皆さんこんにちは(^v^)
オリジナルショートストーリー、サイド7編episod
e2ができました!
視点としては地球連邦軍メインで主はHGUC陸戦型ジムをベースに改造したオリジナルMSV、先行試作型指揮官用ジムでございます!
陸ジムを地球連邦宇宙軍がRX-78-2に匹敵するよう改修したという設定の機体です。
ではepisode2をお楽しみください〜!
「俺達はテストパイロットですよ?!」
ルナツー基地の格納庫内でネイマン・オルトラン少尉はその感情を隠すことなく声を張り上げた。
「そんな事は知っている。だが事態は急を要するのだ」
ネイマンに対し冷静な口調の男はこの基地の若き司令官ワッケインである。彼は眉一つ動かさず言葉続ける。
「先刻、サイド7がジオンの襲撃を受け救難信号が発せられた。ホワイトベースは脱出したようだが今も追撃隊に追われ、サイド7の我が基地は無防備状態であり生存者数も不明だ」
「だからって我々は実戦部隊じゃない試験隊ですよ。いきなり出撃だなんて?!」
「特例で本日付けで評価試験隊は我が基地所属の遊撃隊として動いてもらう」
「そんな勝手な!あのジムの慣熟飛行だってまだ!」
「貴様!同胞を見捨てジオンに機密を渡せというのか?!」
横にいた副官が割って入るとネイマンの襟を強引に掴んだ。そして殴られると思った瞬間、ワッケインが副官の肩に手を乗せ制止する。副官は振り向くとワッケインは瞬き一つせず副官を見た。無言の圧に気圧されると視線を伏せネイマンから手を離す。そこにワッケインが口を開く。
「軍とは理不尽な組織だ。正論だけで戦争ができれば苦労はない。貴官はガンダムのテストパイロットだったのだろう?ならこの機体も扱える筈だ」
荒い口調ではないがネイマンもこの圧に言い返すのを躊躇った。
「上陸艇の護衛だけですよね?」
自信なさげに聞いたのはネイマンと同じテストパイロットのレイド・グレイス准尉だ。
「保証は出来ん。あの近辺に所属不明の艦影が確認されている。遭遇戦になる可能性は少なからずあるだろう」
レイドは緊張から唾を呑むとワッケインが先程より大きな声で言う。
「オルトラン少尉、レイド准尉の両名はMSに搭乗しヒトハチマルマルにルナツーよりサイド7へ出撃。上陸艇を護衛し敵と遭遇した場合これを殲滅せよ!以上!」
その後、ネイマンは先行試作型指揮官用ジムに搭乗し僚機としてガンキャノンV.Cにはレイドが乗り出撃した。
ネイマンとレイドはコロニー内で活動する上陸艇を護衛し現地に到着するやいなや、まさかの遭遇戦になる。お互い二手に分かれコロニー周囲を警戒していたがネイマンのいたコロニー港から敵MSが侵入を試みたのだ。
不意打ちでザク1機を中破させたが数ではまだあちらが勝る。力づくでもう1機を外へ押し出すと衝撃で動けないのかザクに隙ができた。そしてビームライフルの照準を合わせた瞬間だった。
「ネイマン!ジュウイチジの方向敵影2、ザクだ!」
レイドから通信が入る。ジムのメインカメラを向けると光の尾を引きながら接近するザクを捉える。
「速い!!」
シュミレーションとは違う機動に動揺を隠せなかった。更にザクは遠距離にも関わらず発砲する。当てるつもりはないのだろうが、動きを止めた仲間を助ける為に威嚇射撃をしたのだ。
「この射程ならこっちが!」
狙いを接近する2機に切り換えるが照準が合わない。急遽の出撃で機体調整の甘さが出てしまったのだろう。ロックオンできず、もたついていると敵との距離がみるみる縮まる。
相手も相当な手練れだ。不規則な回避運動をしつつ射撃を熟している。
すると敵の弾が数発自機に当たった。
このジムの装甲はRXシリーズと同じルナ・チタニウムであり損傷は軽微だが被弾した焦りからネイマンは咄嗟にバーニアを吹かし距離を取る。そのまま続けてビームライフルを打つとザクは回避し散開した。
「モビルスーツがビームだとっ⁉」
シュタイナー機の直ぐ側をメガ粒子砲が横切る。連邦に先駆けてモビルスーツを戦場に投入したジオン公国だがMSが携帯できるビーム兵器はまだ開発途中であり、それを連邦軍が実戦に投入できているのは脅威でしかない。コロニー内部よりこの機体のデータの方が優先と判断したシュタイナーは戦闘を継続する。
「ミーシャ、相手は高火力ビーム兵器を持っているが焦っているな」
「射撃に迷いがありましたね」
「120ミリも何発か当たったがほとんど損傷がない。モビルスーツの性能は確かだが乗っている奴はどうやら素人だ。お前のバズーカで決めろ!一気に叩く!」
「了解」
シュタイナーはジムを追い立てるように120mmマシンガンを連射するとそれに合わせてミーシャは回り込む。素早い機動でデブリを避け射線を見つけると大型火器であるバズーカを構え狙いを定めた。
「コイツなら一撃だ!」
バズーカの弾はジムの回避を予測したポイントに一直線へ翔んでいく。ネイマンはマシンガンの弾を避けるのに必死になりバズーカの弾に反応しきれない。それでも盾で受けると後方へ飛ばされ致命傷は避けた。機体に鈍い衝撃が走りレバーを必死に握るが次にメインカメラに映ったのは角の付いたザクが自分を目掛けて接近していた。
「試作品だがこの一撃は重いぞ!」
シュタイナーはヒートクローを展開するとスラスターの推力を用いジムに近接格闘を仕掛ける。
ネイマンも破壊されたシールドをパージすると脚部からビームサーベルを抜いた。
「なんだあの装備は?!」
ヒートホークより明らかにリーチが長い。ネイマンは正面から受けようとする。
「無茶をしないでっ!」
無線の声にネイマンはふと我に返る。
「1人じゃないんだ!僕にも頼って!」
そうだ。これは機動テストや訓練のシングルコンバットじゃないんだ。敵はジムに集中し索敵に廻っていたレイドのガンキャノンに気づいていない。
それに敵は手練れだ。格闘戦で競り合ったら負ける。その間、僅か数秒にそう判断するとサーベルで受けず回避を選んだ。
「ネイマン、こっちに引き込んで!」
レイドから指定座標が送られると機体を反転させ急加速する。レイドは普段は控えめで引っ込み思案な性格だが今は頼もしく見えた。
ザク2機はジムが逃げるように見えたのか迷わず追撃する。
〜to be continue〜
この度は長文ですみません🙇オリジナルMSVに合わせパイロットも公式にないオリジナル人物を登場させました。
では今回主役の「RGM-79(C)先行試作型指揮官用ジム」の紹介です。
設定としては地球連邦地上軍から宇宙軍に陸戦型ジムが譲渡され宇宙軍が汎用型として改修した機体です。なので各所にスラスターを増設してます。
指揮官機なので耳あてアンテナを付けてます。頭部バルカン砲がない分、首周りに固定バルカン砲を増設です。
ちなみに肩の連邦マークは自作デカールです。
ビームライフルは何かの付録であったナパーム付きです。コンセプトとしては装甲もルナチタニウムなのでジムよりもガンダムに近い改修をしたワンオフ機という設定です。
こちらも改造といってもジャンクやディテールアップパーツがメインです。後はいつも通り塗装、パステル汚し、つや消しです。
陸ジムは好きな機体でジムの癖にいい感じでゴツくノーマルジムより少し強そうなのがそそられます。
次回はサイド7完結編です。オリジナルMSVのガンキャノンV.Cをご紹介します!また次も見てやってください🙇
コメント
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スーパーナパーム付ビームライフルはホビージャパンの付録でしょうか。たしか二連砲キャノンパックや、二連砲を取り付けられるシールド、ガンダムハンマーやビームジャベリンなどもありました。それらてんこ盛りのア・バオア・クー最終決戦仕様とかも見たくなりますね。
ランナーしかないので記憶が定かでないですが二連砲キャノンは別機体に使用してます😅
ジャベリン格好いいですよね
素晴らしい!
ありがとうございます😊
コメント遅くなりました💦
ガンダム並みの試作型ジム❕まとまりある改修、程よい汚しの入った塗装でカッコいいです~😊✨
サイクロプス隊との戦闘も最後どうなるかとても楽しみです😌🎶
モトッチさんへ
コメントありがとうございます🙌
作りはいつも同じ感じになってしまいます😅
いつかモトッチさんMSVとコラボストーリーができたら楽しいかもしれませんね✨
次回完結ですが新しい物語のガンプラも製作に励んでます💪
お❕新シリーズも楽しみですね😊🎶
コラボ企画良いですね🎵いつか出来たら良いですね👍
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