2025年最初の作例です。
過去作のA.L.L版ジムスナイパー2、ペイルライダーDⅡの僚機として「ジムクゥエル」を制作しました。
ナンバリングは2号機としています。
AOZの設定やWeb情報によれば、A.L.Lの舞台となるアル・ギザ艦載機はHGでキット化されている通常のクゥエルとは細部が異なる“初期生産型“になるとか…。
調べた限り、ほぼ作例がなさそう(ガレキはあるようです。)なマイナー機体でしたので、個人的に大好物な設定w
なお、小隊編成のため、等身(頭頂高)のほか、カラーレシピやデカールの配置は、既に制作しているペイルライダーDⅡ、ジムスナイパー2と並べた時に違和感が出ないよう、極力揃えています。
◾️主な改修箇所
◯首基部〜接合部で1mm延長
◯頭部〜フェイス部新造、ダクト2穴化改修
◯胴体部〜ダクト別体化、コックピット周り改修
◯肩部〜3分割小型化、アウトライン改修
◯肘関節〜ジムカスタム余剰パーツ流用
◯上腕部〜1mm短縮
◯下腕部〜2mm延長、アウトライン改修
◯腰部〜2mm延長
◯大腿部〜1mm延長
◾️パーツ構成
今回は、ジムクゥエルとジムカスタムのキットからニコイチで制作しています。
大まかなパーツ構成は以下の通り。
◯ジムクゥエル
頭部、胸部、腹部、肩部
◯ジムカスタム
上腕部、下腕部、腰部、脚部全般、ランドセル
◾️塗装レシピ(G〜ガイア、M〜Mr.カラー、T〜タミヤエナメル)
◯ブルー①
ティターンズブルー1(M)
◯ブルー②
ティターンズブルー2(M)
◯レッド
モンザレッド(M)8.5+
Exホワイト(G) 1.0+
蛍光レッド(G)10滴少々
◯ホワイト
ホワイト(T)
◯関節部・グレー部
メカサフヘヴィ(G)
一部 ニュートラルグレーⅣ(G)
◯ウェポン(ライフル)
ニュートラルグレーⅢ(G)
ニュートラルグレーⅣ(G)
ジャーマングレード(T)
◯トップコート
GXスムースクリアつや消し(M)
◾️デカール類
◯HiQパーツコーションデカール
◯自作デカール
フロントビュー
初期生産型とはいえ、通常のクゥエルとは結構違いがあります。
馴染みのないマイナー機体と思われがちですが、皆さんご存知のクゥエルはこっちのタイプのハズで、「0083のエンディングでトレーラーに寝そべっているクゥエル」は、この初期生産型らしいです。
0083の終盤にワンカットだけ出てくるアレですね。
となると、モンシャ達がティターンズ加入後に搭乗したのは、恐らくこのタイプなんでしょう。
また、一般的な世間に認知されているクゥエルは、AOZの世界線でキット化に際してカトキ氏が新たに描き起こしたデザインとのことです(なんだかややこしい…。)。
ネットを駆使して深掘りすると、セル画解析をされている方もおり、AOZの設定画とともに、大変参考になりました。
なお、キット版のクゥエルとの主な相違点は以下の通り。
◯口元が通常のジムタイプ(マスク型)
◯額からヒサシにかけてのデザインが一体
◯顔サイドのダクトがジムカスと同様2穴
◯腕はジム改C型と同等品という設定
◯肘関節は旧来のマルイチタイプ
◯膝回りはジムカスと同等品という設定
◯足元対人センサーは非搭載(メクラ蓋?)
◯コックピット周りのデザインが直線的
フェイス周りが初期生産型の一番特徴的な箇所なんでしょうが、こんなの…フツーは気付きませんねぇ。
他にも、コクピットハッチ周りのアウトラインが結構違いますし、左胸のセンサーは非搭載です(スジボリでセンサーの名残だけ残してます。)。
ちなみに、キットで半端なデザインだった肩のダクトはMGを参考にプラ板で新規造型
ふんどしのVマークは削り取り、他の僚機と意匠を揃えてグレーで塗装しています。
リアビュー
ランドセルのバーニアは、初めてバンダイのビルダーズパーツHDを使ってみました。
内側が別パーツなんで塗装が楽チン
手持ちしづらくて悪評高い?ジムライフルは、マガジンを切り落としてアッパーマウントに移植してます。
肩パーツもキットのものを切り刻んで分割化&小型化
肩ダクトはプラ板ベースで新規作成しています。
今回、一番苦労したのが下腕部
設定?ではジム改C型と同一形状らしく、そのままジム改からパーツを移植するのが最も簡単な解決策です。
ただ、そのためにジム改のキットをまるまる一個ジャンク化するのもアホらしかったので、ジムカスの下腕をベースに切った貼った削ったを繰り返してセミスクラッチしてます。
台形のカトキモールドが何気に面倒くさい…。
マルイチタイプの肘関節は、ジムカスのキットに余剰パーツとして入っていたものが使えたのでラッキーでした。
シールドの表面にはいつも通り、スタンピングリーフで自作したデカールを。
シールド裏面も、いつもの"なんちゃってグリップ"をスクラッチして装着
最後に、アル・ギザ第7小隊の3機体を並べて撮影
小隊編成は、やっぱりテンション上がりますねぇw
いかがでしたでしょうか?
ちょっとだけマイナーなジムクゥエルでした。
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典型的ジムスキー。
アラフィフのガンプラ復帰組です。
単身赴任とコロナによる引きこもり生活に端を発し、当時より潤った経済力を武器として、小学生以来30数年ぶりにプラモ制作を楽しんでいます。
嫁の監視や老眼と戦いながら、主にHGを中心に清潔感あるモデル作製を心掛けています。
あまり作例で出てこないマイナー&マニアックな機体の制作に惹かれるタチです。
なにぶん仕事が遅いので、作品アップは気長にお待ちください。
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