「機動戦士ガンダム GUNDAM F91」より、主人公であるシーブック・アノーの搭乗する「ガンダムF91」を筆塗り全塗装して素組みしました。
F91 GUNDAM F91
この機体の正式名称はガンダムF91だと思ってたんですが、プラモの取説を見たら「F91 ガンダムF91」って書いてあります(笑)
えぇ!?大事なことなので2回言いました的な感じなんかww??と思って調べてみたらF91は”型式番号であり、機体名称でもある”ことから、「F91 ガンダムF91 」となるようです。「RX-78-2 ガンダム」のように考えれば良いわけですね。
ビームライフル
F91の時代にはモビルスーツの小型化が進み、ジェガンなどは「デカすぎ」として型落ち化が進んでいました。この時代まで現役のジェガンが異常なだけですが、それだけ優秀な量産機体と言えるのでしょうね。
F91のビームライフルは、トレンドの15mm級のモビルスーツに最適化されたライフルになっています。ビーム出力の調整も可能で、νガンダムに乗ったアムロのように、ビームマシンガン的な使用も可能です。
ビーム・シールド
サーベルとシールドのビーム素材は同一のものであるので、シールドで敵機を切ることも出来ます。ビーム・実体弾の双方を防ぐことが出来る為、実体シールドを持つ必要がなく機体の軽量化に貢献しています。ビーム兵器の為、当然「エネルギー切れ」を起こすというデメリットも抱えているため、腰部に予備マガジンを装備しています。
とはいえ劇中では、戦艦の主砲やヴェスバー等はビームシールドを貫通してしまっているので、危なっかしいシールドという印象はありますね・・・^^;
ビーム・サーベル
サーベルも時代と共にアップデートされています。νガンダムのサーベルはアイドリングストップ・サーベルでしたが、その機能は廃止されています。
取説を読むと、「間欠式ビーム生成機能や高出力稼働対応のエミッターを内蔵している」とあります。ちょっと難しすぎて私には理解できないのですが、要は出力調整可能な高性能サーベルってところですかね。
サーベル刃を細く絞って威力はそのまま長時間運用を可能にしたり、刀身を2倍ほどの長さにしたり出来ます。また、手首をグルングルンと超高速回転させることで、シールド的な運用も可能です。
ヴェスバー
V.S.B.R.=ヴァリアブル・スピード・ビーム・ライフルの略語です。ガンダムF91の中で最大火力を誇るビームライフルです。劇中でもシーブックが「こいつは強力すぎる…!!」と評したほどの威力を持っています。
ただし、この可動式ビームライフルは威力の調整が可能とのことなので、NTとはいえシーブックの戦闘経験が未熟であることを示唆するための演出なのかもしれませんね。
最大稼働状態
F91にはバイオコンピューターが搭載されており、最大稼働時に冷却媒体を放出するためにフェイスガードが開いたり、各部フィンを全開放したりする仕組みが施されています。
そして、最大稼働時には、金属剥離効果(MEPE)によって、”質量を持った残像”が生み出されます。
正直、理屈が難しすぎて私の理解も怪しい部分があるのですが、顔を開けても両肩から羽を生やしても機体の冷却が間に合わない場合、
高温化した機体”表面”の塗装や装甲をペリペリと剥離させることで、機体の表面温度を強制的に下げようとする働きが起こります。
その状態のF91が高速で移動すると、その場には剥離した塗装や装甲表面が”残骸”として置き去りになります。その残骸を敵機モニターを通じて見ると、”そこにF91がいる”と判断されるため、分身したかのように見えるという理屈のようです。
なお、これほどの高出力稼働を実現できるのは、バイオセンサーが「あ、このパイロットまだいけるな」と感知して、バイオコンピューターにOKを出すことによってリミッターが解除されるからです。
そのため、バイオコンピューターが搭載されているからと言って、誰が乗ってもシーブックのようにMEPE効果を使える訳ではありません。この辺りは、ややオカルトの域に足を突っ込んでいる感がありますね。
ビーム・ランチャー
「なんとぉー!!」の台詞でおなじみ、ラフレシアとの戦いで最後に使用された武装です。ラフレシアとの戦闘終盤、このランチャーを構えてラフレシアに急接近するのですが、私には撃ってないように見えるんですよねー。
「ランチャー構えて接近しといて撃たないハズがない」や「ただ近づいただけで、ラフレシアが残像に攻撃して自滅」など、色々な意見があるかと思うのですが、皆さんはあの場面をどう解釈されていますか?? 宜しければ、コメント欄で教えて下さいね。
以上、HGUC「ガンダムF91」の紹介でした。このキットは、バンダイの「オールガンダムプロジェクト」の一環で生み出されました。要は、共通フォーマットで主役級ガンダムをドンドンHG化して販売しようという企画です。
この共通フォーマットが災いしたのか、発売当初から「こんなのF91じゃねぇ」といった批判的な意見が多くみられたキットです。確かに、劇中のフォルムに似ているかと言われたらNOなのですが、
本キット単体で見たら、可動も十分、武装も豊富、クリアパーツが美しいといった良い点もたくさん見られます。
現状のガンダムF91の決定版は「MG Ver.2.0」でしょうか。その2.0も、こうしたF91の立体化チャレンジの積み重ねによって完成した商品であるとも言えそうですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!(*^^*)♪♪
実はガンダムではない。ガンダムはあだ名(笑)
コメント
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私もHGUC版持ってますが結構キットが小さいので塗り分けとか大変そうな印象です^^;いつもながら流石の塗りテクですね👍
HGUC版は巷じゃあまり評判よろしくないみたいですが、劇中イメージはともかく可動性や全体のバランスなんかは悪くないと思います😊値段もお安めですし(笑)それにヴェスバーとかやっぱりカッコいいですよね(gundam-kao3)
F91、え⁉️F91ガンダムF91なんですか🧐知らなかった😁 いつもながら綺麗な筆塗りはさすが👍ですね😆
劇中にて、ビームランチャーは使用していないと思っています。ラフレシアに対し、急接近した後、即離脱。ラフレシアが残像に攻撃をして自滅と。
F91のフォーミュラカーサウンドがたまらないですね😁👍
cinnamon-1さん、こんばんは!いつもコメント・筆塗りへのお褒めのお言葉をありがとうございます(^^♪ F91は、設定がややこしいですよね~それがある意味ふところの深さのような魅力とも言えるかもしれませんが^^;笑 でも、仰る通りフォーミュラカーを意匠に取り入れた曲線主体のデザインは本当に美しいですよね!✨大好きです(>_<) シナモンさんも、ランチャー撃ってない派ですね💡普通なら、主人公に止めを刺させてEND!と安易に締めてしてしまいそうな場面で、あえて残像を見せて自滅させるという演出…。御大・富野監督だからこそ出来得た、才能が凝縮されたようなカットと呼べるかもしれませんね。
製作、完成お疲れ様です。いつも筆塗り全塗装の綺麗なところ驚きながら楽しませて頂いてます。自分はただガンダムF91とばかり思ってちゃんとした名称だとばかり思ってました。やはり機体は小さいですがカッコいいし可動も良いしその割にお値段お手頃ですよね。塗り分けがちょっと老眼にはハードかなぁ。素敵なガンダムありがとうございます。
おじさま、こんばんは!いつもコメントありがとうございます(>_<)✨筆塗りも、毎度評価して頂けて嬉しいです🍀✨F91は設定からして諸説ありまくりで、ガノタ・モデラ―の数だけ解釈が存在しますよね(笑)キット的にも、非常に優れた良いキットですよね!前述のとおり、モデラ―によっては解釈違いが気になるキットではありますが、低価格、作り易さ、武装の豊富さと、良い所がたくさんですね!色分けは甘いのがたまにキズってところですかね~(^^;笑
F91作成お疲れ様でした〜。筆塗り全塗装、毎度拝見しておりますが凄いです…!
F91がガンダムじゃない論云々は劇中だと現場の寄せ集め部隊になったスペース・アークにて「かつて(多分一年戦争時代?)こんな見た目の機体がガンダムって呼ばれてた(意訳)」ってセリフとかからですかね…?個人的には特に好きなガンダムですが…
F91のラストの対ラフレシア戦のトドメはラフレシア側が質量を持った残像に撹乱されて自滅した説ですね〜
まろんマロンさん、こんばんは!コメント&筆塗りへのお褒めのお言葉、ありがとうございます(*^^*)✨F91を、どう定義づけるかは、十人十色の解釈がありますよね(^^; 劇中の台詞を引用されるとは、さすが好きなガンダムとお仰られるだけあってお詳しいですね💡✨ ”ガンダムはあだ名”と呼ばれる所以は、自分もそのシーンが由来だと思います(^^)あだ名と言っても、F91時代まで脈々と受け継がれてきた「ガンダム神話」をシーブック母をはじめとした開発陣が知らないハズはないので、ガンダムとして造られているでしょうね~きっと。やはり、ラフレシアは自滅説が強いですかね~自分の印象でもシーブックが止めを刺したというよりも、あくまでも攪乱させたというインパクトが強いです✨
落ち着いた色味がとてもカッコいいです!
F91ってガンダムじゃないんですか!?まさかあだ名だったとは…。
自分の一番最初に組み立てたガンプラは、このHG F91でした。いつかまた組み立てたいと思っています。
TFX-063さん、こんばんは!コメントありがとうございます🍀✨TFX-063さんにとって、このキットが1stガンプラだったのですね。そんな思い入れのあるキットにコメントを頂けて、とても嬉しいです(^^♪ 仰られる通り、今回の塗装コンセプトは、トーンを落とした落ち着いた色合いを目指しましたので、その点に着目して頂けてモデラ―冥利に尽きます✨ ほんと、F91は色々と謎めいた魅力を秘めた機体ですよね~(笑)
説明だと、そういう書き方なんですね笑
なんか前にそもそもガンダムではないと聞いたこともあったような。
まあ、公式の説明書が正しいだろうから、彼もガンダムだったんですね。
ペケペケさん、こんばんは!コメントありがとうございます🍀✨なんだか分かりにくい設定のMSですよねー(^^; ガンダムはあくまでも商品名で、劇中ではガンダムは”あだ名”的な感じでしたよねー(*^^*)✨
キャンプとプラモデルを愛する筆モデラ―です!
基本は筆塗り+トップコートのお手軽仕上げ。作り貯めていた宝物(過去作)をアップしていますので、投稿順によって、技術レベルのムラがあるかもしれません。もちろん現在も、せっせと手と頭を動かして製作しています。
※「筆塗り全塗装」と銘打っておりますが、私は完成後もガシガシ動かして遊ぶので、関節やクリアパーツは未塗装の物もあります。ご了承下さい。
ガンプラだけでなく、食玩やガシャポンも大好きです。
たま~にオリジナル機体も製作しています。
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