百式ベースの試験機です。
以下設定(UC0097年に書かれたという体で解説文と表記)です。
解説文①:本機の概要
型式番号:MSN-00100[V]
本体重量:28.5t(バインダー装備33.5t)
全備重量:51.5t(バインダー装備56.5t)
ジェネレーター出力:1850kW
スラスター総推力:74800kg
装甲材質:ガンダリウム合金
センサー有効半径:11200m
姿勢制御スラスター:12基
本機は百式の設計を基にした装備実験機である。エゥーゴはティターンズの新型機に対抗するために、新型機の開発や既存機の強化に勤しんでいた。そんな中、リック・ディアスや百式のバインダー部分を換装し多様な任務に対応可能にするという構想が生まれた。そこで誕生したのが本機だった。
解説文②へ続く
解説文②:本機の設計
本機は百式のムーバブル・フレームや外装を基にしているも、装備試験機という事で内装品や装甲材はワンランク下のものが用いられている。そしてバインダーの代わりにはメガ粒子砲やミサイル・ランチャー、ロング・シールド・ブースターといったオプションが装着される事を前提に、周辺のエネルギー経路が多少見直されている。イデシステムはオミットされた代わりにオプション装着時のバランサー制御の補助装置が内蔵された。また、原型機の耐ビーム・コーティングも不用として青く塗装されたことから、原型機のさらに原型機の名前と組み合わせてデルタヴォーテクスと命名された。本機の性能は原型機よりワンランク下だが、リック・ディアスよりは高い性能であった。
上の写真ではミサイル・ランチャー2基を装備している。
解説文③へ続く
解説文③:本機の運用
本機は模擬戦だけでなく数度か実戦テストも行われたが、アンバランスさが否めず原型機に適用する事は廃案となる。しかし、各種試験用に4機製造された事から、実戦向けの調整をして前線部隊に配備される事が決定する。そしてUC0087年12月、サラミス改級フユツキに4機が配備された(うち1機はパーツ取りのための予備機)。
パイロットは1番機にクラウ・チェスター中尉→大尉(27歳)、2番機にミヤ・ラムセス軍曹(17歳)、3番機に夏野エミ伍長(15歳)となっていた。そして、配備後は高い戦果を挙げる事となる。しかし、ゼダンの門の戦いにて1番機、3番機が中破。さらに予備パーツも底を突きかけていた事からメールシュトローム作戦までにフユツキのMS小隊はジム・カスタムMk-Ⅱに更新された。
また、試作のロケット・ランチャー付きビーム・マシンガンが支給されており、ゼダンの門の戦いにて2番機が装備した。上の写真はそれを捉えたものとされる。この武装はビーム兵器と実体弾を組み合わせた多目的性と高い火力を目指した武装である。しかし、Eパック式からE-CAP式に退行してしまったため、ビーム・マシンガンは撃ち切ってからの再チャージに時間がかかった。
解説文④へ続く
解説文④:本機で活躍したパイロット
クラウ・チェスター中尉は一年戦争時からのベテランパイロットであり、当時はMS10機、巡洋艦2隻を撃破するスコアを挙げていた。しかし、スペースノイドかつ連邦政府に対しては批判的な部分もあったため、サイド1駐留部隊に配属される。そこで仲の悪い上官が教導団に引き抜かれる中で出世とは程遠い人生を歩んでいた所、エゥーゴからの接触があり参加を決意し、同組織の巡洋艦フユツキのMS小隊長となった。以後も高い戦果を挙げ、大尉に昇格、コロニーレーザー攻防戦までの撃破スコアはMS28機、艦艇3隻となった。
ミヤ・ラムセス軍曹はサイド1の貧困層の生まれであり、幼少期より反アースノイド感情が強くティターンズの蛮行を阻止するためにグリプス戦役勃発直後にエゥーゴに参加した。そのため地球出身かつ比較的裕福だったと言えたエミがフユツキに配属された際は毛嫌いしていたが、ルナツーの威力偵察任務で撃墜寸前で救われた事から打ち解け、ゼダンの門の戦いでは逆にエミを救ったりもした。グリプス戦役時の撃墜スコアはMS10機であった。
夏野エミ伍長のエゥーゴ参加までの経歴はジムⅡJ型の機体解説にて話したため省略するが、補足情報として彼女はニホンの佐野に生まれた事がある。彼女はエゥーゴ参加後にサラミス改級アヤセに配属され、初陣よりネモを駆りハイザック1機を撃破する。しかし、次の戦闘では部隊は壊滅、アヤセは撃沈され自身も重傷を負った。そして撃沈を免れたアヤセの僚艦がフユツキであり、同艦もパイロット1名が戦死していたためそのままエミが編入される事となった。その後、編入後の初陣のルナツーの威力偵察任務ではMS2機、うち1機は熟練パイロットの駆るヘイズル・アウスラをネモの運動性を活かして撃破するなど才能を開花、グリプス戦役時の撃破スコアはMS11機、艦艇1隻であった。またミアとの交流は彼女の視野を広げる事となった。しかし、コロニーレーザー攻防戦では機体を大破し両腕を切断する憂き目に遭うこととなった。以後は義手をつけている。上の写真はゼダンの門の戦いにて格闘戦を挑む彼女の機体とされる。
設定文終了です。
今回の機体は一昨年に作った青く塗装した百式です。設定は百式版FAZZみたいになりましたね(まぁあちら程性能に差はないですが)。そしてエミの"エゥーゴ参加~グリプス戦役終結"までの経歴を書いてみました。旧設定だとエミはジム・カスタムMk-Ⅱ支給まではずっとネモですが、性能不足が否めないのでこれに乗せてみる事にしました。
名前のメタ的な由来は青いガンダム…という事でフォビドゥンヴォーテクスが思う浮かんだ中で1番名前の響きが良いと感じたからです。
ロケット・ランチャー付きビーム・マシンガンはガンダムMk-Ⅱのビーム・ライフルを基本にパワードアームズパワーダーのビーム・マシンガンの銃身、ガンダムMk-Ⅱのハイパー・バズーカ後期型を切り貼りしたものを使ってます。途中のミサイル・ランチャー装備機はスプラトゥーン3のカタパッドを意識してます()
次回はジム・カスタムMk-Ⅱブロック4の装備バリエーションを投稿する予定です。
追記:ミヤとエミの階級は高いと思ったので一つ下げました
蒼のデルタ、出撃
コメント
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ハイサイ♪
蒼の百式にひとめぼれです、、、
(♥д♥)
コメントありがとうございます!気に入ってもらえて良かったです…!
自分のオリジナル設定の714部隊関連の機体も投稿していきます。ここで語る設定等はツイッターで語ったものと矛盾する場合は、ここで語った方が最新のものになります。
ツイッター活動も再開しました
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