』は脚が６本でヤドカリモードになります。
原型機のアシュタロンＨＣは殻を被ってるっぽいからヤドカリなのかもしれませんが、本機は脚の数でヤドカリです。
唯一アシュタロンＨＣの名残りがギガンティックシザーズ代わりのハサミと脚の数だけとは…。

『銅四十グラム、亜鉛二十五グラム、ニッケル十五グラム、照れ隠し五グラムに悪意九十七キロで、私の暴言は錬成されているわ』

平手パーツは鋼錬ネタを再現する為にあるのだと思ってしまう…。

『Ｉ ＬＯＶＥ ＹＯＵ』

『がはらシザー』

化物語「するがモンキー」のオープニングで、ひたぎがデッカいハサミで神原をぶった斬りしてるシーンを再現したハサミ型ビームシザーズを副武装で装備してます。

ガルバルディリベイクのハンマープライヤーの基部に、バエルのバックパックスラスター先端を切った貼ったしてハサミっぽくしてみました。

「肘を脇腹につけて、手のひらを上に向けて、背筋を伸ばし……」
『はいッ、支配者のポーズ！』

するがモンキーのオーディオキャラコメンタリーでの迷言？より。
エンディングシーンで背景にいるひたぎがこんなポーズをしてるのを見て、まるで支配者がやっていそうな感じだからと命名されました。

カテドラルガンダムでもこのポーズをやってたイラストがありましたが、初出しされる何年も前に化物語のアニメ化がされてるから、ある意味元祖支配者のポーズ。
その後マッキーが映えってたり、エラン君がパーメットスコアレベル上げた場面でも使われてますねw

『舐めなさいな』

『どうしたの？ 喉が渇いているのでしょう？
ならばベロベロと舌を伸ばしてキリンのように汚らしく舐めればいいわ』
『普通、水が飲みたいくらいでこんな事しないの。最初からこんな風に女の子の指を舐め回すのが好きな変態さんなのよ』

『もぅ、元気ハツラツ戦場ヶ原さんだった』

『ンン〜……… 、ぶっコロす』

引き篭もりだったハウマッチな もやしっ娘くらいなら、余裕で１発ＫＯ出来るゼロ距離から繰り出されるビッグアームによるパンチ。
いわゆるラッシュフォーム。

シェルシールドにシザーズユニットを付けて可動域を確保しつつ、ヘッドガードで頭部を覆って防御力もアップ。当初はＭＡ時の頭部保護が出来れば良かったヘッドガードも兜っぽくて役得。

【塗装前のパーツバランス確認作業中】
まぁ元々はディナイアルもジャイオーンも同系統の色調だし、戦場ヶ原ひたぎのキャラクターカラーも紫色ベースだから、正直塗装しなくても似たようなもんでしたw
パッと見、ディナイアルと色合いは変わってなさそうですが、劇中での直江津高校の制服カラーのイメージで塗装してます。（襟とか袖口など）

今回はガシガシ動かすし、外ロケで汚れる可能性もあったから、リカバリーしやすいように原色だけで塗装してます。

バックパックは重いジャイオーンのアームユニットを支えられる強度と、且つ各種変形も出来るようにフレーム接続方法を変更。

アームユニット展開中は３㎜接続穴だけでは支えられてない重さであるため、差し替えでMSGの接続パーツなどを支柱として使ってます。
蟹モードではアームユニットが動かないよう固定するロック機構になります。
このパーツを組み換えれば、ＭＡ形態の保持力を高めて甲羅を挟むのに適した位置になったり、蟹モード時のスタイルにもフィットさせる絶妙なバランスを生み出してくれます。

後ろ側はパーツのバランスが良い感じに収まってくれてます。
シェルシールドはディナイアルのリアアーマーに３㎜穴開けて接続してます。

ひっくり返すとやっぱり蟹です🦀

シザーズアームソードの柄は、脚の基部が後ろ側に動かないようにするストッパー代わりににもなります。

これ程まで無駄なパーツが出ずに各種変形をするガンプラを作ったのは初めてで、メイジンみたく我ながら自画自賛してしまった！

【オマケ】
ヘッドガードにハロがスッポリとハマりました。
今回一緒にスレッタも持って行ったので、次の投稿もお楽しみに！

せっかくだからひたぎ以外の化物語のメインキャラも、ガンプラ作品としてシリーズ化しちゃおうかな。