HG1/144無識別型ザクⅡソラリ機(復讐のレクイエム)

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 HG1/144無識別型ザクⅡソラリ機を製作しました。一般販売のザクⅡソラリ機に、チャブス機&ケイル機に付属する再現パーツを組み込んで完成させています。
 ガンダムEXのビーム・サーベルに切り刻まれて大破したソラリ機ですが、劇中では様々な機体のパーツを流用し、見事な復活を遂げました。これに倣い、今回の製作では、塗装による戦場での急造感の演出を試みました。

■兵装:劇中同様、ザク・マシンガン、ヒート・ホーク、3連装ミサイルポッド×4(腕部×2、脚部×2)、ミサイル×4(二重装甲の盾にサンドイッチ状態で装備)を製作しました。なお、ディスプレイ時の表現の幅を広げるため、ヒート・ホークはノーマルの状態と、赤熱化した状態の2本を作りました。

■兵装:劇中同様、ザク・マシンガン、ヒート・ホーク、3連装ミサイルポッド×4(腕部×2、脚部×2)、ミサイル×4(二重装甲の盾にサンドイッチ状態で装備)を製作しました。なお、ディスプレイ時の表現の幅を広げるため、ヒート・ホークはノーマルの状態と、赤熱化した状態の2本を作りました。

■カラーリング:無識別型は本来のザクⅡソラリ機と色使いが異なる部分が散見されます。主な調色は以下のとおりです。①頭部・本体等 ミドルストーン+オレンジ②左腕・左足 ダークイエロー+ホワイト③二重装甲・右手 松葉色+ホワイト④上半身・すそ等 メカサフスーパーヘヴィ※仕上げにウェザリングすることを念頭に置き、明るめに調色しました。

■カラーリング:無識別型は本来のザクⅡソラリ機と色使いが異なる部分が散見されます。主な調色は以下のとおりです。
①頭部・本体等 ミドルストーン+オレンジ
②左腕・左足 ダークイエロー+ホワイト
③二重装甲・右手 松葉色+ホワイト
④上半身・すそ等 メカサフスーパーヘヴィ
※仕上げにウェザリングすることを念頭に置き、明るめに調色しました。

■塗装手順(おおまかな流れ):パーツごとにメカサフスーパーヘヴィを吹き付けた後、部位ごとに調色したカラーを吹き付けました。クラックを未然防止するため、パーツごとにエナメル系塗料でウォッシングを行い、乾燥後、各種ウェザリングマテリアルを用いて使用感を演出しました。

■塗装手順(おおまかな流れ):パーツごとにメカサフスーパーヘヴィを吹き付けた後、部位ごとに調色したカラーを吹き付けました。クラックを未然防止するため、パーツごとにエナメル系塗料でウォッシングを行い、乾燥後、各種ウェザリングマテリアルを用いて使用感を演出しました。

赤熱化したヒート・ホークを構えて簡易ベースにディスプレイ。塗り分けが必要な箇所が多々ありますが、後でウェザリングすることを踏まえて厳密なマスキングは行っておらず、エアブラシの細吹きで境い目をぼかして表現しました。

赤熱化したヒート・ホークを構えて簡易ベースにディスプレイ。
塗り分けが必要な箇所が多々ありますが、後でウェザリングすることを踏まえて厳密なマスキングは行っておらず、エアブラシの細吹きで境い目をぼかして表現しました。

■頭部:ダブルアンテナは薄く削り込み、0.3mmΦ真鍮線でディティールを追加しました。モノアイはデカールを使用し、UVレジンでコーティングしてクリアパーツのような質感にしています。ダクト横の動力パイプ1コマ目は機体色と同じ色で塗装しました。

■頭部:ダブルアンテナは薄く削り込み、0.3mmΦ真鍮線でディティールを追加しました。モノアイはデカールを使用し、UVレジンでコーティングしてクリアパーツのような質感にしています。ダクト横の動力パイプ1コマ目は機体色と同じ色で塗装しました。

■履帯:サイズによらず、どの履帯も貼付け面に突起が3ケ所ついており、ボディへの密着が難しかったため、突起はすべて削り落としました。おかげで、タミヤの白蓋を用いてガッチリ固定することができました。履帯の塗装は、黒サフ→エナメル塗料のサビ色でウォッシング→銀ブラシで立体感を強調という流れで行いました。

■履帯:サイズによらず、どの履帯も貼付け面に突起が3ケ所ついており、ボディへの密着が難しかったため、突起はすべて削り落としました。おかげで、タミヤの白蓋を用いてガッチリ固定することができました。履帯の塗装は、黒サフ→エナメル塗料のサビ色でウォッシング→銀ブラシで立体感を強調という流れで行いました。

■右腕部:組立説明書に従い、肩の側面に剥き出しのコードのディティールアップパーツを、前後に履帯パーツを接着しました。また、二の腕は外装が外れた状態の新規パーツに換装しました。手首から肘までは2色で表現。マゼラ・アタックの装甲と右手はグリーン系の塗装としました。3連装ミサイルは1.0mmΦ真鍮線で固定。

■右腕部:組立説明書に従い、肩の側面に剥き出しのコードのディティールアップパーツを、前後に履帯パーツを接着しました。また、二の腕は外装が外れた状態の新規パーツに換装しました。手首から肘までは2色で表現。マゼラ・アタックの装甲と右手はグリーン系の塗装としました。3連装ミサイルは1.0mmΦ真鍮線で固定。

■左腕部:円錐形のスパイクが付いた肩アーマーに、付属のメッシュを被せました。手首から肘までは、内部構造がうかがえる状態の新規パーツに換装。左腕は別の機体から流用したことが分かるように、本体とカラーを変えました。左手はグレーで塗装。3連装ミサイルは1.0mmΦ真鍮線で固定。

■左腕部:円錐形のスパイクが付いた肩アーマーに、付属のメッシュを被せました。手首から肘までは、内部構造がうかがえる状態の新規パーツに換装。左腕は別の機体から流用したことが分かるように、本体とカラーを変えました。左手はグレーで塗装。3連装ミサイルは1.0mmΦ真鍮線で固定。

■右脚部:ふくらはぎの内部メカの表現は、キット付属のデカールを使用せず、実際にピンバイスとデザインナイフで開口し、中にメカディティールを仕込みました。左右のツィメリットコーティングは、エポキシパテを薄くのばして貼付け、モールドを入れたプラ板のスタンプを押し付けて表現しました。

■右脚部:ふくらはぎの内部メカの表現は、キット付属のデカールを使用せず、実際にピンバイスとデザインナイフで開口し、中にメカディティールを仕込みました。左右のツィメリットコーティングは、エポキシパテを薄くのばして貼付け、モールドを入れたプラ板のスタンプを押し付けて表現しました。

■左脚部:大腿部は、メカが露出した状態の新規パーツに換装しました。また、スネのハッチ内部のメカ表現は、キット付属のデカールを使用せず、実際に開口してメカディティールを仕込みました。

■左脚部:大腿部は、メカが露出した状態の新規パーツに換装しました。また、スネのハッチ内部のメカ表現は、キット付属のデカールを使用せず、実際に開口してメカディティールを仕込みました。

■ウェザリングについて:2種類のAKインタラクティブのピグメントをスーパーフィックスと水で溶き、足回りを中心に筆で叩き付けるようにしてこびりついた泥表現を行いました。その他、エナメル塗料によるウォッシングや雨だれ表現、Mrウェザリングカラーのスポットイエロー等による色味の変化や退色表現、銀ブラシ等々、様々なマテリアルを試してみました。

■ウェザリングについて:2種類のAKインタラクティブのピグメントをスーパーフィックスと水で溶き、足回りを中心に筆で叩き付けるようにしてこびりついた泥表現を行いました。その他、エナメル塗料によるウォッシングや雨だれ表現、Mrウェザリングカラーのスポットイエロー等による色味の変化や退色表現、銀ブラシ等々、様々なマテリアルを試してみました。

 透明ランナーとクリアイエローで自作したマズルフラッシュのエフェクトパーツを装着した状態です。無識別型の新規パーツは、ソラリ機の元キットの可動に影響がありませんが、唯一、右肩の側面パーツが二重装甲の動きを制限します(個人的には、右肩のコードのパーツは無くてもよい気がします)。

 透明ランナーとクリアイエローで自作したマズルフラッシュのエフェクトパーツを装着した状態です。無識別型の新規パーツは、ソラリ機の元キットの可動に影響がありませんが、唯一、右肩の側面パーツが二重装甲の動きを制限します(個人的には、右肩のコードのパーツは無くてもよい気がします)。

 劇中では、ガンダムEXのビーム・サーベルによる斬撃を受け止めることができるビックリ兵器(!)のヒート・ホークでした。赤熱化の部分は、レッド→オレンジ→ホワイト→クリアイエローの順に刃に吹き付け、仕上げにUVレジンをごく薄く塗布してコートしました。 なお、肩の接続部品のストッパーを削ることで、写真のように大胆に両腕を広げることができます。

 劇中では、ガンダムEXのビーム・サーベルによる斬撃を受け止めることができるビックリ兵器(!)のヒート・ホークでした。赤熱化の部分は、レッド→オレンジ→ホワイト→クリアイエローの順に刃に吹き付け、仕上げにUVレジンをごく薄く塗布してコートしました。
 なお、肩の接続部品のストッパーを削ることで、写真のように大胆に両腕を広げることができます。

今まさにガンダムEXを攻撃しようとするグフカスタムと、それを制止しようとするソラリ機を再現してみました。

今まさにガンダムEXを攻撃しようとするグフカスタムと、それを制止しようとするソラリ機を再現してみました。

 劇中のラスト近く、ガンダムEXに左腕を斬られて佇むソラリ機です。この後、ソラリの目の前で悲劇が…!!

 劇中のラスト近く、ガンダムEXに左腕を斬られて佇むソラリ機です。この後、ソラリの目の前で悲劇が…!!

 無識別型ザクⅡソラリ機を再現するには、あらかじめ一般販売のザクⅡソラリ機を準備しなければならないということ、履帯等の接着が前提であること(※ノーマル版とのコンバーチブルは無理)、さらに手元に資料が乏しく、ディティールやカラーリングが判然としない部分があること等、今回の製作は幾つもハードルがありました。 ですが、分からないところは想像力で補い、なんとか完成できてよかったです!

 無識別型ザクⅡソラリ機を再現するには、あらかじめ一般販売のザクⅡソラリ機を準備しなければならないということ、履帯等の接着が前提であること(※ノーマル版とのコンバーチブルは無理)、さらに手元に資料が乏しく、ディティールやカラーリングが判然としない部分があること等、今回の製作は幾つもハードルがありました。
 ですが、分からないところは想像力で補い、なんとか完成できてよかったです!

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