ASW-G-01/E ガンダムバエル・エラー

ガンダムバエルは、厄祭戦時に対MA戦闘の切り札として開発された”ガンダムフレーム”と呼ばれるMS群の一機でありそのファーストナンバー、二振りの剣のみで多くのMAを葬った伝説の機体である。その存在はパイロットのアグニカ・カイエルと共に神格化され、ギャラルホルンの象徴とも言えるMSで厄祭戦終戦後300年以上そのままの姿で眠り続けていた。しかしこのMSも当然兵器であり開発・実戦投入には失敗も数多く存在した。そのひとつが本機「バエル・エラー」である。

対MA戦闘において破壊力、突破力は必要不可欠であり強力な火器と打撃武器は最大の課題であった。ガンダムフレームの出力を大いに利用した機関銃と徹甲砲を組み合わせたバエルアームズをバックパックに装備。また、希少金属から生成されたロングソードと、多層構造になっており高い防御力をもつ大型シールドを手持ち武器にしてバエルの開発は進められた。しかしシミュレーション段階で様々な性能が中途半端でありMAに対して有効な戦力、何よりフラッグシップ機として活躍できないのではないかという懸念が生まれた。結果、バエルは翼状のスラスターと、より耐久力を考慮した二振りのバエルソード、悪魔を意識したカラーリングから、より民衆に定着しやすい白を記帳したものに変更されてバエルは完成した。

一方本機は日の目を見ることがなかったものの、リアクター直結型の火器、長物の質量武器の有用性など後発のガンダムフレーム搭載機への影響は少なくない。MAが相手でなければ近〜中距離をマルチに戦える機体になっていただろう。

という設定で制作しました。