ウェザリングのやりすぎはいけないと一般的には言われます。
普段は隠し味程度に入れますが、ほんの少しでもガラリとパーツの表情が変わるこのウェザリングをドチャクソに施したいと思うときがあります。
鉄血のMSは汚しても良いと人は言います。
その中でも呪われているような出自のガンダムアスタロトであれば私の欲をぶつける器として適役だと考え実験台になってもらいました。
フロントショット。
ドライブラシ、パステルシャドウ、退色表現、ウォッシング、フィルタリング、チッピング、ストレーキングなど自分の知っているウェザリングの技法を全てぶちこみング。
塗装がメインなので改造は少しだけやリング。
ディティールアップをしつつ可動部やプロポーションは活かしング。
バックショット。
背面のバーニア周辺はウェザリングマスターのススをこれでもかと塗り付けました。
大型武器のデモリッションナイフ。
刃の部分はシルバーのドライブラシ。
可動部や奥まっているところには赤サビ。
小型のナイフも同様にシルバーと赤サビ。
ライフルはスチール感のあるカラーに塗装しサビとオイル汚れを加えてガンメタでドライブラシ。
背面のちらりと見えるフレームのパイプはオイルと赤サビを重ねるように加え、さらに明るいサビ色でピンウォッシュを入れてます。
内部フレーム肩付近のシリンダーのようなパーツなどはアクセントにゴールドで塗装しオイル汚れをコテコテと塗り付けてます。
主な改造ヶ所。
全身のスジボリは彫直し、各部の〇モールドはディティールが甘々なのでスピンブレードで彫り、プラパーツやメタルパーツを貼り付け。
前腕部は合わせ目消しのためにフレーム側に後ハメ加工をしています。
ナイフ類はランナータグや2mm角棒を接着してシャープになるように整形。
デモリッションナイフの折り畳み時のロックに使うピンは展開時に目立つので削り落として中にネオジム磁石を仕込みました。
今回の改造で一番手間がかかったのはマスク部分です。
パーツ洗浄後に組み立ててチェックしていたところ紛失に気づきました。
パーツ請求しようにもメーカーも在庫切れになっていたのでエポパテでスクラッチしました。
元のパーツはだいぶシャープな顔でしたが表情が少し優しくなったような気がします。
注意力が人並みにあれば不要な改造です。
今回のウェザリングに使用したツールたちです。
それぞれで使うことはありましたが全てを同時に使うのは初めてでした。
何度もトップコートでセーブしたので塗装ブースの中が粉だらけでした。
自分の肺や鼻の粘膜も同様かと思うと末恐ろしいです。
下地はガイアのサーフェイサーエヴォ
内部フレームはガイアカラー スターブライトアイアン
差し色のゴールドはガンダムマーカー
装甲はMrカラーのホワイト、コバルトブルー、シャインレッド
グリーンや一部のブルーは水性ホビーカラーを筆塗りしてマジックリンでフチを整えています。
ゲチョゲチョに汚して大変満足しました。
また鉄血シリーズのガンプラを作るときは同様のテイストでやってみようと思います。
やりすぎ?機体設定?活動環境?
知るか、そんなもん。
コメント
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こんにちは。
私も逆張りではないんですが、ウェザリングのやり過ぎは良くないと言う格言にリスペクトできず、違和感が(^◇^;)ですので個人的にいくら汚そうとも本人が満足すれば、それで良いのでは〜と思ってます♪
コメントありがとうございます。
ウェザリングも見た目をアップするディティールと考えれば、やりまくっても味になると思います。
見た目の豪快さに反して繊細な作業が要求される塗装なので今後も要研究です。
バイクで日本一周するというアウトドアの頂点を極めし者。
しかし、その正体はインドアプラモおじさん!
細身でスマート&ヒロイックな機体が好き。
でもドッシリした敵役も好き。
ガンダム作品は基本的に何でも肯定派。
みんな違ってみんな良い。
Youtubeチャンネルもあるけどプラモは全然関係ないよ!
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