「能力解放!リベロ、アンラッシュモードを開始するーーー」
ガンダムリベロの形態、第8弾。
今回はノーマル形態『ガンダムリベロ』の能力解放形態について紹介します。形態というよりは、モードに当てはまるかと思われますね…。
ガンダムリベロ-アンラッシュモード-
かけられていたいくつかの制限を解除したことで機動力、戦闘能力を飛躍的に向上させたノーマル時のリベロの隠されたモード。制限をかけていた両肩のリベロドライヴユニットと背面のビームウイングを同時に展開することでスピードはノーマル時よりも上がり、『トランザム』と『ヴォワチュール・リュミエール』を同時に発動。通常よりも遥かに超える性能に加え、更なる力をも解放。とあるリミッターを解除することで驚異的な戦闘能力を発揮し、より高い力を生み出す。その力の正体、それは『阿頼耶識』によるリミッター解除である。そのリベロの姿はまさに獣…かもしれない。ちなみに、『アンラッシュ』とは『解放』や『制限を無くす』というそのままの意味。
リベロには『阿頼耶識』が搭載されている設定ですが、パイロットに影響が出ない…等の高度な技術による対策が施されている設定でもあります。
ビームウイング展開時ですが、ウイングが外れそうだったのでスタンドで支えての撮影になりました。
このモードでの主な武装は既に紹介した『テイルビームライフル』、『ロビンホーク』×2、『ビームバスター』、『バルカン砲』になりますが、ほとんどは格闘がメインとなるので射撃はあまり使いません。
〜ここからストーリーに入ります〜
前回までのあらすじ。G:ユニバース内のチュートリアル等を行うエリアにて、戦闘訓練を行う2体のMS。
アルカが乗るGRガンダム、そしてX(クロス)のガンダムリベロ。2人は戦闘訓練を行うはずだったが、訓練を超えた戦いになってしまったというのは言うまでもない…。
「ーーーお前が『転生者』だと?」
「信じるか信じないかは自由だ。私をどう思うかは人それぞれであり、私はそれらの答えに否定するつもりもない。アルカ・アドニス、君が私を敵と思うならそれでも構わない」
X(クロス)は自分の正体を明かした。
ビームライフルを連射するアルカに対し、リベロを操縦する彼は反撃しないどころか様子を伺うばかりだった。
「考えてみれば、お前は俺達ですら知らないことを知っている。『転生者』というのは本当のようだな?」
「だが、答えはハッキリしていない。…違うか?」
「あぁ、そうだ。敵かどうかは別問題だからな」
アルカがそう言うと、ここでリベロに動きが。
両肩のリベロドライヴユニット、そして背面のウイングが前に展開する。
「何だ?」
「能力解放!リベロ、アンラッシュモードを開始するーーー」
アルカはビームサーベルを出し、構警戒する目の前でリベロの目が赤く発光。
その場の空気が大きく変わり、リベロはゆっくりとアルカのGRガンダムを見る。
「『EXAM』?…いや、違う!まさか!?」
「『阿頼耶識』、そのリミッターを解除したまでのこと」
「だが、そんなことをしたらお前の身体が……」
「既に問題は解決している」
阿頼耶識のリミッター解除。しかもリベロにはパイロットに影響を与える問題を解決していた。
リベロ、まさに自由のガンダムだった。
「阿頼耶識によるパイロットへの身体障害の解決…。何なんだ、そのMSは!?」
「転生する前、リベロを製作した時にそう設定したからな」
「設定?転生前、ガンダムを造ってたのか?」
「そこから先は語らない。答えられる範囲でなら答える、それで構わないだろうか?」
「なら、答えてくれ!お前はリベロで何をするつもりだ?お前は俺達にとって敵か?味方なのか?」
アルカの問いに、X(クロス)は答える。
「我が名はX(クロス)。この名、この姿こそが真実。ただそれだけだ」
リベロ、リベロドライヴユニットと背中のウイングからビームウイング展開。と、ここでトランザム発動。
トランザムにヴォワチュール・リュミエール、更に阿頼耶識のリミッター解除。性能的にはリベロが圧倒的だと思われる戦況。
だが、アルカは冷静な分析により、リベロの弱点を見抜く。
「リベロは出撃する度、トラベラーズに帰艦する際には内側のフレームを修理・交換しなければならない…という問題を抱えたガンダム。そうだったな?そんな機体に複数の制限を解除、しかも阿頼耶識のリミッターも解除となると……」
「さすがはギャザーロード隊の小隊長、様々なMSを搭乗した甲斐があるということか」
アルカの分析を分かりやすく説明すると、このアンラッシュモードはトランザムよりもごく短い時間でしか戦えない形態というデメリットがあるのだ。一回の戦闘で一回しか使えず、更に使用時間終了後には機体の負荷が大きくなることでそのまま戦闘継続が不可になってしまうという…まさに諸刃の剣。
リベロは最強と思われたガンダムだが、実際は問題を抱えたガンダムなのである。
「アンラッシュモードによる戦闘は長くて1分。その間、小隊長には耐えられるだろうか?」
「敵である俺にいろいろ教えてくれるなんて、余程の自信があるようだな?それとも、ただのバカか?」
X(クロス)とアルカ、互いのMSを見つめ合う。
ここから本格的なバトルが始まる中、2人は思わずふと笑う。まるで、この戦いを望んでいたかのように…。
「X(クロス)、俺はもう既に答えを出していた。だが、お前という強敵に俺は戦いたいと思っている!」
「フッ、私も同じ気持ちだ」
2人のガンダムが同時に動いた。
決着をつけたい、ただそれだけの理由で2人の男達が互いの魂をぶつけ合う。それぞれのMSを使ってーーー
ーーーその後、2人の戦いは引き分けで終わった。
クロストラベラーとG:ユニバースの関係はまだ続くこととなり、X(クロス)はアルカに転生者であることをユノやサクラ以外に話さぬようお願いする。
そんなX(クロス)とアルカだが、2人はいつの日か決着をつけたいと思っていた……。
『機動時空転移 ガンダムリベロ 第14話:新たなステージへ-後編-』
と、ストーリーはここまで。
戦闘訓練の最中、リベロのパイロットであるX(クロス)が転生者だったというまさかの展開になりましたが、どんな人物なのかについては別の機会に…。
それはそうと、今回のストーリーでリベロの秘密が明かされました。
リベロは最強…と思われた方がいると思われますが、リベロは自由を求めるガンダムというだけで、いろいろ問題があるガンダムなのです。ストーリーにもありましたが、リベロは一度出撃して戻った際には機体全体の装甲を外し、フレームを修理または交換が必要となるガンダムなのです。クロストラベラーにとって必要不可欠な機体なので修理費だけでも高額。つまり、欠陥がある高級MS…と言えるでしょう。
また、このMSを上手く扱えるパイロットはX(クロス)以外いない…という設定でもあります。複数の武器、複数の形態、しかも複数のシステムを瞬時に扱う。ニュータイプやコーディネーターでも、慣れるのに相当な労力と時間が必要になるかもしれません。
パイロットのX(クロス)はそんな弱点を上手く扱って戦っている、そういう人物なのです。
このアンラッシュモードですが、ネクサスアーマーの装着が可能。ビームサーベルで敵を殱滅しますが、アンラッシュモードは狂戦士モードなのでアーマーの装着は滅多にしません。
あと、製作中にて2つ用意しました。
一つは皆知っている頭部(右のモノ)。
左の頭部はHGCEデスティニーの頭部から製作したモノになります。目のエフェクトはプラ板をライターで溶かし、伸ばしては接着剤でくっ付けたりと大変でしたが、納得いく形にようやくなれました。
では、今回ストーリーで戦ったGRガンダムとのツーショットで終わりにしたいと思います。大きさに差がありますが、まあ…気にしないで(^^;;
次回はビルド系を連続で投稿しようと思いますので、宜しくお願いします。
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
どうも!初めまして。ただの通りすがりのガンダム好きです。
子供の頃からガンプラ作りを趣味にし、10年くらい前にはミキシングに目覚めました。プロというよりは素人程度の技術力ですが、どの作品にも出ていないオリジナリティ溢れるガンプラを少しずつですが投稿するつもりです。
宜しくお願いします。
ちなみに作品はSEED DESTINYが好きで、中学の時には『メモリー・カロウ』と名乗っていた時期がありました。当時は専用のザクを考えており、ストライクフリーダムと互角に渡り合えた…という妄想設定を考える程にガンダム好きでした。最近は『X(クロス)』という名前になったりしています。X(クロス)とメモリーは作品紹介で登場する予定でいますが、性格が違うことから全くの別人ということで承諾して頂くとありがたいです。
ガンダム (ALIVE版)
「自分の未来はっ、自分で拓く!!」  …
未知の力を利用したパーフェクトなνG『ν-Hガンダム』
「ファンネルを装備しないνガンダムだと!?…面白い!」 &n…
全ての正義、ここに集結!『オールジャスティスガンダム』
最近手に入れたオプションパーツセットの2種類を見た時、ふと考…
希望は更なる強さへ! 『スペランツァジャスティスガンダムII…
「俺達は生き残りたいんじゃない!生きたいんだ!!これはその為…