皆さんこんにちは〜!9月も残暑厳しいですがいかがお過ごしでしょうか
(・∀・)
私は暑さと他で忙しく活動が停滞しておりました
今年の猛暑は様々な所に影響してますね
(´;ω;`)
それはさて置き「宇宙の挽歌」第4幕が最終回となります!
これは終わりと同時に新たなスタートへの準備でもあります
そして第4幕ラストにご紹介は「高機動型ザクII親衛隊仕様」でございます!
これを作り始めたのは数年前で最近発掘して完成させました。削ってミキシングして塗装もひと手間加えているんで、デザイン含めなんだかんだ苦労した機体ですね
(^^ゞ
また最後に詳しく機体紹介をいたしますので後ほど〜
ではGUNSTAエース10月号!!
10月号となり、今年も後半に向けて進み始めた感じがします。年のせいか一年が凄く早い
( ゚Д゚)y─┛~~
ジークアクスが終わったのがつい数日前みたいな感じ。新作ハサウェイも早く早くと思いつつ直ぐにやってくるでしょう〜
では宇宙の挽歌第四幕episode5、デジラマストーリー行きます!
UC:0079、12月初頭。ジオン軍のジャブロー攻略作戦は終わり戦局は宇宙へ移行し始める。ルーニック基地に所属するジオン軍トライバル隊は軍事作戦「アララトサンニムカエ」により、ジオン地上軍の救出及び惑星往還船ノアズ・アークの独立指揮権による行動を宣言した。それに対し本国親衛隊は拿捕を試みるが地球連邦軍の艦隊と遭遇戦になり事態は急転する。地球連邦軍の遊撃隊ホワイトユニサスのパイロット、チェスターは新型MSガンダムNT-0を受理し搭乗するが、心の傷により思うように身体が動かなかった。機体が大気圏に引っ張られる中、彼は今一度思い出す。何故自分はパイロットになったのか、何故戦っているのか。仲間の呼ぶ声にチェスターは再びスロットルレバーを握り締めた。
では、どうぞ〜!!
「前が騒がしいわね…、トライバルの連中は何をやっているの?」
戦闘の激しさが増す前線に本国親衛隊隊長ロゼット・メイカーは呟いた。戦況は思ったより好転しておらず拮抗しているようだ。
「…さて中佐、我々は準備が整ったので先に失礼させてもらおうか」
ノアズ・アーク艦長のヴァルク・フォーリナーはそう言うとクルーに合図を出す。するとノアズ・アークのメインスラスターが点火する。
「待ちなさいっ、まだ話しは終わっていないわよっ!?」
「続きはサイド3でするとしよう中佐。もっとも貴官と話す事はもうないだろうがな」
「勝手な事抜かしてんじゃないわよジジイっ!!その艦を盗んでタダで済むと思ってんのっ!?」
「元々この艦は木星船団の物だ。一般の軍の管理化に置かれているものではない」
「だからってっ…!!」
「機関最大戦速、目標サイド3本国!!」
ヴァルクがロゼットの言葉を遮るとノアズ・アークはその巨体をゆっくりと前進させる。ジオン軍の中でもトップクラスのペイロードを持つ艦艇のスラスターから発する噴射剤はその勢いも桁違いであった。白く眩い光が周囲を照らすと一気に加速しだす。
「ノアズ・アークより全機へ!!これより当戦闘区域より離脱する。各機は撤収し当初の計画通り予定ポイントに向かえ、以上!!」
ヴァルクはトライバル隊全機にそう伝えると信号弾3発を打ち上げる。これは作戦が完了し撤退する合図だ。
「こちらフォーリナーだ。グレイシー少佐聞こえるか?MS隊は任せたぞ」
「…なん、推……、そ…!?」
向こう側からはノイズが多く聞き取れなかった。だが進み始めた艦は止まれない。ノアズ・アークは地球衛星軌道上を周るように針路を進めると忽ち戦闘区域から離れていった。
「何だっ、なんて推進力だ!?、それにあの動きはっ…!?」
モア・グレイシーはマシンガンでガンダムを狙うが、先刻とは違う機動性に驚愕する。そもそもガンダムは大気圏に叩き落とし、大気との摩擦で燃え尽きる筈であった。しかしガンダムは突如、目を醒ましたかのように推進剤を吹かすと、重力の鎖を引き千切り不死鳥の如く息を吹き返した。そしてモアに向けてビームライフルを撃つ。
(…今までのは手加減でもしていたのかっ!?)
モアはフルオートで撃つが弾は当たるどころか掠りもしなかった。
(…避けているんじゃない、…あれはこちらの動きを読んでいる!)
あのガンダムは目の前で起きている事象に対し対応しているのではない。こちらの動きを先読みしていると判断したモアは顔つきが変わる。
「マサムネっ、隊を引き連れ先に行けっ!」
「どうしたっ、何があった!?」
「説明している暇はないっ!俺が時間を稼ぐ、早く行けっ!」
モアは珍しく感情を表に出し声を張り上げた。副隊長のマサムネ・キリュウは普段聞かないその声のトーンに只事ではないと咄嗟に判断する。
「了解した、全機私に続け!戦闘区域から離脱するぞ!」
モアは手短にキリュウへ伝えるとガンダムとの戦闘を続けた。2機は先程とは違うドッグファイトで互いに一歩も引かず攻防一体を繰り広げる。
するとそれを目視したトライバル隊の機体が援護に入ろうと接近する。
「…下がれっ!!貴様達の手には負えんっ!!」
モアがそう叫んだ時には既に遅かった。
「…何だとっっ…!?」
ガンダムはリック・ドムが仕掛けるのが分かっていたかのように反応する。そして電光石火の如く機動を描くと、リック・ドムが攻撃する前に至近距離からビームライフルを撃ち込んだ。
その間、僅か10秒も満たず2機が撃墜される。
モアにはあのガンダムが敵機を対象に間合いを読んで攻撃をしたのではなく、全体の空間把握により物の位置座標を理解し攻撃しているように見えた。何故ならガンダムの動きにあまりにも迷いがない。
(…ヤツは『普通』じゃない…!?)
突然のゲームチェンジャーの登場とは言え、特務隊としてこの失態は極めて異例の出来事であった。
モアは目の前の仲間がやられた事にも動揺せずギアを上げる。マシンガンを投げ捨てるとヒートホーク2丁に持ち替える。これを相手にするには探りを入れている余裕はない。全力でいかなければこちらが「やられる」
「隊長、援護しますっ、共に引きましょうっ!?」
「邪魔をするなっ!貴様もやられたいのかっっ!?」
モアは隊員の呼びかけに対し激昂する。普段聞かない猛獣が叫ぶような怒声と迫力にリック・ドムのパイロットは怯んで黙ってしまう。そしてリック・ドムは了解の返答もせずモアのドム試作実験機から離れた。
すると今度は後方から2つの光跡が近づいてくる。
「連邦のツノツキ、いただくわっ!!……っ!?」
高機動型ザクIIは気づかれないようロングレンジでビームライフルを撃とうするが、ロゼットは驚愕した。
(…この距離でなんでこっちを向いているのっ!?)
ガンダムは明らかに高機動型ザクIIを見ている。そして先手を打ったのはガンダムのビームライフルだ。そのビームはロゼット目掛けて粒子の帯が飛んでいく。
「何よっ!?」
間一髪避けるとロゼットは反撃のビームライフルを放つ。だがガンダムは既に次へ動いており虚しく空を切る。
(何処へ行った!?)
ロゼットの視界からガンダムは消えその姿を見失う。ミノフスキー粒子によりレーダーも使えない事から目視だけが頼りである。
「…たっ、隊長ーっっ!?」
レーザー通信により入ったのは部下のアーロンの叫ぶ声であった。
「…いつの間にっっ!?」
ガンダムはこちらに距離を詰め僚機であるアーロンの高機動型ザクIIをビームライフルとは違う携行火器で撃ち抜いていた。それにより高機動型ザクIIは手脚をもがれ胴体が爆散する。
(…なんて事!?)
ロゼットは一定の距離を保ちつつビームライフルを撃つが何も無い空間を過ぎるばかりであり、それは狼狽え弾であった。高威力のメガ粒子砲と言えど当たらなければ意味がない。
これに対しガンダムはロゼットへ狙いを決めスラスターを吹かした。他を寄せ付けない速さでロゼットに迫ろうとすると、そこへモアが仕掛ける。
(この間合い…、取ったっ!!)
モアはこれまで数々のMSを討ち取った近接格闘で斬りかかった。
(………っっっ!!!?)
ドムがヒートホークを振り下ろそうとすると、ガンダムと目が合う。モアがガンダムの首を切り落とせると確信した時、ガンダムが先に背部のビームサーベルを抜刀と同時にドムの腕を切り落としていた。
それでももう片方のヒートホークで更なる斬撃を与えようとするが、ガンダムは素早く身を翻す。そしてガンダムも薙ぎ払うようにビームサーベルで斬りかかると片腕を失ったとはいえ、モアもそれを受け止めてはいなし、互角に渡り合う。
「…なんなのよっ、あれは…!?」
ロゼットは今まで見たことのない激しいMS格闘にたじろいだ。付け入る隙が無いどころか、僚機共に息をする間もないくらいに競り合う。2機は離れてはぶつかり合い格闘武器が重なる度に火花が散った。
(…あんなのまともに相手にしている場合じゃないわ)
ロゼットはこの間に撤退を決めると機体を最大戦速で飛ばした。
(ヴァルク・フォーリナー…、ただでは済まさないわよ…)
「…機体が限界かっ!?」
モアはかろうじてガンダムと渡り合っていたが、一歩も譲らない格闘戦に機体の方が悲鳴をあげた。ドムの間接部に負荷がかかり、右腕は脱臼したようにダラリとぶら下がる。モアは引き際だと判断しガンダムから離れるとそのまま離脱した。深追いはしないと判断したのかガンダムはそれを追う様子はなかった。
(これ程までにやられるとは…、もしやあれは…)
あの1機にトライバル隊は甚大な被害となり、この戦闘により初の戦死者をだし、モアは初めて自身の乗るモビルスーツに傷をつけられた。
決して油断していた訳ではないが、この事実にモアは憤りを隠せず歯を食い縛った。
「…チェスター?…大丈夫か?」
戦闘が終わり残骸の中、ゼノ・イーゲルのジムスナイパーカスタムが近づいてくる。ゼノの周りではひと足早く戦闘は収まり、ガンダムの戦闘の様子を見ていた。ゼノもまた、ガンダムの異様な戦いに違和感を感じていた。まるでチェスターが乗っているとは到底思えなかったからだ。
「…どうした、返答しろ。どこか怪我をしているのか?」
「……俺は、……俺は…?」
ガンダムNT‐0は動きを止め、青く輝く地球を見下ろしていた。先程までの嵐のような騒がしさはなく、辺りは静まりかえる。
(……綺麗だ)
チェスターは宇宙からの地球を初めて見る訳でもないのにそう感じる。何故か自分がこの宇宙と一つになっているような、不思議な一体感があった。
(…宇宙ってこんなに広いんだな……)
〜to be continued〜
ご覧いただきました皆様ありがとうございます!!
第4幕無事完走致しました!
( ;∀;)
一年戦争でもあまり触られていない背景が出て、ガンダムNT‐0の参戦により物語が更に加速しだしました!トライバル隊とノアズ・アークも独自に動きだし何を目的としているのか?
一年戦争も終盤戦!今後の展開は如何にっ!?
ではガンプラ紹介です!今回ご紹介は高機動型ザクII親衛隊仕様です。型番はR-3ですが公式のとは違う感じに仕上げてます。
ベースキットはHGMSDアクトザク(キシリア隊)で脚部はHGのライデンザクから取っています。肩はイエサブでグフカスジャンクを買い、他のジャンクとも合わせてます。
親衛隊の特別機で色々イメージしたのですが、中々使用するキットが定まらず偶発的に誕生した機体です(・_・;)
親衛隊は人間性に難アリですが装備は一級品という事で新型ゲルググのビームライフルにビームサーベルを装備でジオン軍の中でも高級な機体です
カラーリングも難航しました。塗装はシルバーを吹いて上からクリアーブルー、更にシルバーを重ねて青銀っぽくしました。初の重ね塗りで色合いを出してます。
お知らせです
次回から第5幕を予定していますが、私の諸事情によりガンプラ、デジラマ製作に遅れが出ております。少しづつ進めていますが、もしかしたら来月は宇宙の挽歌がお休みになるかもしれませんのでご了承ください
_(_^_)_
その場合、変わりに他所に出した読み切り短編(個人的には力作)をGUNSTA特別編に編集し出したいと思います。
宇宙の挽歌は今後、激しい戦い、そして宇宙世紀の語られていない裏の政治的背景が色濃くでます!
皆さま今後ともよろしくお願いします!
(* ̄(エ) ̄*)
GUNSTAエース次号でお会いしましょ〜
また見てくれたら嬉しいです!
(人∀・)タノム
コメント
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第4幕の終了、お疲れ様でしたm(_ _)m
あえて戦闘中はチェスターの視点に飛ばない事によりNT-0の凄さと怖さが分かりました
そしてチェスターは自身の力なのかNT-0の力か、はたまた他人の意思の力が発動したのかは、これからの展開で分かってくるのかな? 笑
親衛隊機のザク2、良いですね☺️
ロゼットの自分達は特別だ!感を体現したかのような高性能機であり、人を威圧するかのような感じがあって好きです
続きが早く読みたいですが、そればかりはMSV-Kさんの都合が合うタイミングで良いと思いますよ☺️
激戦‼️そして空間の把握し、戦況をチェンジさせたニュータイプの凄さを感じる作品😁 読み応えあり、最高😆
近衛隊仕様のザク、製作お疲れ様でした。ミキシングによる改修、めちゃかっこいい仕上がりですね😆
次回作品も楽しみに待っています😁
こんにちは。宇宙世紀好きなビルダーです。
ガンプラとデジラマで、まだ未開拓の宇宙世紀を切り開きます。
フォローしてくれたら喜びます(*´ω`*)
オリジナルデジラマストーリー
「宇宙の挽歌」を不定期連載中!
頑張ります!
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