MG陸戦型ジムを成形色フィニッシュで制作しました。
それなりに旧いキットで、頭部にちょっと面倒な合わせ目がありますが、その他は武装を除きほぼ合わせ目が出ない構成なので成形色を活かしました。
組み立てはゲート処理しただけのほぼ100%ストレート組みです。
後ハメ加工もゼロです。
唯一加工を加えたのは、上半身のオレンジ色の装甲の前後の合わせ部です。両者の合わせ部をC面状にカットし、モールド風にして合わせ目然とした見た目を回避しました。
バーニア部、バイザー内部は部分塗装しました。
やはり陸ジムは汚しが似合いますね。
ウェザリング工程は以下です。
・クレオスウェザリングカラーのグランドブラウンで全体ウォッシング&スミイレ
・乾燥後、同上のサンディウォッシュを重ね塗り
・金属色のエナメル塗料でドライブラシ
・チッピング
全身くまなくしっかり汚しました。
グランドブラウンは他のウェザリングカラーより粘度が高めなので、適宜薄め液で薄めながら塗布する事と、拭き取りの時間の微調整が肝だと思っています。
たまに「一晩寝かせてから拭き取り」というネット情報を目にしますが、経験上、一晩も置くと定着し過ぎて薄め液でいくら擦ってもほぼ落ちなくなります(塗る表面によるとも思いますが)。
グランドブラウンは主張が強い色なので、濃すぎるとかなり嘘くさい仕上がりになってしまいます。
私はいつもラッカー系のつや消しクリアの上から塗りますが、塗ってからせいぜい10分くらいで拭き取りを開始します。
それでも「やり過ぎた」くらい濃く残ってしまうことがあります。
ウェザリングは一気にやるのではなく「気持ち控えめに少しずつ」を、敢えて不均一に重ねる事で深みが出るし、失敗も少ないというのが持論です。
あと大事なのは「このMSはどういう戦いを経て、今ここに立っているのか」を隅々までたっぷりと妄想する事ですよね(笑)
定番加工ですが、今回、タミヤのウェザリングマスターで砲口部の煤汚れをやってみました。
かなりガサツに擦りつけましたが、クリアコートしてみたら中々良い感じに色が出ていました。
写真の撮り方が下手くそなので分かりづらいですが、実物はまあいい感じに煤っぽくなりました。
ちなみに全部完成した後アニメ見て気づきましたが、ビームライフルは白とグレーの2色使いでしたね。。
部品分けされていなかったので、何も引っかからずグレー1色で塗ってしまっていました(苦笑)
豊富に付属する武装類は潔い程のモナカ構造オンパレードなので、合わせ目消し&塗装しました。
また、いつもは見えない所(パイロット等)や使わない武装はランナーから切り離して袋に入れて放置なのですが、今回はパイロットを塗ったり、ミサイルを塗ったりして、キット内容を余すところなく堪能しました。
パイロットの塗装は肉眼&使い捨ての筆で頑張りましたが、やはりここはもうちょい投資しないとこれ以上は望めそうにありません。
才能足りない分はお金で解決するしかないですね(苦笑)
ロングレンジビームライフルはジュエルシールや専用持ち手までついて良い作りなのですが、合わせ目のガタがまあまあ酷かったです。
パテ補修は必須ですね。
発売当時はジムスナイパーが未発売だったと思うので後出しじゃんけんではありますが、ジムスナイパーが別でいるんだから、差別化の為にこっちはライフルじゃなくてロケットランチャーかネットランチャー付けて欲しかったなと思います。
まあ最初からジムスナイパーを見越した金型だったでしょうから仕方ないとは思いますが。
ミサイルランチャーのミサイルもちゃんと塗り分けました。
地味で面倒な作業ですが、出来上がって並べてみると結構アガりますね(笑)
今回、初めて屋外で撮ってみました。
とりあえず太陽の下で撮ればスケール感も出てキマるだろうと甘く見ていたのですがそんな事もなく、撮影の奥深さを感じました。
プロポーションはちょっと太もも細いかな?程度で、ディテールは個人的にはほぼ満点、可動範囲は普通に飾って遊ぶ分には及第点、
直線的でメリハリの利いたデザインなので、出来なりで汚しても深みが出るので、気軽に作れて適当に味付けしてもそれなりになる良キットだと思います。
何気に陸戦型ガンダムの方は組んだことが無いので、いずれチャレンジしたいキットのひとつです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
MG陸戦型ジムを成形色で仕上げました
コメント
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ウェザリングカラーのグランドブラウンの話は激しく同意です。わたしは1度やり過ぎてしまいました笑
いずれも丁寧な工作でさすがです。
ありがとうございます!
乾くと色が濃く見えるのも厄介ですよね。
私はやり過ぎ防止&延び性高めるため、薄め液で割りつつ塗ってます。
基本的な事で恐縮ですが、ウェザリングカラー(濃い方)は早めに拭き取った方が懸命です。
完全乾燥すると固着しますから。(どちらも油彩ベース)
それでも塗膜が薄いので擦り落としはある程度可能です。
乾燥が遅いので若干の猶予はあります。
フィルタリングカラー(薄い方)は色変が狙いなので拭き取りはあまりしません。
ウェザリングカラーを専用シンナーで希釈してフィルタリングカラーのように使うこともあります。
これはあくまでも私視点での話なので、結局は人それぞれケースバイケースですかね。ヽ( ´∀`)サンコウニ ナラネ~
コメントありがとうございます。
そうですよね、私も分レベルで調整して拭き取っています。
塗りつける先の色で時間と拭き取り加減は変えますが、気持ち足りないかな?くらい拭き取るといい感じになる印象です。
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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