水星の魔女作品投稿コンテスト・第19位
度重なる決闘の敗北を経てジェターク社のメカニック達が奮起。
ディランザの弱点であった火力と機動力を強化したテストタイプです。
HGディランザをベースに、主にHGUCのジャンクパーツを盛っています。背面の大型スラスターは30mmのオプションパーツです。
急ごしらえで作られた、という設定のため若干無理のあるバランスでまとめました。動力ケーブルも一部剥き出しになっています。
黒背景難しいですね。埃が目立ちすぎてしまう。背景はPVCで床はアクリルボードです。
ファラクトを意識した大型ライフル。エナメルシルバーで軽くドライブラシしています。
テスト機なので本体は思い切ったロービジカラーにしました。その代わりデカールを多めに貼っています。
いつも通り水性ホビーカラーの筆塗り、つや消し仕上げです。ウェザリングカラーのマルチブラックでウォッシングとスミイレをして、モールドの浅い部分はリアルタッチマーカーのグレーで書き込んでいます。
下地と同色で少しだけスポンジチッピングしました。
ビームトーチあらためビームソード装備。
脚部は設定上ランディングギアでしかないため、形状変更しませんでした。
キット説明書に記載されたディランザのコンセプトを読んで「ジオに近い」と感じた為イメージを寄せました。パーツを盛るうちに遠ざかって行きましたが、ビームソードを持つと中々サマになっていると思います。
いわゆる筆塗り黒立ち上げを目指して塗装しています。上手くできているでしょうか。黒立ち上げと言えばグラデーションの容易なエアブラシの技法ですが、モールド周辺やエッジに下地色を残すことで筆塗りでも擬似的な黒立ち上げが出来ないかと試行錯誤しています。
黒背景と白背景で色味が大きく違うのはスマホと照明と私の腕のせいです。
バックショット。スラスターを大幅に増設しています。殺人的な加速だ…!
真横から。
スタイル変更箇所は脚部の延長、腹部の延長、上腕の幅増し、肩の幅増し等です。腹部のシリンダーは重量の増加した上半身を支えるために取り付けました。ブレストバルカンはピンバイスで開口しています。
頭部形状のせいかオーラバトラーに見えなくもない。
制作工程です。フロントスカートはヤスリでデカールを剥いで可能な限り綺麗にしました。どうせ汚すんですけどね!
ダークグレーを筆塗り。パーツの裏にも塗っています。チラ見えした時に影に見える効果を期待しました。スミイレも兼ねる為、モールドにもたっぷり塗っています。
これ本当は筆塗りする必要はないんです。住環境が許せばスプレーかエアブラシで塗装したい。本当にめんどくさい…
水性ホビーカラーの瓶に直接筆を突っ込んで、余分な塗料をキッチンペーパーなどで拭き取ります。
そう、私の塗装方法はドライブラシなのです。面の広い部分を狙ってガサガサの筆を擦り付けます。
エッジに触れないように…モールドに塗料が流れないように…
ダークグレー→ニュートラルグレー→グレーもしくは明灰白色と重ねます。なるべく下地は塗り潰さないように気をつけています。
塗装完了!
ここからさらに明るくしたい面に、白に近いグレーを塗ったり影を作るためにウォッシングしたり小細工を施していきます。
という事で、高機動試作型ディランザでした。
思いつきでパーツを盛ったわりにはデザインモチーフの近藤版ジオやマラサイが頭の片隅にあったおかげで、上手くまとまってくれました。
"…しかし、この機体はすぐに解体される事になる。大型ライフル、背部大型ブースター、追加装甲の増設。最大稼働時間を伸ばすためプロペラントタンクの追加。大幅に増加した重量をカバーするため、フレキシブルに稼働するスラスターが全身に配置された。急ごしらえであったため機体のバランスも劣悪であり、本機のパイロットには高い技量が要求された。だがジェターク社のメカニック達は、学園に在籍する彼のエースパイロットであれば乗りこなせると考えていた。しかしその思惑は、脆くも崩れ去る事となる。"
以上です!
最後までご覧いただきありがとうございました!
「兄さんなら…!」
コメント
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大型のライフル、背面の大型ブースター、無骨な塗装表現…どこを取っても素晴らしく、またムシバミさんらしさが溢れている作品だと感じました!本当に格好良い!!応援してます!!
きょろさんありがとーございます!
勢いに任せて、好きな要素だけ足し算で作りました。本戦もいいところまでいってくれると信じています。
他の方の作品まだ見てないですが優勝で良いと思う✨✨素晴らしい出来です👏👏👏
とんでもない!他の方の作品もぜひ見てみてください。どれも素晴らしいクオリティだと思います。特に他の方のディランザ見るたびに「こんな発想があるのか!」と膝を打ちます。
でも、そう言って頂けると本当に嬉しいです。ありがとうございます!
いろいろなロマンが詰まってて、カッコイイです😍
というかtochanさんだ。コメントありがとうございます。ドズルディランザも凄く素敵だと思います。私が投稿する前日ぐらいに見かけて「やべえディランザいる」と戦慄しました。
私もムシバミさんの見て、やべぇめっちゃカッコいいのきたって思いました😅
ディランザはたくさんの人が、いろんなカスタム化しているので、見てて参考になりますね👍✨
ありがとうございます!
意外にもジェターク社がロマンの塊みたいな方針なので乗っかりました。
完成おめでとうございます☺️
ムシバミさんの過去の作品にありますジムIIIパペットマスターやドム・ポラールの時のように一見スッキリとした単色の機体のように見えながらアップにしてみると、いろんな色味のグラデーションや重ね塗りによる塗膜の奥行き、あえて各所に散りばめたカラフルなカラーリングなどなど、ホントに情報量が多いんですよね!!
背景やライティングによる色味の変化もまた、私としては作品により深みを感じられてとても素敵だと思いました😊
ホントに、ムシバミさんの技術とセンスに憧れます✨
dopeさんいつもありがとうございます。ほんとによく見てくれて…嬉しいです。
写真は構図よりカメラより、なによりライティングなのだと最近思い知りました。光のコントロール上手くなりたいです。
dopeさんの作品もすごく好きですよ。いい意味でイカれています。ジオニックソードあんな使い方してる人、見たことないですもん。
黒立ち上げドライブラシ重ね塗りの術、堪能させて頂きました。
さっぱりした趣きの黒背景、光が回りこんで複雑な濃淡を見せる白背景、実物展示では見られない、写真投稿ならではの面白さを感じました。
太MSの装備ゴテ盛り、でもクドさが無い、良いディランザを拝見しました。
ご馳走様でした!
下地とモールドを塗りつぶさないように塗ろうとして、最終的にドライブラシに行き着きました。この技法であっているのか、ドライブラシと呼んでいいのか…いろんな怖さはありますが、個人的にすごくお気に入りの塗装方法です。
写真はほんと難しくて、なんで背景が違うと本体の色味が変わるんだ…とか自然光と室内光で影も色も変わるから正解がわからない…とか非常に苦しんでいます。
でも楽しんでもらえたのならよかったです。ありがとうございます!
コメント失礼します。試行錯誤しながらの筆塗りグラデーション塗装が素晴らしいですね👍筆塗りで下地のダークグレーを全体に塗るとはとてつもない労力ですがとても面白い質感に仕上がっていると思います。
機体のカスタムもエース機の風格が漂っていてステキですね😄
komakuma さん!いつも作品拝見しています。約一年前のガンスリンガーから勝手にライバル視して、RGνのlastBattleを見て「これは勝てねえ…」と勝手に敗北していました。
作品見ていただけて光栄です。ありがとうございます。
でも下地はほんと、マジで、すごく面倒なんですよ。なんでこんな塗り方に惚れ込んでしまったのか、といつも後悔しています。でもたぶんやめられないと思います。
初めまして!ACの機体と見間違うほど重厚に仕上がってますね!量産機をここまでカスタマイズ出来る熱意と豪胆さに惚惚します。
ありがとーございます!デカい武器、デカいブースター、デカい装甲とくればACですよね。身体が(グエル先輩の)闘争を求めています。
ガンダムビルドファイターズに憧れてガンプラを改造しはじめミキシングの魅力に取りつかれるも「ビルドファイターズの機体は別にミキシングはされていないぞ…?」という驚愕の事実に気が付き天井を突き抜ける積みプラの山の前に呆然と立ち尽くす
水性ホビーカラーの筆と各種マーカーで全部塗っています
失敗をごまかすためのウェザリングから脱却するべく奮闘中
写真はだいたいトリミングして露光調整しています
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