1年ほど前に仕上げた「復帰作」。
ウン年間もガンプラから離れていたが、ロボ魂の「ジム・カスタム」を見て、何故か突然「俺だって、俺だってぇ! 」と、その気になり、なんやかんや中断挟みつつ、一月くらいで完成させた。
「久しぶりだから、基本に忠実に」を目標に、派手な工作は避け、簡単フィニッシュ。
…そして、仕上げてから気がつく。
「装甲の裏、塗り忘れた!!」
本機は、ルナ・ツー基地に、最初期に配備されたジム・カスタムであり、宇宙空間での活動に終始した機体である。
……と、いう設定をでっち上げ、砂・泥系のウェザリングを徹底回避。チッピングとドライブラシでハゲチョロ表現。
「宇宙だから、前の方しか傷つかないよね」とか言って、バーニアすす以外の、背面の汚しも放棄。
「コックピットや排気ダクトみたいな、『当たったら困る場所』に、黄色だ赤だ、派手な色使ってんじゃねぇ!」
という理論武装(笑)の下、地味めなカラーリングに。
本機には、試験的に作成されたビーム・サーベル・ユニットが腕部に装備されている。
実際は、「シールド穴埋め用にでっち上げた」パーツ。
肩のハゲチョロが「らしく」見えて、一番お気に入りの一枚。
(同時に、肩の装甲裏の塗り忘れがモロ見えして、ガックリ来る一枚)
ジム・ライフル。通常の物と異なる形状なのは、当時、実戦評価中であった、サードパーティのパーツを使用しているためである。
などと言いつつ、「元のライフル、好みじゃないから、形変えちゃお」と、元キットのライフルを切り貼りしたモノ。
「ジム・ライフルは、パーツ組み換え可能な、モジュラー・ウェポン」とかいう話をどっかで聞いたので、何やっても許されるやろ(適当)。
戦間期ということもあり、実戦の機会も少なかった本機は、専ら兵装試験データの収集が、主たる任務であった。
ってことだから、汚れは少なめで良いよね、と自分に言い訳。
やっぱり、MSはアオリで撮るのがスキ。
工作自体は、少なめ。
本体は、首を1mm延長し、スジボリ、肉抜き穴にフタ、プラ板貼りでディティールアップ、アンテナを真鍮線で新造、くらい。
フンドシの「V」マークは、好みじゃないので情け容赦なく削り飛ばしました。
サーベルユニットは、余っていたビームサーベルのグリップと、ジャンクパーツを組み合わせ、プラ板ぺたぺた。
シールド穴に、3mm軸で付けてるだけなので、着脱可。
ジム・ライフルは、キャリングハンドルを切り離して後ろへずらし、銃身カバー上側を斜めにカット。銃身自体も、取り付け位置を下に。
近代ドイツ軍の、某アサルトライフルっぽい雰囲気に改造。
バーニア等を部分塗装して、デカールを貼り、リアルタッチマーカーでウォッシング。
当時は、ウン年前に買った古いデカールしかなかったので、スケール感とか完全無視。
リアルタッチマーカーの威力を初めて知ったのも、コイツに使ってから。
改めて「ガンプラを作る喜び」を教えてくれた一作。
…と同時に、腕の未熟を思い知らされた、色々と「思い出深い」作品。
ウン年ぶりの、ガンプラ復帰作
コメント
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渋めの色がいいですね、カッコいいです!
ありがとうございます。
「軍用機っぽさ」を出したかったので、地味めに仕上げてみました。
超絶気まぐれモデラー。
気が向けば唐突に作り出し、飽きれば何年でも放って置く。
勝手に設定を生やしては、妄想して満足し、手が止まることも珍しくない。
ガンダムよか、量産機派。
年間でも数えるほどしか作らないので、生温い目で見ていただければ幸いです。
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