高機動型ザク 初期型後期生産型

前方より。

統合整備計画が発令され、それに基づいた新機体の作製と、従来機の改修、設計の変更が並行して実施された。MS-06R1、06R1Aの型式で知られる高機動型ザク前期型にもこの手が及んだ。本機の新規生産自体は終了していたが、補修品や消耗品の生産が続けられていた事や、損耗するであろう脚部とバックパックがかなりの数ストックされていたことで改修リストに名を連ねたのである。

右後方より。

現行生産されているザク2後期生産型の上半身へ、高機動型ザクの脚部とバックパックを移植し、機体バランスの調整と、各所の微調整を施し、本機はロールアウトした。作業は既にある物同士の組み合わせであり、発案から完成まで極短時間での完成を実現させた。テストパイロットは(*´ω`*)少尉が担当している。

左後方より

(*´ω`*) 以上が本機のデータであります。R1タイプが少数生産だったためか、消耗品や、予備品の使用が少なく、結構な在庫があります。本機により行き先の無かった脚部とバックパックが有用に活用できるかと。型式はMS-06R1A2を予定しており、正式採用の後には脚部等を更に増産し……

(^○^) ふむ、良くわかった。共通コックピットと、OSはどうだった？

(*´ω`*) は、どちらも非常良く出来ています。ツィマッド社のMSは未経験なので比較はできませんが、ジオニック系のコックピットに比べると若干スラスターや推進系の操作が難しく感じます。特に最高速度を出そうとすると安全装置（これはヅダのせいなのを知らない）が作動します。現行のザクに乗り慣れている連中は少々難儀するかもしれませんね。

(^○^)そうかツィマッドのと比較か…。

(*´ω`*) なにか？

(^○^)いや、何でもない。とりあえず正式採用はしない方針だ。

(*´ω`*)え？本機は統合整備計画に則って…。

(^○^)確かジオニックでは06Rの改良型（後の06R2）を試作しているのを聞き及んでいる。そちらに注力してもらいたい。更に言えば、そろそろ次期主力MSの開発が急務となっている。

(*´ω`*) ということは？

(^○^) 正式採用、型式の付与はなし！ただしストックしている06R初期型パーツのF2への換装は認める。以上！！ブッ…。（通信の切れる音）

(^○^) ………。とりあえずF2への換装は認めてもらったし、一歩前進？ 

今作は以前投稿した下記の機体と3機同時製作をしておりました。しかし、仕事が多忙だったことと、塗装スペースの関係で完成時期が大幅にズレてしまいました。以前のミキシングでは高機動型ザクの上半身を使用していましたが、残った脚部とバックパックもこのように組み合わせておりました。「ど」が何個も付く定番のミキシングですが、大好きな機体＋大好きな機体はやはり最高ですね。

装備一覧

統合整備計画に準拠しているので、既存の06シリーズ系であれば何でも使用できます。シールドに装備する治具は一応用意しましたが、塗装やデカール保護のため取り付けていません。

バックショットです。

やはり本機の正面はこちらですよね。ごちゃごちゃしてメカニカルな脚部とバックパック堪らなくカッコいいと思います。今回もマスキングで塗り分けました。前回よりは上手くいったと思います。バーニアの青焼けも、本サイトでアドバイス下さった方の作例を参考にやってみました。少しは上達したでしょうか？

前作とのツーショット

並べてみると似てるようで違いがよく分かります。特に頭部のサイズが違うだけでかなり印象が異なりますね。F2の物は一回り小さくよりスタイリッシュ。

今作のカラーリングは第7師団所属機を参考に、水性ホビーカラーのよもぎ色を使用しました。ノーマルカラーにするならこれ便利ですね。

最後までご覧頂きありがとうございました。昨年の春頃から3機同時に…いや、途中ギャンやらグフにも手出して、えらい時間をかけてしまいました。昨年から個人的にミキシングがブームで、と言っても系列機を組み合わせるという簡単なものでしたが、ちょっとした変化を加えるだけで、全く違った印象の機体に仕上がるので、ガンプラの裾の広さを実感することができました。今年はエポパテを使用した造形等、新たな工作にも取り組んでみたいと思っています。今年も1年宜しくお願いします。